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社会基盤センター

SECセミナー「プロセス改善ベストプラクティス」ワークショップ

開催概要

 プロジェクトの上流での品質への取組みがプロジェクト全体の品質を向上させる上で最も効果的であることは、多くの方々が認識されています。しかし、その実施には、納期、人材・スキルなど、多くの問題がかかわり、なかなか実現できていません。
 そこで、今回の「プロセス改善ベストプラクティス」ワークショップでは、上流での品質への取組みを少ないコストで改善するための方法として期待されている「アジャイルインスぺクション」を取り上げます。参加者のみなさんに、「アジャイルインスペクション」をワークショップ形式で体験していただきながら、その考え方や効果を実感していただき、開発現場への効率的な導入について、みなさんと議論していきたいと思います。 今回は、参加者を開発・保守部門に在籍してる方と支援部門に在籍している方を半々募集いたします。 

 なお、議論いただく内容については、個人および組織を特定できない形で、後日SECホームページ等を経由して、事例内容と共に公開する予定です。

主催: (独)情報処理推進機構 ソフトウェア・エンジニアリング・センター
共催: (社)情報サービス産業協会(JISA)
開催日時: 2010年9月17日(金)18:00~20:00
開催場所: IPA 13階会議室 
定員: 各15名(受講無料) ※最小実施人数10名
対象: プロセス改善活動を実施している/実施を予定しており、適用事例について意見交換したい開発・保守部門に在籍の方15名、支援部門に在籍の方15名。(ポジションペーパーを提出し、開催前後にMLで意見交換できる方)

* 参加できない場合は、必ずキャンセル処理を行ってください。
* お席に限りがございますので、一部署より多くの方がご参加の場合には調整をおねがいさせていただく場合があります。

◇開催するセミナーは、ITコーディネータ協会(ITCA)に後援をいただいていますので、知識ポイント獲得のチャンスとなります。ITCの方も奮ってご参加ください。

※このセミナーではポジションペーパーの提出をお願いしています。ポジションペーパーがWeb申し込みの翌日までに提出されない場合、お申し込みを取り消し扱いとさせていただきます。

【ポジションペーパー記載内容】
 ・部門/立場(開発・保守部門、支援部門)
 ・氏名及び受付番号
 ・メーリングリスト(意見交換用)に使用するメールアドレス
 ・意見交換したい事項(アジャイルインスペクションを採用したい背景)

プログラム

9月17日(金)

時刻 タイトル
17:30
受付開始・開場
18:00~
20:00

「アジャイルインスぺクションの実践」

ソニー株式会社
コンスーマー・プロフェッショナル&デバイスグループ
プロフェッショナル・ソリューション事業本部
品質保証部門 システムクオリティ部 プロセス課
品質担当マネージャ  永田 敦 氏


講演資料ダウンロードPDF(1348KB)


「アジャイルインスぺクション」の手法概要、考え方、効果、位置づけを説明したうえで、以下のポイントで議論を進めます。
1) この手法が効果的に使える場面やタイミング
2) ドキュメント作成および修正の際の工夫
3) プロセスとしてアジャイルインスぺクションを導入する場合の工夫
など。

      


今回は、アジャイル・インスペクションの考え方・効果を体験するワークショップをソニー(株)の永田敦氏を講師にお招きして開催しました。

アジャイル・インスペクションは、上流での品質の作り込みを少ないコストで実現するための方法として期待されており、
・対象ドキュメントをサンプリングしてインスペクションする
・インスペクションの観点を3~7に絞り、サンプルを短時間(10~30分)でインスペクションする
・ログをとり、メトリクスを分析して、インスペクションを継続するか次のプロセスへ進むかを決める
・当該ドキュメントの作成期間中に、インクリメンタルに3回くらい回す
・(必要に応じて)最後にフォーマルなレビューを行う
という流れで実施します。なお、準備、実施、分析・測定という区分で10ステップが定義されています。

アジャイル・インスペクションの特長、効果は、
1.品質の早期作り込み - ドキュメントが全部揃うまで待つことなく、インクリメンタルに品質を高めていく。フォーマルなレビューを実施しても再作業という事態は起きない
2.コストの削減 - 従来のフォーマルなレビューと比べて、実施回数は多いが、合計の実施工数は少なくて済む。また、発見した欠陥に対する手戻りの合計工数も早期発見なので少なくなる
3.支援ツール - 実施の手順、テンプレート、分析用EXCELツールが揃っている

今回は、セミナー参加者が実際に行なったインスペクション結果を使って、どのように分析するのかをその場で実演していただきました。
会場でのQ&A時間が短くなりましたが、後日セミナー参加者メーリングリストによる活発なQ&Aが行われ、さらに理解を深めていただきました。