※最新情報は、JVN iPedia(JVN#49476817)をご覧ください。
概要
「DXライブラリ」は、Windows ソフトウエア開発用のオープンソースのライブラリです。「DXライブラリ」には、内部関数 CL_vsprintf() の処理に起因するバッファオーバーフローの脆弱性が存在します。「DXライブラリ」を使用して作成されたアプリケーションが、細工された文字列を処理することで、アプリケーションの権限で任意のコードを実行される可能性があります。
攻撃が行われた場合の影響が大きい脆弱性であるため、"「DXライブラリ」を使用したアプリケーション"の開発者はできるだけ早急に製品開発者が提供する情報をもとに、アップデートし、当該アプリケーションをリビルドしてください。また、当該アプリケーション利用者は、アプリケーション開発者が提供する情報をもとに当該アプリケーションを最新版へアップデートしてください。
本脆弱性の深刻度
対象
次の製品が対象です。
- DXライブラリVisualC++用 Ver3.15e およびそれ以前
- DXライブラリBorlandC++用 Ver3.15e およびそれ以前
- DXライブラリGnu C++用 Ver3.15e およびそれ以前
- DXライブラリVisualC#用 Ver3.15e およびそれ以前
対策
- "「DXライブラリ」を使用したアプリケーション"の開発者の場合
製品開発者が提供する情報をもとにアップデートし、当該アプリケーションをリビルドしてください。
- "「DXライブラリ」を使用したアプリケーション"の利用者の場合
アプリケーション開発者が提供する情報をもとに当該アプリケーションを最新版へアップデートしてください。
詳しくは、開発者が提供する下記サイトの情報をご確認ください。
- 山田巧
DXライブラリの脆弱性情報
http://homepage2.nifty.com/natupaji/DxLib/dxvulnerability.html
参考情報
- 「情報セキュリティ早期警戒パートナーシップ」について
本脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき、IPAが製品開発者自身から届出を受け、JPCERT/CC(一般社団法人JPCERTコーディネーションセンター)が製品開発者と調整を行ない公表したものです。詳細は、下記のURLを参照ください。
https://www.ipa.go.jp/security/vuln/report/index.html
本件に関するお問い合わせ先
IPA 技術本部 セキュリティセンター
E-mail:
更新履歴
2016年1月5日 | 掲載 |
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