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2009年度下期未踏IT人材発掘・育成事業(未踏ユース) 採択案件概要

1.担当PM

 安村 通晃PM(慶應義塾大学 環境情報学部 教授)

2.採択者氏名

 チーフクリエータ:村井 慎太郎(長岡技術科学大学大学院 工学研究科 経営情報システム工学専攻)

 コクリエータ:なし

3.未踏プロジェクト管理組織

 株式会社メルコホールディングス

4.採択金額

 2,716,000円

5.テーマ名

 Web3D画像生成のための簡易型3Dスキャナーの開発

6.関連Webサイト

 なし

7.申請テーマ概要

 近年、リッチクライアント環境の浸透により、ブラウザ上で3D画像を動的に描画するアプリケーション(Web3D)が脚光を浴びている。特に、世界的に有名な自動車メーカーにおいては各社ともにWeb3Dコンテンツを設けており、優れたデザイン性をアピールすることに成功している。しかし、Web3Dを便利に鑑賞できるようになった一方で、コンテンツ制作者側の負担は非常に大きなものとなっている。

 一般的に3D画像はモデラーソフトによって、手作業で製図が行われている。一方、本プロジェクトでは3Dスキャナーを使用することによって、Web3D画像を瞬時に現物から生成するシステムの開発を行う。ただし、研究開発用として市販されている既存の3Dスキャナーは数百〜1千万円程度と非常に高価であるため、本プロジェクトでは革新的な手法を用いて低コストな三次元計測部の開発を行う。

 3Dスキャナーを安価に提供することによって近い将来、個人が3Dスキャナーを使いこなす時代が来ると考えられる。特にインターネット上では、オークションやSNSなど、3D画像を生かせる媒体が多い。リアルで価値のあるWebコンテンツを誰もが制作できるようにすべく、本プロジェクトでは数万円の製造コストで実用精度の形状抽出が可能な3Dスキャナーを開発する。

8.採択理由

 Web3D用の画像を簡単に作りたいと思っても、現状の3Dスキャナーは非常に高額であり、おいそれとは手が出ない。本提案は、カメラ1個で、複数の点光源を用い、照度差ステレオ法で3D計測を非常に簡便かつ安価に行なおうというものである。もちろん、3D計測そのものは、すでにある技術であるが、その大幅なコストダウンで、Web3Dの大幅な利用増が期待できる。精度や扱える物体の種類がどこまでか、など明らかにしていく必要があるだろう。3D計測の簡便化がもたらす影響は計り知れないほどであり、その成果を大いに期待している。