HOMEIT人材育成スキル標準への取り組みITSS+(プラス)

本文を印刷する

IT人材育成

ITSS+(プラス)

2017年4月7日公開

背景

 政府においては、「日本再興戦略2016 -第4次産業革命に向けて-」を受け、2016年12月に構造改革徹底推進会合の下に「第4次産業革命 人材育成推進会議」が設置され、求められるスキルや能力等の人材育成について検討が開始されています。IPAは、こうした政府の検討に対応するため、2016年12月に「第4次産業革命に対応したスキル標準検討WG(座長:室井 雅博 株式会社野村総合研究所 取締役)」を設置し、第4次産業革命に対応した新たなスキル標準の検討に着手しております。

ITSS+(プラス)とは

 第4次産業革命に対応した新スキル標準の検討にあたり、専門分野の更なる具体化が求められる「セキュリティ領域」、足元で特に必要性が高まっているものの現状のITスキル標準(ITSS)には十分に含まれていない「データサイエンス領域」について、新スキル標準の策定に先行し“ITSS+”(プラス)として過渡的に取りまとめを行い、公開することとしました。

 ITSS+は、主に従来ITSSが対象としている情報サービスの提供やユーザ企業のIS部門に関わっている既存の人材が「セキュリティ領域」や「データサイエンス領域」のそれぞれに向けたスキル強化を図るための“学び直し”の指針として活用されることを想定しています。(そのため、ITSSに統合するものではありません。「セキュリティ領域」「データサイエンス領域」それぞれ固有の整理を行っており、ITSSの構成とは異なっています。)

ITSS+(プラス)図

ITSS+の基本構成

スキル領域/専門分野(スキルカテゴリ) ITSSのキャリア・フレームワークの様式を活用
※但し職種ではない。
タスク、スキル iコンピテンシ ディクショナリ(iCD)のタスクディクショナリ、スキルディクショナリの様式に準拠
※但しデータサイエンス領域のスキルは、一般社団法人データサイエンティスト協会が公開している"スキルチェックリスト"を活用。

セキュリティ領域

 「セキュリティ領域」は、企業等でのセキュリティ対策の本格化を踏まえ、専門的なセキュリティ業務の役割の観点により、経営課題への対応から設計・開発、運用・保守、セキュリティ監査における13の専門分野を具体化しました。

 これら専門分野は、新たに創設された国家資格である“情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)”が想定する業務を包含しています。情報処理安全確保支援士の資格保有者にとっては、ITSS+を用いて実務の場で具体的に自らの専門分野を明示することができます。

データサイエンス領域

 「データサイエンス領域」は、企業等の業務において大量データを分析し、その分析結果を活用するための一連のタスクとそのために習得しておくべきスキルを取りまとめました。

 この領域は、IPAがこれまで公開してきたITSSには含まれていない新規の領域です。タスクは、IPAと「一般社団法人データサイエンティスト協会 スキル委員会(委員長:安宅和⼈ ヤフー株式会社 CSO)」の協業で策定しました。スキルは同協会が公開している“スキルチェックリスト”を活用します。

参考資料