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III.2.2 プローブ解析

破壊型解析法としてHandschuhらによって提案された プローブ解析[HPS99] を紹介する. この手法はICの内部バスに直接探針を当て, 暗号処理の内部周期毎に目的のレジスタのビット値を観測することで秘密情報を得る. そのためチップへのプローブが可能な状況さえ攻撃者が一旦作り出してしまえば, 解読は暗号方式を問わずほとんどのものに対して可能となる. ただし,実際にプローブ解析を実行するには 暗号方式とデバイスの両者に対する詳しい知識を要し, いくつもの技術的課題を克服しなければならないため, 攻撃の実現可能性は決して高いとは言えない.

本節ではまずプローブ解析の原理を公開鍵暗号に対して示し, 適用例としてRSA,DSA,DES,RC5に対する攻撃法にも触れる. 最後に解析の実現可能性と対策を検討する.