開催概要
IV&V(Independent Verification & Validation)とは、開発組織から独立した組織が高度なソフトウェアの信頼性を確保するため、正しい仕様のソフトウェア(Validation)が正しく動作すること(Verification)を、客観的に評価する活動または組織です。航空宇宙システム、鉄道等の社会インフラシステム等のクリティカルシステムを中心に適用が進んでいます。
本セミナーでは、この分野の研究で著名な慶應義塾大学大学院白坂准教授と米国ウェストバージニア大学Cukic教授により、IV&Vが必要となった背景とその狙いに始まり、IV&Vの適用プロセス、関連技術や、米国産業界を中心にした適用事例まで、IV&Vの最新動向を幅広くご紹介します。
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講演資料を公開しました。プログラム概要欄よりダウンロードいただけます。 |
主催: | 独立行政法人情報処理推進機構 技術本部 ソフトウェア・エンジニアリング・センター |
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開催日時: | 2013年2月26日(火)13:30~16:55 |
開催場所: | 〒113-0021
東京都文京区本駒込2-28-8 文京グリーンコートセンターオフィス 17階 会議室A (アクセスマップ) |
定員: | 100名 |
参加費: | 無料 |
募集対象: | 大規模・高信頼なサービス/業務を企画する方、それに基づき該当するソフトウェアを企画、発注する立場の方、それを開発する立場の方、運用する立場の方。 |
※参加できない場合は、必ずキャンセル処理を行ってください。
※お席に限りがありますので、一部署より多くの方がご参加の場合には調整をお願いさせていただく場合があります。
プログラム
※プログラム内容は変更になる可能性があります。
時刻 | 概要 |
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13:00 |
受付開始 |
13:30~ 13:45 |
オープニング IPA/SEC 所長 松本 隆明 |
13:45~ 15:05 |
IV&Vの狙いと効果 -IV&V技術と適用プロセス- 講師がこれまでに経験してきた事例を中心としながら、IV&Vの基本的な考え方について説明します。IV&Vとしてどのようなやり方があり、それを実施するためにはどのような技術が必要となるかについて、その理由及び考え方を併せて紹介します。 講師の白坂准教授は、三菱電機株式会社にて、日本でIV&Vの実践が進んでいる宇宙開発事業に従事し、その後の大学での研究活動を通してIV&Vに深く精通なさっています。白坂准教授のこれまでの経験、研究活動に基づき、講演をしていただきます。 IPA/SEC 消費者機械安全標準化WG 慶應義塾大学大学院 システムデザイン・マネジメント研究科 准教授 白坂 成功 氏 講演資料ダウンロード ![]() |
15:05~ 15:20 |
休憩 |
15:20~ 16:40 |
米国におけるIV&V最新動向
-産業界の動きと適用事例- 米国IV&V最新動向を、米国産業界でのIV&V適用事例紹介により具体的に説明します。米国では既に複数のIV&V組織が活動しており、アメリカ航空宇宙局(NASA)での航空宇宙システム開発の場など、IV&Vはクリティカルシステムを取り扱う産業界に適用されています。Cukic教授は、現在ウェストバージニア大学にてIV&V関連の研究にフォーカスを当てて活動しています。この分野では世界的に著名で、NASAやその他米国産業界と繋がりも深い方です。Cukic教授には、これまでの研究活動を基に、NASAを始め、その他米国産業界での適用事例紹介を通して、米国でのIV&Vの「いま」を講演をしていただきます。 米国・ウェストバージニア大学 教授 Bojan Cukic 氏 (逐次通訳付き) 講演資料ダウンロード ![]() |
16:40~ 16:55 |
全体的質疑応答 |