第10-45-203号
最終更新日:2010年12月15日
※追記すべき情報がある場合には、その都度このページを更新する予定です。
概要
マイクロソフト社の Internet Explorer にリモートからコード(命令)が実行される等の脆弱性が存在します。(2416400)(MS10-090)
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(1)HTML オブジェクトのメモリ破損の脆弱性 - CVE-2010-3340
(2)クロスドメインの情報漏えいの脆弱性 - CVE-2010-3342
(3)HTML オブジェクトのメモリ破損の脆弱性 - CVE-2010-3343
(4)HTML 要素のメモリ破損の脆弱性 - CVE-2010-3345
(5)HTML 要素のメモリ破損の脆弱性 - CVE-2010-3346
(6)クロスドメインの情報漏えいの脆弱性 - CVE-2010-3348
(7)初期化されていないメモリ破損の脆弱性 - CVE-2010-3962
このうち(7)の脆弱性を悪用した攻撃(いわゆる「ゼロデイ攻撃」)が既に確認されています。
攻撃者がこの脆弱性を悪用した攻撃コードを埋め込んだサイトを作成し、ユーザが脆弱性を修正していない Internet Explorer でそのサイトを閲覧しただけで、攻撃者がユーザのパソコンを制御できるようになる恐れがあります。
このため、(1)から(7)の脆弱性の修正を含む MS10-090 を至急適用してください。
対象
- Internet Explorer 6
- Internet Explorer 7
- Internet Explorer 8
Windows XP 以降の 全ての Internet Explorer が対象です。
対策
1. 脆弱性の解消 - 修正プログラムの適用 -
マイクロソフト社から提供されている修正プログラムを適用して下さい。
修正プログラムの適用方法には、Microsoft Update による一括修正の方法と、個別の修正プログラムをダウンロードしてインストールする方法があります。
Microsoft Update による一括修正方法
Microsoft Update の機能を利用することによって、複数のセキュリティ修正プログラムを一括してインストールすることができます。
http://windowsupdate.microsoft.com/Microsoft Update の利用方法については以下のサイトを参照してください。
http://www.microsoft.com/japan/athome/security/update/j_musteps.mspxなお、Service Pack の適用を制御している場合、一括修正で最新のService Pack が適用される可能性がありますので、ご注意ください。
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個別の修正プログラムをダウンロードしてインストールする方法
下記のマイクロソフト社のページより、修正プログラムをダウンロードしてインストールします。
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/ms10-090.mspx
2. 回避策
マイクロソフト社から提供される情報を参照して下さい。
参考情報
更新履歴
2010年12月15日 | 掲載 |
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