ウイルスの解説
W97M/X97M/P97M/Tristate(トリステイト)

(Word97Macro/Excel97Macro/
PowerPoint97Macro/Tristate)


このウイルスは、マイクロソフト社のWord(以下MS Word)、Excel(以下MS Excel)、PowerPoint(以下MSpp)を介して感染するウイルスである。

・MS Wordでの感染
ウイルスに感染した文書ファイルを開いて閉じるときに、そのMS Wordに感染する。
1) 次に、「XLStart」フォルダに「BOOK1」というファイルが存在するかを確認し、無い場合には、「BOOK1」というファイルを作成し、このファイルにウイルスをコピーする。
2) そしてMSppのテンプレートファイル「Blank Presentation.pot」の感染の有無を調べて、未感染ならばこのファイルに感染する。
感染したMS Wordで作成、更新した文書ファイルを閉じるときに、その文書ファイルに感染する。

・MS Excelでの感染
ウイルスに感染したファイルを開いて閉じるときに、「XLStart」フォルダに「BOOK1」というファイルが存在するかを確認する。

・ファイルが無い場合は、
1) MS Wordの標準テンプレートの感染をチェックして、未感染であればその標準テンプレートに感染する。
2) 次に、MSppのテンプレートファイル「Blank Presentation.pot」の感染のチェックを行い、未感染ならばこのファイルに感染する。
3) そして、XlStartフォルダに「BOOK1」というファイルを作成して、このファイルにウイルスをコピーする。

・ファイルが有る場合は、 1) MSppのテンプレートファイル「Blank Presentation.pot」の感染のチェックを行い、未感染ならばこのファイルに感染する。
「XLStart」フォルダに、ウイルスがコピーされた「BOOK1」というファイルがある場合、MS Excelで作成、更新したファイルを閉じたときに、そのファイルに感染する。

・MSppでの感染
ウイルスに感染したファイルを開いて、スライドショーを実行中に、スライドをクリックすると、7分の1の確率で以下の動作をする。
「XLStart」フォルダに「BOOK1」というファイルが存在するかを確認する。

・ ファイルが無い場合には、
1) MS Wordの標準テンプレートの感染をチェックして、未感染であればその標準テンプレートに感染する。
2) 次に、XlStartフォルダに「BOOK1」というファイルを作成して、このファイルにウイルスをコピーする。
3) そして、MSppのテンプレートファイル「Blank Presentation.pot」の感染のチェックを行い、未感染ならばこのファイルに感染する。

・ ファイルが有る場合には、
1) MSppのテンプレートファイル「Blank Presentation.pot」の感染のチェックを行い、未感染ならばこのファイルに感染する。

感染したテンプレートファイルを使用して作られるファイルに感染する。
また、このウイルスに感染すると、それぞれのアプリケーションのセキュリティ機能の設定をオフに設定する。

・MS Word
[ツール]-[オプション]の[全般]タブの「マクロウィルスを自動検出する」、「文書を開くときにファイル形式を確認する」と、「保存」タブの「標準設定を変更 するかどうかを確認する」のチェックボックスをオフに設定する。

・MS Excel
[ツール]-[オプション]の[全般]タブの「マクロウィルスから保護する」のチェックボックスをオフに設定する。

・MSpp
[ツール]-[オプション]の[全般]タブの「マクロウィルスを自動的に検出する」のチェックボックスをオフに設定する。