
エッジコンピューティングの展示会「EdgeTech+ 2024」に出展し、未踏ターゲット事業・リザバーコンピューティング分野を紹介しました。
次世代エッジAIに取り組む人にリザバーコンピューティングを紹介
先進分野のIT人材を発掘・育成する未踏ターゲット事業に、2023年度よりターゲット分野としてリザバーコンピューティング分野が加わりました。少量データで高速学習が可能なリザバーコンピューティングはエッジAIとしての活用が期待されていますが、応用普及はまだこれからの段階です。多くの人にリザバーコンピューティングを知ってもらい、未踏ターゲット事業への応募につなげるために、IPAではエッジコンピューティングの展示会「EdgeTech+ 2024」に出展しました。

EdgeTech+ 2024 (会場:パシフィコ横浜 会期:2024年11月20日から22日)
ブースでは、リザバーコンピューティングのポイントを2枚のパネルにまとめてご紹介しました。タイトルは「5分でわかるリザバーコンピューティング」、「次世代エッジAIに取り組む人がリザバーコンピューティングに注目すべき理由」。リザバーコンピューティングを全く知らない方にも理解していただけるように、要点を絞って説明しています。 ブースを訪れた人には、リザバーコンピューティングという言葉を初めて聞いたという方が多く、「説明を聞いて興味を持った」「今後注目していきたい」という声も聞かれました。

リザバーコンピューティングのポイントと未踏ターゲット事業についてパネルで紹介しました。
デモ機を使って学習から判定までの流れを体験
ブースでは、リザバーコンピューティングの学習デモを実施しました。
振動による機械の異常検知、音声入力の分析、電波(ミリ波レーダー)を使った領域侵入の検知の3種類のデモを行いましたが、いずれのデモも組込みマイコンとセンサーをパッケージにした小さなデバイスだけで、学習から分析までを完結することができます。
ブース来場者の方には、10秒程度の正しいデータを入力して、数秒~数十秒程度の短時間で学習を行い、異常検知が可能になることを確認するまでの一連の流れを体験してもらいました。

卓上扇風機を使ったリザバーコンピューティングのデモ。扇風機の上に載ったプラスチックのケース内にマイコンとセンサーが搭載され、異常検知を行うことができます。 (デモ機提供:株式会社QuantumCore)
当日掲示したリザバーコンピューティング説明パネルの内容を解説記事として公開しました。ぜひご覧ください。
・5分でわかるリザバーコンピューティング

ブースには香取プロジェクトマネージャーも来訪してくれました。