開催概要
※本セミナーは都合により中止と致しました。
ご迷惑をおかけし申し訳ございません。ご了承ください。
従来の多くのソフトウェア開発技術は、リリースまでの開発フェーズに重点を置いてきました。しかし、社会インフラを支えるシステム等の多くのソフトウェアは、一般に運用フェーズが長期にわたり、その間バグ修正だけでなく、リリース後の社会のニーズの変化、技術革新に対応したソフトウェア変更が多数発生します。また、運用フェーズは、そのソフトウェアの運用者やソフトウェアが提供するサービスの利用者が、実際の利用を通してソフトウェアの品質や価値を認識するフェーズでもあります。この特別セミナーでは、システムの企画段階から運用フェーズを考慮したソフトウェア開発の考え方や、米国でこの考え方に基づいて実践されているソフトウェアの価値、コストを定量的に評価する最新開発管理手法について紹介します。
主催: | 独立行政法人情報処理推進機構 技術本部 ソフトウェア・エンジニアリング・センター |
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開催日時: | 2013年2月12日(火)13:30~16:55 |
開催場所: | 〒113-0021
東京都文京区本駒込2-28-8 文京グリーンコートセンターオフィス 17階 会議室A (アクセスマップ) |
定員: | 100名 |
参加費: | 無料 |
募集対象: | 大規模・高信頼なサービス/業務を企画する方、それに基づき該当するソフトウェアを企画、発注する立場の方、それを開発する立場の方、運用する立場の方。 |
※参加できない場合は、必ずキャンセル処理を行ってください。
※お席に限りがありますので、一部署より多くの方がご参加の場合には調整をお願いさせていただく場合があります。
プログラム
※プログラム内容は変更になる可能性があります。
時刻 | 概要 |
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13:00 |
受付開始 |
13:30~ 13:45 |
オープニング IPA/SEC所長 松本 隆明 |
13:45~ 15:05 |
利用者が認識するソフトウェアの品質と価値 -運用フェーズに重点をおいたソフトウェア開発- 多くのソフトウェアは、リリース後に長い運用フェーズに入ります。運用フェーズでは、そのソフトウェアの運用者やソフトウェアが提供するサービスの利用者が、実際の利用を通してソフトウェアの品質や価値を認識します。その認識の基準は、例えばヒューマンエラー発生の捉え方など、特に開発者が開発フェーズで持つものとは一般に異なります。これに起因して発生した社会的な重大トラブルも報告されています。これを解決するため、システムの企画段階から運用フェーズを考慮したソフトウェア開発を行う事が非常に有効なアプローチです。玉井教授には、長年の研究活動による知見を基に、このテーマについて講演をしていただきます。 法政大学 理工学部創生科学科 玉井 哲雄 教授 |
15:05~ 15:20 |
休憩 |
15:20~ 16:40 |
利用者価値を最大化するソフトウェアの定量的評価アプローチ
-運用フェーズに着目したソフトウェアのコストと価値- 米国では、従来の開発フェーズにフォーカスしたソフトウェア開発管理手法では、長期にわたる運用フェーズで発生する機能追加やそれに伴うコスト増を十分に把握できないとの問題が指摘されています。これを解決するためのアプローチとして、運用フェーズで発生する機能追加の要因を分析し確率論的手法やシミュレーション技法を用いる、運用フェーズを考慮したソフトウェアの定量管理手法を紹介します。Ferguson氏は、カーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所のテクニカルスタッフ上級メンバーとして今回紹介する手法の研究、開発、実践を通して、精通しています。その最新技術について、ご本人から直接講演をしていただきます。 米国・カーネギーメロン大学 ソフトウェア工学研究所 Robert Ferguson氏 (逐次通訳付き) |
16:40~ 16:55 |
全体的質疑応答 |