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情報セキュリティ

更新:SSL 3.0 の脆弱性対策について(CVE-2014-3566)

最終更新日:2014年10月30日

※追記すべき情報がある場合には、その都度このページを更新する予定です。

概要

SSL 3.0 プロトコルには、通信の一部が第三者に解読可能な脆弱性が存在します。サーバ、クライアント間の通信において、SSL 3.0 を使用している場合、通信の一部が第三者に漏えいする可能性があります。
ただし、攻撃には複数の条件が必要で、例えば、中間者攻撃や、攻撃対象に大量の通信を発生させるなど一定の条件が必要になります。そのためただちに悪用可能な脆弱性ではありません。
サーバ管理者および利用者は対策の要否を検討し、必要に応じて後述の対策を実施してください。


図:脆弱性を悪用した攻撃のイメージ

対策

サーバもしくはクライアントのどちらか一方で、SSL 3.0 を無効化することで対策できます。
なお、SSL 3.0 を無効化することで次の影響を受ける可能性があります。

  • サーバ側で SSL 3.0 を無効にした場合
  • 一部のクライアントから接続ができなくなる可能性があります。
  • クライアント側で SSL 3.0 を無効にした場合
  • 一部のサーバに接続できなくなる可能性があります。

    サーバ管理者向け対策

        Windows における SSL 3.0 の無効化
      マイクロソフトから Windows で SSL 3.0 を無効化する方法が公開されています。
      下記 URL に記載されている回避策の 「サーバー ソフトウェア用」 を実施してくださ い。

      https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/security/3009008.aspx

        Apache Http Server における SSL 3.0 の無効化
      レッドハットから Apache Http Server で SSL 3.0 を無効化する方法が公開されています。
      下記 URL に記載されている設定変更を実施してください。

      https://access.redhat.com/ja/solutions/1232613

    利用者向け対策

      ブラウザごとの対策情報を参照し、SSL 3.0 を無効化してください。

    参考情報

    本件に関するお問い合わせ先

    IPA 技術本部 セキュリティセンター

    E-mail:

    更新履歴

    2014年10月30日 対策:追記
    2014年10月17日 掲載