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全国の児童・生徒・学生の皆さんの斬新で豊かな発想による標語・ポスター・4コマ漫画や、書写(硬筆)、活動事例をぜひご覧ください。
学校単位でポスター、4コマ漫画作品を応募したみなさんが対象となります。
参加賞の発送は、2021年1月ごろの発送を予定しております。お楽しみにお待ちください!
第16回IPA「ひろげよう情報モラル・セキュリティコンクール」2020 講評
今年度の「ひろげよう情報モラル・セキュリティコンクール」には、全国から59,881点の作品が寄せられました。今年は、新型コロナウイルスの影響による休校中の課題として作品制作に取組み、初めて応募された学校があったのが特徴です。
全ての作品は、事前審査により絞り込まれ、10月27日に開催した審査委員会において評価されました。今年度、最優秀賞として選定された作品は以下のとおりです。
- 標語部門『いいねより いいよねと話せる 友がいい』
- ポスター部門『いやな思い、しない、させない』
- 4コマ漫画部門『ケーキ屋の評判』
いずれの作品も、インターネットを使用するときには一時の感情に流されず、冷静に「本当に大切なことに目を向けよう」というメッセージを発信しています。SNSの「いいね」の数に一喜一憂せず、「いいよね」と意見を共有できる友だちを大事にする心、インターネット上で悪口を書き込むことで、誰かを傷つけたくないという思い、そして、口コミなどに振り回されず、自分の価値観で判断することの重要性が、作品から伝わってきました。
また、本コンクールを活用し、情報モラル教育の最も優れた取組みを行った学校を表彰する文部科学大臣賞には、日出学園中学校・高等学校が選ばれました。
日出学園中学校・高等学校では、生徒がオンライン授業のツールについてわからなかった点とそれに対する解決策を「日出学園中学校・高等学校オンライン授業『困った!』ブック 2020」としてまとめ学内に共有しました。また、多くのフェイクニュースが人々を混乱に陥れた状況を背景に、情報を信頼する基準について考える実習も行っています。これらはコロナ禍の環境を逆手に取った優れた活動と言えるでしょう。
小学生向けの書写賞には各学年1名ずつ選ばれました。今年度も、生き生きとした線による文字や漢字と仮名のバランスが取れた美しい作品が多くみられました。この部門は、子ども達が文字の練習をしながら、情報モラルや情報セキュリティを意識する機会となるよう設けており、本コンクールの過去の受賞作品から学年ごとの課題を選定しています。
GIGAスクール構想の実現により、子ども達のインターネット活用はさらに促進します。便利な道具を自らの成長に役立てていくための支援、安全に利用していくための指導が一層重要となるでしょう。
IPAは引き続き本コンクールをはじめとする事業をとおして、情報モラル・セキュリティの普及啓発活動を継続して参ります。
末筆ではございますが、本コンクールの開催にご支援くださいました関係各位、そして、一生懸命作品を制作された児童生徒・学生の皆様、指導された先生方に心から感謝申し上げます。
審査委員長
独立行政法人情報処理推進機構 富田 達夫
情報セキュリティの普及啓発コンテンツとして、受賞作品パネル(第14回~第15回)を無償で貸出いたします。情報セキュリティに関連するイベントや、情報モラル教育の教材として、教育機関や企業・団体へ貸出を行います。貸出を希望される方は、下記までお問い合わせください。
お問い合わせ先
IPAセキュリティセンター 情報セキュリティ美術館事務局担当:伊藤 / 奥田 / 倉持
Tel: 03-5978-7508 Fax: 03-5978-7546
E-mail:
詳細は 情報セキュリティ美術館 をご覧ください