※追記すべき情報がある場合には、その都度このページを更新する予定です。
概要
Microsoft 社の Internet Explorer にリモートからコード(命令)が実行される脆弱性が存在します。
このの脆弱性が悪用された場合、アプリケーションプログラムが異常終了したり、攻撃者によってパソコンを制御される可能性があります。
既に、当該脆弱性を悪用した攻撃が確認されているとの情報があるため、至急、修正プログラムを適用して下さい。
対象
以下の Microsoft 製品が対象です。
- Internet Explorer 9
- Internet Explorer 10
対策
======== 3/12 追記 ========
1.脆弱性の解消 - 修正プログラムの適用
マイクロソフト社から提供されている修正プログラム(KB2925418)を適用して下さい。修正プログラムの適用方法には、Microsoft Update による一括修正の方法と、個別の修正プログラムをダウンロードしてインストールする方法があります。
- Microsoft Update による一括修正方法
Microsoft Update の機能を利用することによって、複数のセキュリティ修正プログラムを一括してインストールすることができます。
http://windowsupdate.microsoft.com/
Microsoft Update の利用方法については以下のサイトを参照してください。
http://www.microsoft.com/ja-jp/security/pc-security/j_musteps.aspx
2.回避策
- Fix it を適用する
Microsoft 社から、本脆弱性を悪用した攻撃コードが実行されないようにする回避策が提供されています。 次のページ内に記載されている「Fix it で解決する」の「この解決策を有効にする」ボタンをクリックし、画面の指示に従い、Fix it 51007 をインストールしてください。
Fix it 51007 を解除する場合は、同ページ内の、Fix it 51008 をインストールしてください。
Microsoft security advisory: Vulnerability in Internet Explorer could allow remote code execution
https://support.microsoft.com/kb/2934088
- Enhanced Mitigation Experience Toolkit (EMET) を使用する
EMET は、ソフトウェアの脆弱性が悪用されるのを防止するためのツールです。
導入する際には、次のページを参考にしてください。
Enhanced Mitigation Experience Toolkit
http://support.microsoft.com/kb/2458544/ja
参考情報
- Microsoft Security Advisory (2934088)
http://technet.microsoft.com/ja-jp/security/advisory/2934088 - JVN iPedia
http://jvndb.jvn.jp/ja/contents/2014/JVNDB-2014-001409.html - CVE
CVE-2014-0322 - マイクロソフト セキュリティ情報 MS14-012
https://technet.microsoft.com/ja-jp/security/bulletin/ms14-012
本件に関するお問い合わせ先
IPA 技術本部 セキュリティセンター
E-mail:
更新履歴
2014年3月12日 | 対策情報、参考情報を追記 |
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2014年2月20日 | 掲載 |