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未踏/セキュリティ・キャンプ

2011年度 採択案件概要

1.担当PM

 首藤 一幸PM
 (東京工業大学 大学院情報理工学研究科 数理・計算科学専攻 准教授)

2.採択者氏名

 チーフクリエータ:西嶋 悠貴
 (東京農工大学 工学部情報工学科)

 コクリエータ:関 喜史
 (東京大学大学院 工学系研究科 技術経営戦略学専攻)

3.採択金額

 1,792,000円

4.テーマ名

 NFCとソーシャルグラフを用いたクラウド型アドレス帳管理システムの開発

5.関連Webサイト

 なし

6.申請テーマ概要

 近年の爆発的なモバイル端末の普及によって、誰もが携帯電話を当たり前に所持するようになった。また、Eメールアドレスについても、個人用や会社用など複数のアドレスを持つ人々も多い。
 このような状況で問題になるのが、個人間の電話番号やメールアドレスの手間である。最も古典的な方法として、手書きで連絡先を交換する方法があるが、交換する情報を紙に写す必要があり、さらにそれをコンピュータに入力する手間を伴っている。その解決方法として、赤外線通信を用いた情報交換手法が普及した。しかしこの手法では、交換した情報が古くなると、つまり、誰かの電話番号やメールアドレスが変更された場合にアップデートする方法が無い。そのため、多くの人々はこれらの情報が更新されたことをメールで伝えることになり、通知された人々は手作業で情報を更新することになる。これらの作業は送信する人にとっても受信する人にとっても、非常に面倒な作業である。アドレス帳を管理するサービスは多く存在するが、これらは単にvCard形式のデータを管理しているシステムであるため、変更に対して弱いという問題がある。
 本提案では、NFC技術を用いたアプリケーションとインターネット上に構築された個人のアドレス帳を管理するクラウド環境を構築することにより、情報交換の手間の問題、情報が更新されない問題を一挙に解決するシステムを提案する。

7.採択理由

 携帯電話機・スマートフォン同士の電話番号やメールアドレスの交換・伝達をスムースにする提案である。
 具体的には、近距離無線通信(NFC)等で直接情報交換した間柄をユーザ間のソーシャルグラフとして記録しておき、情報の更新があった場合には、グラフ経由で更新情報を通知する。
 二次審査での西嶋君の発表は他のクリエータと少し違って、起業家のそれのようであり、つい、そのように対応してしまった。そのくらい強い動機を内に持っている彼らなので、何かしらやってくれると期待している。
 内容については、NFCありきで発想している節がある。
特定の手段に縛られる必要はないので、よりよい手段があれば、気兼ねなく乗り換えて欲しい。

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