伝えよう、情報モラル

受賞作品発表

受賞作品

受賞作品

今回の受賞作品をご紹介します。
全国の児童・生徒の皆さんの斬新で豊かな発想による標語・ポスター・4コマ漫画の他、特別企画として新設された「書写(硬筆)」と「私たちの情報モラル・セキュリティ行動宣言」の特別賞作品をぜひご覧ください。

参加賞
参加賞は2015年2月下旬から3月上旬にかけて発送する予定です。

過去最多の応募作品から259の受賞作品を決定

 今年度第10回目の節目となる「ひろげよう情報モラル・セキュリティコンクール」は、これまでの標語部門、ポスター部門、4コマ漫画部門に、「書写(硬筆)」と「私たちの情報モラル・セキュリティ行動宣言」という新たな2つの企画を加え開催しました。
 児童を対象とした「書写(硬筆)」は、過去の受賞作品から選定した課題を書写するもので、小学生でも取り組みやすいよう新設しました。また、「私たちの情報モラル・セキュリティ行動宣言」は中高生が主体的にインターネット利用時のルールを決め、学級内や学年内で宣言する取り組みです。
 応募点数は、標語作品33,299点、ポスター作品4,427点、4コマ漫画作品4,571点、そして、新企画の「書写(硬筆)」5,468点、「行動宣言」3,012点、合計50,777点と過去最多となりました。
 これらの多くの応募作品は、中央大学 研究開発機構 教授 辻井 重男氏を委員長とする審査委員会によって審査が行われ、IPA最優秀賞3作品およびIPA優秀賞9作品が決定しています。また、本コンクールへの協力組織・団体による賞も選出され、今年度の受賞作品総数は259点となりました。また、新企画に対し、積極的な取り組みが見られた学校39校が特別賞に選ばれています。
 本コンクールは、経済産業省、文部科学省、警察庁をはじめとする省庁、全国都道府県教育委員会連合会、全国市町村教育委員会連合会等の教育関連団体および、IT関連団体、情報セキュリティ関連団体の後援を受け開催しています。
 IPAは来年度もコンクールを開催し、児童・生徒・学生が作品の制作を通して、情報モラル・情報セキュリティについて考える機会が得られるよう引き続き本コンクールの拡大に努めて参ります。
審査風景
第10回IPA「ひろげよう情報モラル・セキュリティコンクール」2014 講評
 2014年10月3日の選定委員会で、第10回という記念すべきコンクールの最優秀作品を決定いたしました。当初、標語のみで始まった本コンクールも、第2回から、ポスター、第7回から4コマ漫画が加わり、多彩な広がりを見せながら、情報モラルとリテラシー意識の普及と向上に貢献して来ました。今回も、総計5万件を超える応募の中から、標語「Yes. Ok. クリック前に 一呼吸」を始め、ポスター「トラブルメール送っていませんか?」や、4コマ漫画「携帯の時間じゃなくて・・・」などユーモアのある優れた作品が大賞に選ばれました。最近のスマホの普及を背景に「お母さん、スマホ止めて、僕の顔を見てよ」と言った類のネット世界の変化を反映した応募作品が多かったのが印象に残りました。
 第1回の大賞に輝いた標語 「無限に広がるネットの世界、明暗決めるはあなたの手」 に謳われていたように、ネットの世界は、益々、広がりを見せています。
 情報ネットワークの技術的基盤は、デジタル技術ですが、最近のビッグデーターの普及からも分かるように、デジタル(Digital)技術は、社会的な機能や組織を連続的に、即ち、アナログ(Analog)的に変革しています。そして、例えば、個人情報が流れ過ぎて、プライバシーが侵されてもいけないので、個人情報保護法が制定されたりしました。法律は、解釈の幅はあるにせよ、罰金何万円と言うように数値化されるわけですから、社会的な意味でのDigitalなシステムです。しかし、法律は万能ではありません。デジタル技術によって齎される自由の拡大と安心・安全の確保や個人情報保護は、ともすれば、矛盾・相克します。1900年頃、哲学者ヘーゲルは、「歴史とは自由の拡大の歴史であり、自由の拡大に伴って、矛盾も増大する」と言っていますが、最近のネットの広がりは、そのことを強く実感させられます。つまり、我々は、今、便利で楽しくもある反面、児童ポルノ問題やプライバシィ侵害などの不安も抱えたネット世界に生きているわけです。このような難しい世界を法制度というDigitalな社会システムだけで、制御することは不可能です。最後に頼りになるのは、人の心、モラル、良識、行動規範、リテラシーなどの人間一人ひとりのAnalog的な内面です。上の4つ、即ち。Digital技術、Analog的な社会構造、Digital的な法制度、Analog的な繋いで、私は、情報社会のDADAism と呼んできました。
 数年前、本コンクールで、「アナログの心受け継ぎデジタルへ」と言うある中学生の標語応募作品が入賞しました。私は、背負った子に浅瀬を教えられた気持ちでした。そうだ、DADAプロセスにフィードバックを掛けて動的なプロセスを繰り返しながら、自由で楽しく住み易い情報社会を作っていくことが大事だと痛感させられた次第です。
 本コンクールは、今後、益々、このような情報社会の精神的基盤となる、人々のモラルとリテラシーの向上に貢献していくものと強く期待しています。
第10回IPA「ひろげよう情報モラル・セキュリティコンクール」2014
審査委員長
中央大学 研究開発機構 教授
辻井 重男

受賞作品のパネル貸し出しについて

情報セキュリティの普及啓発コンテンツとして、企業・団体組織へコンクール受賞作品パネルを無償で貸出いたします。
貸出を希望される方は、下記の「お問い合わせ先」までお申し込みください。

お問い合わせ先
IPAセキュリティセンター 情報セキュリティ美術館事務局
担当:石田/倉持
Tel: 03-5978-7508  Fax: 03-5978-7546  E-mail:
詳細は 情報セキュリティ美術館ホームページ をご覧ください

第1回は標語作品のみの募集。第2回からポスター募集を開始。
第2回と第3回は2007年に実施。