開催概要
IPA/SECは、『組込みソフトウェア開発向けコーディング作法ガイド(ESCR)』のトレーナーズ・トレーニングとして、ESCRトレーナー養成セミナーを開催します。
本セミナーでは、ESCRにおける基本概念(品質特性に対応した作法とルールから成る体系的なコーディング規約策定)を基にコーディング規約の適用推進(新規規約の策定、既存規約の見直しなど)のための基礎知識を理解し、組織内におけるコーディング規約適用を教育によって浸透させるためのトレーナーとしての役割と推進方法を習得していただきます。
ESCRトレーナーになられた方は、IPA/SECが提供するESCR解説セミナー用教材を自ドメイン向けにカスタマイズして、自らが講師となり、実践的なESCR解説セミナー(基礎編、中級編)を自主的に開催することができます。
本セミナー修了者には修了証を授与すると共に、IPA/SECが作成したESCRトレーナーズ・トレーニング教材一式を提供します。
※ESCRのフレームワークは、JIS X0180「組込みソフトウェア向けコーディング規約の作成方法」として標準化されています。
※このセミナーでは事前確認シートの提出をお願いしています。
◆講演資料について: 公開予定はございません。ご了承ください。
主催: | 独立行政法人情報処理推進機構 技術本部 ソフトウェア・エンジニアリング・センター |
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開催場所: | 〒113-0021 東京都文京区本駒込2-28-8 文京グリーンコートセンターオフィス 13階貸会議室D (アクセスマップ) |
定員: | 20名 |
開催日時: | 【第1日目:9月27日(木)】13:00~17:20 (1)【講義】「組込みソフトウェア開発向けコーディング作法ガイド(ESCR)」の解説 (2)【演習】コーディング規約の作成(グループ演習) 【第2日目:9月28日(金)】9:30~17:00 (1)【講義】ESCRトレーナー養成セミナーの概要説明 (2)【グループ討議】現状の課題検討と発表 (3)【講義】セミナーのプロセス概要、準備プロセス (4)【演習】セミナーカリキュラムの作成と発表 (5)【講義】セミナーの実施プロセス (6)【演習】講義リハーサルの実施 (7)【講義】セミナーの評価プロセス (8)【グループ討議】作業計画書の作成と発表 |
参加費: | ■2日間通し:3,000円 ■28日のみ:2,000円 ※すでにESCRセミナーを受講された方は28日のみの参加も可能です。(27日のみの参加はお断りさせていただいております。) ・会場受付時に現金でお支払いをお願い致します。 ・必要な方には、領収証を発行致します。 ・お釣りのないようにご用意をお願い致します。 |
募集対象: | ・組込みソフトウェア開発を担うプロジェクトマネージャーやサブリーダーの方で、ソフトウェア品質向上施策の徹底を推進したいと考えられている方。 ・組込みソフトウェア開発に関わる品質向上推進者、教育担当者の方で、効果的なコーディング規約を導入・改善して、組織におけるコード品質向上を推進したいと考えられている方。 |
配布物: | ・SEC BOOKS 『組込みソフトウェア開発向けコーディング作法ガイド(ESCR)』 ・教材CD |
※参加できない場合は、必ずキャンセル処理を行ってください。
※お席に限りがありますので、一部署より多くの方がご参加の場合には調整をお願いさせていただく場合があります。
※このセミナーでは事前確認シートの提出をお願いしています
参加者ご自身が所属される組織について、現状を記入いただき、グループ演習のプロジェクト特性分析、到達目標設定に使用します。9月25日(火)までに提出願います。事前確認シートが提出されない場合、お申し込みは取り消し扱いとさせていただくことがございます。
参加者ご自身が所属される組織が直接組込みソフトウェア開発を行っていない場合は、現状想定される仮想プロジェクトについてご記入ください。
下記事前シートをダウンロードし、内容をご記入の上、
sec-esxr-tt@ipa.go.jp までお送りください。
事前確認シート 記入例
プログラム
有限会社 神港電気工業 代表取締役社長 岩崎 徹 氏
IPA/SEC 専門委員 村松 昭男,IPA/SEC 研究員 石井 正悟
■第1日目:9月27日(木)
時刻 | 概要 |
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12:30 |
受付開始 |
13:00~ 14:30 |
【講義】「組込みソフトウェア開発向けコーディング作法ガイド(ESCR)」の解説 ESCRトレーナーとなる方に、ESCR解説セミナー基礎編を受講体験していただきます。ESCRトレーナーが、自ら講師となってESCR解説セミナーを開催する際の参考になります。 IPA/SECが提供するESCR解説セミナー基礎編用教材を用いて、教材各章のポイントについても解説します。 |
14:30~ 14:50 |
休憩 |
14:50~ 17:20 |
【演習】コーディング規約の作成(グループ演習) グループ演習として、仮想プロジェクトの品質特性とコード品質を確認して、コーディング規約方針を決定し、実際にコーディング規約を策定します。 演習のモチーフとなる仮想プロジェクトおよびソースコードは、IPA/SECが提供するESCR解説セミナー基礎編用教材に含まれているものを使用します。 |
■第2日目:9月28日(金)
時刻 | 概要 |
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9:00 |
受付開始・開場 |
9:30 ~9:40 |
【講義】ESCRトレーナー養成セミナーの概要説明 ESCRトレーナーズトレーニングにおけるESCRトレーナー養成セミナーの位置づけ、ねらい、本セミナーの大まかな講義・演習計画などについて、コースシラバスを用いて説明します。 |
9:40 ~10:20 |
【グループ討議】現状の課題検討と発表 受講者の方々に記入していただいた事前確認シートを用いて、コード品質に対する現状の課題についてグループ討議し、今後受講者自身の組織でESCR解説セミナーを実施していくための目標を設定します。 |
10:20 ~10:50 |
【講義】セミナーのプロセス概要、準備プロセス ESCRトレーナーが自身の組織においてESCR解説セミナーを開催するにあたり、その作業項目を準備・実施・評価の各作業プロセスに分けて整理していきます。それらの各作業プロセスについて説明します。 |
10:50~ 11:00 |
休憩 |
11:00 ~12:00 |
【演習】セミナーカリキュラムの作成と発表 「事前確認シート」と「到達目標設定シート」を用いて、自組織の教育ニーズに合わせた「ESCR解説セミナー」のカリキュラムを作成します。 |
12:00~ 13:00 |
休憩 |
13:00 ~13:30 |
【講義】セミナーの実施プロセス 自組織向け「ESCR解説セミナー」のプレゼンテーション実施に向けて行うべき、講義シナリオの作成、講義資料の作成、リハーサルについて説明します。 |
13:30 ~15:10 |
【演習】講義リハーサルの実施 ESCR解説セミナーのテキストから講義リハーサルを行う箇所を一部選択して、その選択した箇所に関するシナリオの作成、自己リハーサルの実施、講義リハーサルの実施を行い、受講者に分かり易く伝えるための講義ポイントを理解します。 |
15:10 ~15:20 |
【講義】セミナーの評価プロセス ESCR解説セミナーの実施結果を、講師の所感、演習実施結果、アンケート集計結果などから把握して、次回のセミナー実施に向けての課題収集・分析を行う評価プロセス作業について確認していきます。 |
15:20~ 15:30 |
休憩 |
15:30 ~16:30 |
【グループ討議】作業計画書の作成と発表 受講者が各組織において「ESCR解説セミナー」を開催するための今後の作業計画案をグループで検討し、作業計画書として整理します。 このグループ討議では、組織にコーディング規約を取り入れ、コード品質を向上させるために必要な作業を理解するため、作業タスクを洗い出します。 |
16:30 ~17:00 |
修了証授与 質疑応答、アンケート 質疑応答のほか、教材のライセンスに関する説明、修了者がセミナー開催/教材改版した場合のIPAへの実績報告に関するお願い、修了証授与。 教材受領書記入、アンケート記入。 |