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組込みシステムの先端的モデルベース開発実態調査報告

2012年8月23日更新
2012年3月23日公開
独立行政法人情報処理推進機構
技術本部 ソフトウェア・エンジニアリング・センター

概要

  組込みシステムの開発力強化のためには、システム開発の上流工程における高信頼設計や検証への取組み強化が重要です。これらの設計や検証を実現するための有力な技術のひとつとして、モデルベース開発(モデルベース設計・モデルベース検証等)が挙げられます。
  しかしながら、わが国の組込みシステム開発においては、効果が高いと言われるUML(*1)や制御モデルなど、先端的モデルベース手法の導入率は、現状では必ずしも高いと言えません。
  IPA/SECではこのような状況を改善すべく以下の実態調査を実施しました。

  • 国内企業におけるモデルベース開発(設計、検証等)の実態調査
  • モデルベース開発に関わる産業構造及びサプライチェーンに関する実態調査
  • モデルベース開発ツール(設計支援ツール、検証支援ツール)に関する実態調査

  さらに、モデルベース開発手法の導入を妨げている課題と言われている
  • ソースコード資産のモデルベース資産化に関する技術調査
  および近年開発時の必要性が高まっている
  • モデルベース開発に利用できるユーザ(人間系)モデリングに関する手法・技術調査

についても実施しています。

  本調査は、企業等からの公開事例や実際にヒアリングした結果をまとめたものであり、特にモデルベース手法の導入を考えられている方が産業界の技術動向や課題を把握する際のお役に立つことを期待します。
  IPA/SECでは、本調査結果を活用し、モデルベース開発の効果的利用について検討を進めていく予定です。


(*1) Unified Modeling Language

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注:当ページのコンテンツはPDF形式での提供となっております。
組込みシステムの先端的モデルベース開発実態調査報告[5.46MB]PDF文書

更新履歴

2012年8月23日 報告書を修正しました。
詳細は調査報告書内修正履歴表をご参照ください。