(旧)オープンソフトウェア・センター2007年度「自治体等におけるオープンソースソフトウェア活用に向けての導入実証」成果 病診連携及び医療情報標準化の推進を目的としたOSS利用によるASP型電子カルテシステム

本文を印刷する

2007年度「自治体等におけるオープンソースソフトウェア活用に向けての導入実証」成果 病診連携及び医療情報標準化の推進を目的としたOSS利用によるASP型電子カルテシステム

 静岡県では、平成16年度に「静岡県版電子カルテシステム」を開発し、さらに医療情報標準化に向けた「厚生労働省電子的診療情報交換推進事業(SS-MIX)」を推進中です。しかしながら、情報システムが大手ITベンダー製で情報形式も公開されていないことなどから、総合病院と地域診療所間の情報交換を行いたくても現状では実現が難しいといった課題がありました。
  このような課題を解決するために、静岡県静岡済生会総合病院では、電子カルテシステムの情報形式に前述のSS-MIXをいう標準の情報形式を適用し、病院・診療所間のシステムを連携させることで双方での同一電子カルテ参照を可能とし、なおかつシステムはOSSで開発する、という実証検証を行いました。また、病院・診療所間のネットワーク構築、アプリ等インストール、病診連携標準化データのファイル共有、プリンタの設定等を手順化し、共通のドキュメントにしました。その結果、ASP型電子カルテシステムの診療情報交換機能は概ね業務に適用出来るレベルのものが完成しました。また、インストール作業等手順書のドキュメント化は、OSS作業経験の少ない人への支援情報として有用であり、第三者(中小ベンダー)よる他の事業体への普及やシステムを継続的に進化させるための有用な情報となると思われます。

成果報告書