開催概要
ソフトウェアの品質を担保するためには、ソフトウェア開発の設計工程で不具合の潜在化を先手を取って防ぐことで効果を出すことができます。しかし、設計工程で不具合の潜在化を防ぐためのノウハウ(定石)は、多くの場合、各開発の場面での文書化がされておらず、伝承の域にとどまっています。
IPA/SECでは、組込みソフトウェア開発現場で設計を行う上で求められる質を確保したシステム・ソフトウェアを実現するために現場で行われている設計上の工夫や注意点を事例として収集し、それぞれの事例からノウハウを抽出して設計作法として整理文書化したガイドを編纂し、広く公開しています。
ソフトウェア・テストは、バグを市場に出さないようにするための品質を守る最後の砦です。しかし、ソフトウェア・テストに完全ということはあり得ません。どんなにコストをかけても潜在バグがゼロになることはあり得ません。また、テストにかけられるコストには限りがあります。そこで、品質要求とコストのバランスをどのようにとるかの判断が非常に重要ですが、その判断基準は企業にとって門外不出となっています。
IPA/SECでは、組込みソフトウェア開発現場で豊富な経験を持ち、V&V改善を実践・推進している有識者の方々から、上記判断基準を含めた組込みソフトウェア・テストに関する考え方や品質向上・効率向上にかかわる知見を収集してまとめたテスト事例集を編纂し、広く公開しています。
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講演資料を公開しました。プログラム概要欄よりダウンロードいただけます。 |
主催: | 独立行政法人情報処理推進機構 技術本部 ソフトウェア・エンジニアリング・センター |
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開催日時: | 2013年2月22日(金)13:45~17:00 |
開催場所: | 〒113-6591 東京都文京区本駒込2-28-8 文京グリーンコートセンターオフィス13階 独立行政法人情報処理推進機構内 会議室 (アクセスマップ) |
定員: | 80名 |
参加費: | 1,000円(税込) ・参加費は、会場受付時に現金でお支払いをお願い致します。 ・受付にて、領収証を発行致します。 ・お釣りのないようにご用意をお願い致します。 |
配布物: | ・組込みソフトウェア向け設計ガイド(ESDR[事例編]) ・組込みソフトウェア開発における品質向上の勧め[テスト編~事例集~] ・ESxRパンフレット |
※参加できない場合は、必ずキャンセル処理を行ってください。
※お席に限りがありますので、一部署より多くの方がご参加の場合には調整をお願いさせていただく場合があります。
ITコーディネータの方へ
ポイント認定につきましては、遅刻・早退を認めておりませんので、あらかじめご了承ください。 |
● 出席証明書はセミナー受付時にお渡ししますのでお申し出ください。
● セミナー終了後、事務局確認印を押印いたします。
氏名、ITC資格No.をご記入の上、受付にお越しください。
(事務局確認印が無い場合、ポイントは無効です) ※本セミナーの参加申込みは、セミナー開催日の1か月前を目途に募集を開始いたします。
プログラム
時刻 | 概要 |
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13:15 |
受付開始 |
13:45~ 15:15 |
組込みソフトウェア向け設計ガイドESDR[事例編]解説 組込みソフトウェア向け設計ガイドESDR[事例編]では現場から得られた事例にもとづくノウハウを整理し、実際に利用しやすい形で提供します。その概要と事例の解説をします。 IPA/SEC 組込み系プロジェクト研究員 浜田 直樹 講演資料ダウンロード ![]() |
15:15~ 15:30 |
休憩 |
15:30~ 17:00 |
組込みソフトウェア開発における品質向上の勧め[テスト編~事例集~]解説 組込みソフトウェア開発における品質向上の勧め[テスト編~事例集~]では、組込みソフトウェアの開発現場から得られたテストに関するノウハウ、勘所を事例にもとづいて説明します。本セミナーでは、本書の概要のほか、本書に記載したいくつかのノウハウを事例を用いて紹介します。 IPA/SEC 組込み系プロジェクト研究員 石田 茂 石井 正悟 講演資料ダウンロード ![]() |