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情報セキュリティ

コンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況および相談状況[2017年第4四半期(10月~12月)]

第18-02-377号
掲載日:2018年1月23日

独立行政法人情報処理推進機構
技術本部 セキュリティセンター
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1. コンピュータウイルス届出状況

1-1. 2017年総括

2017年に寄せられたウイルス届出件数は、前年の2,442件より524件(約21.5%)少ない1,918件となりました。

また、2017年に寄せられたウイルスの検出数は、前年の7,480個より8,639個(約2.2倍)多い16,119個、不正プログラム検出数は前年の1,428,074個より1,269,432個(約1.9倍)多い2,697,506個でした。

図1-1:ウイルス届出件数の年別推移
図1-1:ウイルス届出件数の年別推移

1-2. ウイルス届出件数

今四半期(2017年10月~12月)のウイルス届出件数は478件で、ウイルス感染被害があった届出は0件でした。

図1-2:ウイルス届出件数の推移
図1-2:ウイルス届出件数の推移

1-3. 不正プログラム検出数

今四半期の不正プログラム検出数(*1)は、822,666個でした。今四半期に最も多く検出された不正プログラムはDownloaderで、全体の約58.0%を占めています。また、今四半期より「CoinMiner」が見られるようになりました。

図1-3:不正プログラム検出数の推移
図1-3:不正プログラム検出数の推移

 
(*1)
不正プログラム検出数:届出られた「ウイルス」および「不正プログラム」のうち、「不正プログラム」の総数を示したもの。

1-4. ウイルス検出数

今四半期のウイルス検出数(*2)は2,901個でした。今四半期に最も多く検出されたウイルスはW32/Rontokbroで、1,044個です。

図1-4:ウイルス検出数の推移
図1-4:ウイルス検出数の推移

 
(*2)
ウイルス検出数:届出られた「ウイルス」および「不正プログラム」のうち、「ウイルス」の総数を示したもの。

1-5. 検出ウイルスの種類

今四半期に届出されたウイルスの種類は43種類、検出数はWindows/DOSウイルス2,794個、スクリプトウイルス及びマクロウイルス104個、携帯端末ウイルス4個、MacintoshおよびOSS(Open Source Software)/Linux・BSDを含むウイルスは0個でした。

表1-1:2017年第4四半期の検出ウイルス
表1-1:2017年第4四半期の検出ウイルス

(参考)
・Windows/DOSウイルス … Windows、MS-DOS環境下で動作するウイルス。
・マクロウイルス … Microsoft WordやMicrosoft Excelなどのマクロ機能を悪用するウイルス。
・スクリプトウイルス … 機械語への変換作業を省略して実行できるようにした簡易プログラムで記述されたウイルス。
・携帯端末ウイルス … 携帯電話やタブレットなどの環境下で動作するウイルス。


注)ウイルス名欄での各記号の用語説明は以下の通り。
表:用語説明

1-6. ウイルス届出者

今四半期の届出者は、過去の傾向と同じく一般法人が多く、一般法人からのウイルス届出件数は全体の約99.2%を占めました。

図1-5:ウイルス届出件数の推移(届出者別)
図1-5:ウイルス届出件数の推移(届出者別)

1-7. ウイルスおよび不正プログラムの検出経路

今四半期のウイルスおよび不正プログラムの検出経路については、「メール」の割合が最も多く全体の約99.3%を占めていました。

図1-6:ウイルスおよび不正プログラム検出数の推移(検出経路別)
図1-6:ウイルスおよび不正プログラム検出数の推移(検出経路別)

2. コンピュータ不正アクセス届出状況

2-1. 2017年総括

2017年に寄せられた不正アクセス届出件数は、前年の83件より4件(約4.8%)少ない79件となりました。そのうち、被害のあった届出は54件で全体の約68.4%を占めています。

図2-1:不正アクセス届出件数の年別推移
図2-1:不正アクセス届出件数の年別推移

2-2. 不正アクセス届出件数

今四半期の届出件数は13件で、そのうち被害があったのは8件でした。

図2-2:不正アクセス届出件数の推移
図2-2:不正アクセス届出件数の推移

2-3. 不正アクセス届出種別

届出の種別としては「アクセス形跡(未遂)」が5件、「不正プログラム埋込」が2件、「なりすまし」が2件等でした。

図2-3:不正アクセス届出種別の推移
図2-3:不正アクセス届出種別の推移

2-4. 不正アクセス被害原因

被害があった届出のうち、原因が判明しているものは「ID・パスワード管理不備」が3件等でした。

図2-4:不正アクセス被害原因の推移
図2-4:不正アクセス被害原因の推移

2-5. 不正アクセス届出者

届出者別の届出件数は、「一般法人ユーザ」が9件、「個人ユーザ」が2件、「教育・研究・公的機関」が2件でした。

図2-5:不正アクセス届出件数の推移(届出者別)
図2-5:不正アクセス届出件数の推移(届出者別)

3. 情報セキュリティ安心相談窓口の相談状況

3-1. 2017年総括

2017年に「情報セキュリティ安心相談窓口」に寄せられた相談件数は前年から約24.0%減の12,064件でした。


図3-1:相談件数の年別推移
図3-1:相談件数の年別推移

3-2. 相談件数

今四半期に「情報セキュリティ安心相談窓口」に寄せられた相談件数は前四半期から約1.2%増の2,363件でした。そのうち、相談員による対応件数は1,627件でした。


図3-2:相談件数の推移
図3-2:相談件数の推移

3-3. 主な手口における相談員の対応件数

(i) 「ウイルス検出の偽警告」

ウイルスを検出したという偽警告で不安を煽り、電話をかけさせてサポート契約やソフトウェア購入に誘導する「ウイルス検出の偽警告」に関する相談が今四半期は233件寄せられました。 前四半期から約18.5%減となっています。

図3-3:「ウイルス検出の偽警告」相談件数の推移
図3-3:「ウイルス検出の偽警告」相談件数の推移

(ii) 「ワンクリック請求」

今四半期は、パソコンとスマートフォンを合わせた「ワンクリック請求」に関する相談が前四半期から約23.0%減の234件寄せられました。同相談のうち、スマートフォンを対象にした相談は前四半期から約32.5%減の52件でした。

図3-4:「ワンクリック請求」相談件数の推移
図3-4:「ワンクリック請求」相談件数の推移

(iii) 「ランサムウェア」

今四半期は「ランサムウェア」に関する相談が前四半期の約6.7%減の14件寄せられました。同相談のうち、10件が被害ありの相談でした。

図3-5:「ランサムウェア」相談件数の推移
図3-5:「ランサムウェア」相談件数の推移

本件に関するお問い合わせ先

独立行政法人 情報処理推進機構 技術本部 セキュリティセンター
Tel: 03-5978-7591 Fax: 03-5978-7518
E-mail:
URL:https://www.ipa.go.jp/security/

更新履歴

2018年 1月 23日 掲載

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