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コンクール取り組み事例

IPAコンクール活用事例

 コンクールを活用した取り組みを取材し、事例として紹介しています。

教育委員会の取り組み事例

事例市内のすべての小学校、中学校がコンクールに取り組む(愛知県知立市教育委員会)

情報端末機器が子どもたちにとって身近な存在となりつつあり、ネット依存や学習・生活習慣への悪影響など、様々な問題が懸念されていた。そこで、「ひろげよう情報モラル・セキュリティコンクール」への取り組みをきっかけに、児童生徒の意識高揚を図ろうと考え、全市をあげて作品を募集することとなった。発達段階に応じて小学校中学年までは「書写(硬筆)」、高学年は「標語」、中学生は「情報モラル行動宣言」とした。
各校で絞り込んだ「標語」や「情報モラル行動宣言」をもとに、市内各校の代表者が集った「子ども会議」で話し合い、話し合うことで子どもたちの手で「知立市ケータイ・スマホ利用の安心安全宣言」を作り上げた。

事例初の教育長賞新設(香川県教育委員会)

香川県教育委員会は、県内のコンクール応募作品を対象とした「香川県教育委員会教育長賞」を全国に先駆けて新設しました。
香川県では、教員研修や児童生徒・保護者向けリーフレットによる啓発を行うとともに、保護者の中から「さぬきっ子安全安心ネット指導員」を養成し、保護者向け学習会へ派遣するなど、児童生徒を守るための取り組みが積極的に行われています。これらの活動の一環として、IPAのコンクール作品に対する教育長賞の授与を決定しました。今回の授賞式の様子は、県内のニュース番組でも取り上げられました。

事例教育委員会主催コンクールと連携(鹿児島市教育委員会)

鹿児島市教育委員会が開催する「鹿児島市学習メディア作品コンクール」は、市内のより多くの児童生徒へ、情報モラルと情報セキュリティを伝えることができるように、と考えIPAのコンクールと連携することを決定しました。これにより、「鹿児島市学習メディア作品コンクール 情報モラル・セキュリティ 標語部門」の作品は、IPAのコンクールの応募作品として審査され、受賞作品は鹿児島アリーナで開催された「かごしまITフェスタ」で展示されました。

学校の取り組み事例

事例標語コンクールをきっかけに、生徒が自らITセキュリティを学びだす(聖母被昇天学院中学校高等学校)

高校2年生の授業に、コンクールの標語部門を活用しています。標語作品を作る過程で、生徒がIT機器やネットの危険性とその対処方法を調べることによって、周囲の人を啓発できるレベルに近づいているようです。

事例高校の部活動でコンクールを活用。入賞を目指して全員参加(岐阜県立岐阜総合学園高等学校)

コンクールのテーマについてのニュースや情報を、生徒が自ら収集し知識を深めます。世の中に伝えるべき内容を考え、作品を見た瞬間に相手が興味を持ち理解できるような絵柄とメッセージを作ることを大切にしています。

事例“標語”は情報系の授業で、“ポスター”は課題として活用(神奈川県立神奈川総合産業高等学校)

標語は生徒にとって取り組みやすいだけでなく、指導する側も事務作業の負担感が少ないと、情報系の授業に標語を取り入れた学校から感想が届きました。高校生ならではの表現で生き生きとした言葉が使われていると担当の先生がおっしゃっています。ポスターは編集技術の授業で制作しています。

その他の事例

事例過去のポスター・4コマ漫画受賞作品から学ぶ情報モラル教育事例

児童生徒の皆さんが同世代の子どもたちの作品を鑑賞することは、驚きや感動などの新たな刺激を与える機会になると考えております。本コンクール受賞作品は200を数えました(平成26度分)。どの作品も、子どもたちが一生懸命に、

「伝えたいメッセージ」を考え

そのメッセージはどのような言葉を用いるのが良いのか

どのような構成にすれば伝わるのか

を考え取り組んだ優秀な作品です。

これらの作品の中から、児童生徒の皆さんが気に入った作品を選び、選んだ作品について、

どのような思いで作者が制作したのか(作者のメッセージを考える)

作者のメッセージについて、自分はどう感じたかを考える(自分の思いをまとめる)

自分の思いを作品に落とし込んで表現する

ことによって、作品と作者を尊重しながら鑑賞するとともに、新たな作品制作へと導くことができるのではないかと考え、IPAコンクールの過去の受賞作品を利用した授業の例をまとめました。

例 1美術の授業
ポスターの受賞作品を紹介し、児童生徒に好きな作品を選んでもらう。その後、なぜその作品を選択したのか、作者の意図はどこにあるのか、自分が受け取ったメッセージは何か、などをまとめ、そのメッセージに対応する作品を制作する。
例 2国語の授業
標語・ポスター・4コマ漫画すべての受賞作品の中から、興味のある作品を選択させ、標語、ポスターのキャッチコピー、4コマ漫画の起承転結の会話、などから自分が感じ取ったメッセージを考えさせる。その後、自分が理解したことを標語などの作品に反映させる。
例 3技術・家庭の授業
お気に入りの4コマ漫画作品を選ばせ、その作品の続編を、プレゼンテーションソフトなどを使ってスライド4枚で表現させる。漫画が不得意な児童生徒でも、図形などを使うことで、作品の制作に取り掛かることができる。プレゼンテーションはコンクールの部門外となるが、社会人として重要となるプレゼンテーション技術を学べるほか、クラスの中で発表することにより「伝える力」を身につけることも可能となる。

 コンクールを活用した授業の流れ<例>

ステップ 授業の内容 期待効果 準備物
1.作品の選択 受賞作品の中から、好きな作品を選ぶ 多くの作品に触れることで、様々な角度から情報モラル・セキュリティに関するメッセージを受け取り、注意喚起に繋がる 作品の印刷
パソコン利用の場合は、受賞作品データかインターネット接続環境
2.作品鑑賞 なぜその作品を選んだのか?
作者が伝えたいことは何だと思うか?などを考える
作品から受けた刺激をことばでまとめ、表現できる
作品と作者を尊重する心を育てる
鑑賞シート(考えや感想をまとめるためのもの)
3.制作 作者と同じメッセージを伝える場合、自分ならどう表現するか。作者のメッセージから連想される事柄を、新たなメッセージの軸とし制作する 同じテーマでも、独自の直観やひらめきで新たな作品を生み出すことができる
関連する事柄を連想することで、思考の幅を広げる
画材など
作品の応募用紙
4.プレゼンテーション 鑑賞シートの内容と自分の作品のポイントを4枚のスライドにまとめ、発表する 自分の意見を発表すること、自分の考えをわかりやすくまとめた資料を作成することで、社会で役立つ「伝える力」を身に付ける
4枚のスライドを利用し発表することで、起承転結を意識した話す力を育む
プレゼン資料のサンプル
例:選んだ作品→感想→自分ならこう表現する→自分の作品

書写(硬筆)の取り組み事例

事例書写の授業で情報モラル教育(北海道名寄市立知恵文小学校)

コンクール案内を読み、短時間での取り組みが可能で、書写(硬筆)に対する意識を高められること、情報モラルへの意識を高められることなどから、取り組むことにしました。児童の情報モラル・セキュリティに対する意識に関しては、課題兼応募用紙に書かれてある文章を読むことにより、以前に比べ意識が高まったと思われます。各学年に合わせたわかりやすい内容で、子どもたちも興味を持って読んでいました。

事例夏休みの課題として取り組む(三重県木曽岬町立木曽岬小学校)

基本的な情報モラル学習を通して、自分の情報を書くことの危機意識の低さや、使い方の未熟さがうかがえました。夏休みは学校で友だちに会うことができないため、コミュニケーションツールで関わりあう場面が増えてくると考え、書写(硬筆)の課題を出すことにしました。課題に取り組むことで、情報モラルに対しての意識付を図ることが目的です。

事例1年生でも取り組みやすい課題(鹿児島県鹿児島市立宮川小学校)

1年生に情報モラルを指導することは大切なことではありますが、理解させるには難しいことととらえています。そこで、子どもたちにもわかりやすい端的なことばでまとめられている標語を通して、子どもたちが考える機会になればと思い、課題に取り入れることにしました。身近でかつ社会的な問題でもあることから、多くの子どもたちが関心を持ち、良識ある大人になってもらうためには、この書写(硬筆)の取り組みは有効であると思います。

私たちの情報モラル・セキュリティ行動宣言の取り組み事例

事例「受験生」が自分の生活にあった行動宣言を行う(北海道札幌市立新川西中学校)

生徒や家庭を取り巻く情報環境は様々であり、一つの同じ行動宣言をさせるのは難しいと考えた。そこで、自分の生活と情報モラル・セキュリティを考えさせる機会として夏休みの必須課題として行動宣言レポートの作成に取り組ませた。各々が、「情報機器利用の現状」「行動宣言」「具体的な行動」を考え、自分の生活にあったレポートを作成していた。

取り組み事例:行動宣言「一定時間の勉強をしてからケータイやスマホを使用します」 取り組み事例:行動宣言「勉強中は自分のそばにケイタイを置かないようにします。」

事例ブレーンストーミングが生きた情報交換の場に(大阪府立天王寺高等学校)

「ケータイ・スマートフォンをかしこく使うには」をテーマに、5名前後の班でブレーンストーミングをした。心がけ・ルール・注意点・信念など1人10個を目標に書かせ模造紙に整理、班ごとの発表を行った。皆、積極的、主体的に取り組み、失敗談や詳細な設定方法など生きた情報交換の場になった。

取り組み事例:行動宣言「ケータイ・スマートフォンをかしこく使うには」

クラスの情報モラル・セキュリティ行動宣言(一部抜粋)

  1. ケータイ・スマホを使いすぎないようにしよう(目安として1日30分まで)
  2. ケータイ・スマホにロックをかける。パスワードは他人に推測されにくいものにする
  3. 公になって困るものは、最初から投稿しない
  4. 部活・学校行事に打ち込んで、家族ともよく話す

事例生徒手帳サイズの「スマートフォン利用マナーアップ宣言」(岩手県立伊保内高等学校)

携帯電話やスマートフォンの不適切な使用が、情報モラルの低下、いじめへの発展、ネット依存などの問題につながりかねないことから、自他を思いやる心や絶対に人を傷つけない人権意識等を養うことを目的に、「スマートフォン利用マナーアップ宣言」を生徒総会で可決。宣言を記載したカードを作成し、ほとんどの生徒が生徒手帳に入れて持ち歩いている。常に変化し続けている情報社会に対応すべく、宣言文は毎年見直しを行い、生徒総会で宣言する。これにより、現状にあった宣言となり、新入生への浸透と在校生への再確認とすることができる。

スマートフォン利用マナーアップ宣言

私たち伊保内高等学校生は、在学期間において以下の定めを守り、スマートフォンの適正な利用につとめることを誓います。

  1. ネットワーク上において、人を中傷誹謗することをしません。また、伊高生は主体的に使用する権利を有していることから、すぐに返信をしなければ仲間外れになるなどのことが無い等全校生徒すべてがスマートフォンに支配されるような生活はしません。
  2. 特別な許可なく校内では使用しません。
  3. 安易な個人情報の開示はしません。
  4. フィルタリングを利用します。
  5. チェーンメールや迷惑メールを冷静に判断し拡散させません。