「 あなたのパソコンは4月9日以降、大丈夫? 」
~ 使用中パソコンの判別方法、乗り換えプランを紹介 ~
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第14-06-311号
掲載日:2014年 4月 1日
独立行政法人情報処理推進機構
技術本部 セキュリティセンター
(PDFはこちら)
「 あなたのパソコンは4月9日以降、大丈夫? 」
~ 使用中パソコンの判別方法、乗り換えプランを紹介 ~
(ご参考) |
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※1 | 2013年9月の呼びかけ「インターネットバンキング利用時の勘所を理解しましょう!」 http://www.ipa.go.jp/security/txt/2013/09outline.html |
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※2 | 2013年4月の呼びかけ「どうして偽セキュリティ対策ソフトがインストールされるの?」 http://www.ipa.go.jp/security/txt/2013/04outline.html |
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※3 | 2012年11月の呼びかけ「濡れ衣を着せられないよう自己防衛を!」 http://www.ipa.go.jp/security/txt/2012/11outline.html |
既に使用中のパソコンにWindows XP、Office 2003が動作していることを確認できる方は、(3)以降をお読みください。 本章では自分のパソコン環境が不明な方に対して「OSがWindows XPかどうか」、および「パソコンにOffice 2003がインストールされているかどうか」を確認する方法を紹介します。 【Windows XPの識別方法】 以下の図の【1】、【2】、【3】のいずれかに該当する場合、お使いのパソコンのOSは、Windows XPです。該当する場合、(3)以降の内容を確認してください。 |
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【1】 |
パソコンの電源を入れてしばらくすると下図のWindowsロゴが画面に表示される(図2)。![]() 図2:Windows XP起動ロゴ |
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【2】 |
起動後に表示されるスタートボタンが、下図のデザインである(図3)。![]() 図3:スタートボタン |
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【3】 |
[スタート]→[コントロールパネル]→[システム]の順に進み、[システムのプロパティ]の[全般]タブを開くと、下図のように「Windows XP」と表示されている(図4)。![]() 図4:システムのプロパティ |
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【Office 2003の識別方法】 以下の【4】、【5】のいずれかに該当する場合、Office 2003がインストールされています。該当する場合、(3)以降の内容を確認してください。 |
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【4】 |
[スタート]→[すべてのプログラム]→[Microsoft Office]の順に進むと、下図のように、「Microsoft Office Word 2003」や、「Microsoft Office Excel 2003」の表記がある(図5)。![]() 図5:スタートメニュー表示 |
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【5】 |
[スタート]→[コントロールパネル]→[プログラムの追加と削除](または[プログラムのアンインストール])を開くと、下図のように、Microsoft Office ○○○○ Edition 2003と表記されている(図6)。![]() 図6:プログラムの追加と削除(Windows XPでの表示例) |
※4 |
アップグレードを検討する場合は、お使いの機種がアップグレード可能かどうかをチェックするツールがマイクロソフト社から提供されていますので、事前のチェックをお勧めします。
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※5 | OfficeはWindows XPのようなOSとは異なり、アプリケーションソフトの一つです。そのためOfficeがなくてもパソコンは動作します。今後Officeを使用しない場合、Office 2003を削除すれば問題ありません。 |
相 談 1 |
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答 |
パソコンのセキュリティ対策は、以下の2点が必須です。
Windows XPを使い続けるということは上記1.ができなくなるということを意味し、危険な状態となります。 |
相 談 2 |
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回
答 |
脆弱性を解消していないと、ウェブサイト(ホームページ)を閲覧しただけで、ウイルスに感染してしまう「ドライブ・バイ・ダウンロード」という手口があります。たとえホームページを見るだけでも脆弱性の放置は危険で、対策は必要です。 2013年は多くの企業のウェブサイトが不正に改ざんされてしまい、脆弱性が放置されたパソコンでそのサイトを閲覧するとパソコンがウイルスに感染してしまう事例が相次いで発生しました。大手企業のウェブサイトが改ざんされた事例もあります。Windows XPを使い続けるということは、この「ドライブ・バイ・ダウンロード」の被害に遭いやすくなるということで、非常に危険と言えます。 |
相 談 3 |
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答 |
パソコンがウイルスに感染すると、たとえ盗まれて困るようなデータがパソコンに保存されていなくても、第三者(他人や知り合い)に迷惑をかけてしまう恐れがあります。 例えば、そのウイルスが遠隔操作させるタイプの場合、ウイルスに感染してしまうと、自分のパソコンを拠点として犯罪予告などを掲示板に書き込む行為に加担させられる恐れもあります。また攻撃とまでは言わないまでも、自分のパソコンから勝手に迷惑メールを送信されてしまい、迷惑行為に加担してしまうことになります。これらはいずれも犯罪としてみなされる場合があり、知らない間に犯罪に加担させられてしまうことになりかねません。また、インターネット接続業者がこのようなアクセスを検知した場合、被害拡大を防ぐため、接続を遮断する場合があり、攻撃元と判断されると一方的に通信を遮断される可能性があります。 |
2014年 4月 1日 | 掲載 |
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