掲載日 2012年12月11日
独立行政法人情報処理推進機構
技術本部 セキュリティセンター
SSLプロトコルが安全に機能していることを暗黙の前提としてインターネットを介したコンシューマ向け電子商取引市場が成り立っています。このような状況下においては、SSLプロトコルが安全に機能しているという前提が崩れた場合、多数の消費者が、無防備な状況下におかれていることにさえ気がつかずに、インターネットを介したサービスを利用し続ける可能性があります。
一方、SSLプロトコルは、技術的には相互接続を重視した汎用性をもつセキュリティプロトコルの一つであり、強固な暗号アルゴリズムから輸出規制に対応した弱い暗号アルゴリズムまでを包括しており、使用される暗号アルゴリズムの選択は、SSLサーバの設定により決定されることになっています。このことは、SSLサーバの設定如何によっては必ずしも強固な暗号アルゴリズムが使われないことが起こり得ることを示しています。
SSLプロトコルを制御するSSLサーバ設定に関する重要性が、SSLサーバの構築者・利用者に十分に認識され、適切なSSLサーバの設定状況になっているか否かを把握することは、SSLプロトコルが安全に機能しているのか、あるいは潜在的な脆弱性を含んでいるのかを認識するうえで重要な指標となります。
本調査では、主要なSSLサーバ及びSSLブラウザにおけるSSLプロトコルに用いられる暗号アルゴリズムの優先度のデフォルト設定(Cipher suiteの優先順位)の状況、並びにオンラインショッピング、インターネットバンキング、ネットトレードなどのサービスを行っているSSLサーバを主な対象として、以下の観点からのSSLサーバ設定の現状を調査・把握することを目的として実施されました。
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| 2012年12月11日 | 掲載 |
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