
2025年大阪・関西万博にはトップレベルの技術が投入され、開催を支えています。イノベーションを起こしてきた数多くの未踏人材は、技術力やアイデアを提供し、イベントを盛り上げています。 万博会場を訪れたときには、未踏修了生やPMの活躍にもぜひ注目してみてください。
シグネチャーパビリオンのプロデュース
null2:落合陽一PM(2009年度上期未踏ユース、未踏IT人材発掘・育成事業プロジェクトマネージャー)
「いのちを磨く」がコンセプト。外壁は変形する鏡で覆われ、内側には無限に反射する鏡の空間が広がる。物理とデジタル、自己と他者の境界が解けていく体験をしながら、体験者はいのちについて考えさせられることになる。

壁に動きを与えるロボットアームの機構には、吉崎航さん(2009年上期未踏本体)がチーフロボットクリエイターを務めるアスラテック株式会社が技術提供している。
いのちの未来:石黒浩PM(未踏アドバンスト事業 プロジェクトマネージャー)
アンドロイドの開発・研究に長年携わってきた石黒PMが描く未来のいのちの姿。アンドロイドが人間に限りなく近づいた50年後の世界を表現し、そのとき人間がどのようにいのちと向き合っていくのかを問いかけるとともに、未来に希望をもってもらいたいとの思いを込めている。

50年後の未来を描くにあたり、研究者や専門家にヒアリングを実施。量子コンピュータ分野では束野仁政さん(2021年度未踏ターゲット事業)も協力。
技術協力
高精度気象予測情報の提供
株式会社Preferred Networks:西川徹さん(2005年下期未踏本体)岡野原大輔さん(2004年未踏本体)
西川徹さん、岡野原大輔さんが創業した株式会社Preferred Networksが、NICT、大阪大学、防災科研、理研、エムティーアイと連携して2025年大阪・関西万博における高精度気象予測情報を提供。
展示
けいはんな万博2025 体験名:見た目で味が変わる!?ARで味わう不思議フード

ヘッドマウントディスプレイを着けて、目の前に映るものと実際に食べている料理が異なる体験を楽しむことができる。 視覚が味覚に及ぼす不思議な効果を実感できる。
「誰もが自分らしく輝ける未来の職場や社会」VR等を使用したダイバーシティ体験
富士通株式会社 本多達也さん(2014年度未踏IT人材発掘・育成事業)
- 4月25日(金曜日)、5月18日(日曜日)
- 場所 オランダパビリオン

音の特徴を振動と光で伝える「Ontenna」と駅の環境音を視覚的に表現する「エキマトペ」を展示。先進技術を活用した体験を通じて自分とは異なる多様な人々へ理解を深め、異なる個性が共創する未来のワークプレイスについて考える場に。
大阪ヘルスケアパビリオンリボーン・チャレンジ 明日が楽しくなる町「スマートヘルスケアタウン」プロジェクト
大阪ヘルスケアパビリオンリボーン・チャレンジでは、大阪・関西のヘルスケア分野で、世界に先駆け未来社会の実現のために革新的な製品やサービスの開発/社会実装をめざす企業が展示。出展する株式会社fcuroは、救急外傷のCT診断課題をAIで解決する技術を開発するスタートアップ。
フューチャーライフエクスペリエンス(FLE)期間展示「遺伝子検査ってなに? 一人ひとりにあった未来の医療を知ろう!」
株式会社テンクー 西村邦裕さん(2010年未踏本体)
- 7月15日(火曜日)~ 21日(月曜日)
- 場所 フューチャーライフヴィレッジ

「未来の食」「未来の文化」「未来のヘルスケア」を中心に、日々の暮らしに近い分野の展示や発表を行い、未来の暮らしを提案するフューチャーライフエクスペリエンス(FLE)。期間展示としてゲノム医療のトータルソフトウェアを開発する株式会社テンクーが出展。
デジタル学園祭2025
デジタル学園祭の一環として未踏事業修了生のプロダクト展示を実施。
U-18 第1回世界AIアスリート選手権大会「シンギュラリティバトルクエスト2025世界大会」
小野宏史さん(2022年度未踏ターゲット事業)
- 7月31日(木曜日)~ 8月1日(金曜日)
- 場所 EXPOメッセ WASSE
U-18 1st World AI Athlete Championship Singularity Battle Quest 2025 日本語サイト

小野宏史さんは競技種目「データクエスト(DQ)」の競技開発および選手育成を担当し、エンジニアリング面から大会をサポート。EXPOメッセ WASSEにて大会運営にも携わる。
TEAM EXPO パビリオン ブース展示「持続可能な海洋利用へ!海洋観測IoTシステムを通した海の課題解決。」
株式会社MizLinx 野城菜帆さん(2021年度未踏アドバンスト事業)
- 8月14日(木曜日) 10時00分 ~ 21時00分
- 場所 TEAM EXPOパビリオン展示エリアTE2
「TEAM EXPO 2025」は多様な人たちがチームを組み、多彩な活動で大阪・関西万博とその先の未来に挑む、みんながつくる参加型プログラム。海洋観測IoTシステムを開発している株式会社MizLinxが、「持続可能な海洋利用」を実現するために、海洋の魅力、技術の魅力について発信。
【Theme Weeks】エンタングル・モーメント ―[量子・海・宇宙]× 芸術
大阪大学量子情報・量子生命研究センター 束野仁政さん(2021年度未踏ターゲット事業)、桝本尚之さん(2019年度未踏ターゲット事業)
- 8月14日(木曜日)~ 20日(水曜日)
- 場所 EXPOメッセ
テーマウィークは、大阪・関西万博のテーマ「いのち輝く未来社会」を創造することを目指し、8つのテーマを立ててステージや展示などを実施するプログラム。テーマ「未来のコミュニティとモビリティ ウィーク」の「量⼦・海・宇宙」の世界をアートとサイエンスで体感する展覧会に、大阪大学量子情報・量子生命研究センター(QIQB)が参加。束野さんたちが開発する量子コンピュータを来場者が操作できるイベントを行う。
出演・登壇
【Theme Weeks】未来のコミュニティとモビリティ ウィーク:リアルとデジタルが融合した社会のあり方
石黒浩PM(未踏アドバンスト事業PM)、稲見昌彦PM(未踏IT人材発掘・育成事業PM)
- 5月17日(土曜日) 13時30分 ~ 15時30分
- テーマウィークスタジオ
【Theme Weeks】地球の未来と生物多様性:自然と技術が調和する社会を目指して
株式会社Gaia Vision北祐樹さん(2023年度未踏アドバンスト事業)、出本哲さん(2023年度未踏アドバンスト事業)
- 9月20日(土曜日) 14時00分 ~ 15時50分
- テーマウィークスタジオ
【Theme Weeks】人とAIの共生:新たな知能とどう向き合うのか アジェンダ2025共創プログラム
株式会社LayerX 中村龍矢さん(2020年度未踏IT人材発掘・育成事業)
- 10月11日(土曜日) 14時30分 ~ 16時30分
- テーマウィークスタジオ
中村さんは、イベントの企画・オーガナイザー・モデレーターを務めている。