HOME情報セキュリティコンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況および相談状況[2016年第3四半期(7月~9月)]

本文を印刷する

情報セキュリティ

コンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況および相談状況[2016年第3四半期(7月~9月)]

第16-11-357号
掲載日:2016年10月27日

独立行政法人情報処理推進機構
技術本部 セキュリティセンター
(PDFはこちら)

1. コンピュータウイルス届出状況

1-1. ウイルス届出件数

今四半期(2016年7月~9月)のウイルス届出件数は544件で、ウイルス感染被害があった届出は0件でした。

図1-1:ウイルス届出件数の推移
図1-1:ウイルス届出件数の推移

1-2. 不正プログラム検出数

今四半期の不正プログラム検出数(*1)は、365,881個でした。今四半期に最も多く検出された不正プログラムはDownloaderでした。検出数は前四半期の96,036個に比べ、284,726個と約3.0倍に増加しており、全体の約77.8%を占めています。Dropperは約3.2倍増の13,825個となっています。

図1-2:不正プログラム検出数の推移
図1-2:不正プログラム検出数の推移

 
(*1)
不正プログラム検出数:届出られた「ウイルス」および「不正プログラム」のうち、「不正プログラム」の総数を示したもの。

1-3. ウイルス検出数

今四半期のウイルス検出数(*2)は1,445個でした。今四半期に最も多く検出されたウイルスはW32/Netskyで、前四半期の218個に比べ約1.7倍に増加し、361個となっています。

図1-3:ウイルス検出数の推移
図1-3:ウイルス検出数の推移

 
(*2)
ウイルス検出数:届出られた「ウイルス」および「不正プログラム」のうち、「ウイルス」の総数を示したもの。

1-4. 2016年第3四半期の検出ウイルス

今四半期に届出されたウイルスの種類は31種類、検出数はWindows/DOSウイルス1,436個、スクリプトウイルス及びマクロウイルス6個、携帯端末ウイルス3個、MacintoshおよびOSS(Open Source Software)/Linux・BSDを含むウイルスはありませんでした。

表1-1:2016年第3四半期の検出ウイルス
表1-1:2016年第3四半期の検出ウイルス

(参考)
・Windows/DOSウイルス … Windows、MS-DOS環境下で動作するウイルス。
・マクロウイルス … Microsoft WordやMicrosoft Excelなどのマクロ機能を悪用するウイルス。
・スクリプトウイルス … 機械語への変換作業を省略して実行できるようにした簡易プログラムで記述されたウイルス。
・携帯端末ウイルス … 携帯電話やタブレットなどの環境下で動作するウイルス。


注)ウイルス名欄での各記号の用語説明は以下の通り。
表:用語説明

1-5. ウイルス届出者

今四半期の届出者は、過去の傾向と同じく一般法人が多く、一般法人からのウイルス届出件数は全体の約81.6%を占めました。

図1-4:ウイルス届出件数の推移(届出者別)
図1-4:ウイルス届出件数の推移(届出者別)

1-6. ウイルスおよび不正プログラムの検出経路

今四半期のウイルスおよび不正プログラムの検出経路については、「メール」の割合が最も多く全体の約96.4%を占め、次いで「ダウンロード」が、全体の約2.4%でした。

図1-5:ウイルスおよび不正プログラム検出数の推移(検出経路別)
図1-5:ウイルスおよび不正プログラム検出数の推移(検出経路別)

2. コンピュータ不正アクセス届出状況

2-1. 不正アクセス届出件数

今四半期の届出件数は19件で、そのうち被害があったのは16件でした。

図2-1:不正アクセス届出件数の推移
図2-1:不正アクセス届出件数の推移

2-2. 不正アクセス届出種別

届出の種別としては「なりすまし」が10件、「アクセス形跡(未遂)」が3件、「侵入」が2件、「その他(被害あり)」が2件等でし た。「不正プログラム埋込」の届出は0件でした。

図2-2:不正アクセス届出種別の推移
図2-2:不正アクセス届出種別の推移

2-3. 不正アクセス被害原因

被害があった届出のうち、原因が判明しているものは「ID・パスワード管理不備」が9件、「設定不備」が2件等でした。

図2-3:不正アクセス被害原因の推移
図2-3:不正アクセス被害原因の推移

2-4. 不正アクセス届出者

届出者別の届出件数は、「一般法人ユーザ」が5件、「個人ユーザ」が9件、「教育・研究・公的機関」が5件でした。

図2-4:不正アクセス届出件数の推移(届出者別)
図2-4:不正アクセス届出件数の推移(届出者別)

3. 情報セキュリティ安心相談窓口の相談状況

3-1. 相談件数

今四半期に「情報セキュリティ安心相談窓口」に寄せられた相談件数は前四半期から約11.6%増の4,367件でした。そのうち、相談員による対応件数は2,392件でした。

図3-1:相談件数の推移
図3-1:相談件数の推移

3-2. 主な手口における相談員の対応件数

(i) 「ウイルス検出の偽警告」

ウイルスを検出した、エラーが発生したという偽の警告表示で不安を煽り、電話をかけさせてサポート契約やソフトウェア購入に誘導する「ウイルス検出の偽警告」に関する相談が、今四半期は前四半期の1.6倍となる592件寄せられました。

図3-2:「ウイルス検出の偽警告」相談件数の推移
図3-2:「ウイルス検出の偽警告」相談件数の推移

(ii) 「ワンクリック請求」

今四半期は、パソコンとスマートフォンを合わせた「ワンクリック請求」に関する相談が前四半期から約13.0%減の558件寄せられました。同相談のうち、スマートフォンを対象にした相談は前四半期から約32.6%減の159件でした。2015年7月以降、減少し続けています。

図3-3:「ワンクリック請求」相談件数の推移
図3-3:「ワンクリック請求」相談件数の推移

本件に関するお問い合わせ先

独立行政法人 情報処理推進機構 技術本部 セキュリティセンター
Tel: 03-5978-7591 Fax: 03-5978-7518
E-mail:
URL:https://www.ipa.go.jp/security/

更新履歴

2016年 10月 27日 掲載

Adobe ReaderPDFファイルをご覧いただくためには、Adobe Reader(無償)が必要です。
Adobe ReaderはAdobe Readerのダウンロードページよりダウンロードできます。