7.5   L2F(Layer 2 Fowarding)

  7.5.1 L2Fの動作原理

図:7.5.1 L2Fの動作原理

  L2F(Layer 2 Fowarding)は米シスコ社が、リモートアクセス用に考案したVPN用のプロトコルで、PPTPと同じくPPPヘッダーまでがカプセル化の対象となり、データリンク層で動作します。
  L2Fは、UDPの1701番を利用して通信し、制御コネクションの確立と、ユーザーセッション(接続要求)の確立手順の2段階の手順を使ってトンネルを確立します。



  7.5.2 L2Fの問題点

  L2Fも、リモートアクセス用のVPNプロトコルとして考案されたため、LAN間接続などのPPP以外のプロトコルをつかった接続には利用できません。また複数のベンダーが対応していますが、基本的にはシスコ社独自の仕様であるため、対応機器が限られてきます。
  またPPTPでは暗号化によってセキュリティ機能を提供(もともとのPPTPでは暗号化はサポートされていませんが、マイクロソフトのPPTPではMS-CHAPを用いて暗号化機能を提供)していますが、L2Fでは、トンネルセッションの提供のみで暗号化の機能は提供されません。
  シスコ社は、IETFに標準化を働きかけ、最終的には、この後説明するL2FとPPTPを組み合わせたL2TPが標準化されています。

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