2003年10月6日
独立行政法人 情報処理推進機構
セキュリティセンター(IPA/ISEC)
情報処理推進機構セキュリティセンター(IPA/ISEC)は、2003年第3四半期[7月〜9月]のコンピュータウイルス届出データを集計した。
2003年第3四半期(7月〜9月)の届出件数は合計5,219件(内8月2,014件)となった。なお、下記グラフは、IPAセキュリティセンターが受け付けた四半期(3ヶ月)ごとの届出件数の推移を示したものである。
届出件数は2002年に比べ減少傾向にあったが、2003年8月にMSBlasterやSobigの亜種が出現し猛威を振るったため、届出件数は2003年第2四半期に比べ30%の増加となり、また実害率※も倍増した。
※感染被害に遭った割合。図中の%表示で表している。
IPAに届けられたウイルス別届出件数の推移を見ると、出現してから徐々に下降していく傾向がうかがえる。また、届出件数が増加した月には、猛威を振るった新種や亜種のウイルスが含まれている。
ウイルスが蔓延している状況は継続しており、新種ウイルスが出現しても被害に遭わないよう、修正プログラムの適用、ワクチンソフトの利用など、日頃からのウイルス対策が肝要である。
届出者別の内訳は、下図のようになっており、個人ユーザからの届出は2003年第2四半期(5.7%)に比べ、MSBlasterなどの被害が拡大したことにより、約2倍の11.2%となった。
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