アブストラクト
共通フレーム2007(略称SLCP-JCF2007)は、ISO/IEC 12207即ちJIS X 0160(ソフトウェアライフサイクルプロセス)規格をベースとしつつも日本の産業界向けにプロセスを拡張し、解説を加えたものです。本セミナーでは、その共通フレーム2007の概要を説明すると共に、プロセス拡張に込められている考え方(ねらい)を、超上流と呼んでいる開発工程の重要性にも触れてご紹介します。
プロセス改善ナビゲーションガイド~なぜなに編~と~虎の巻編~を中心として、プロセス改善の背景とその具体的な進め方について概略します。プロセス改善の適用を考える対象においては、プロセスが認識されていることが前提になります。当日は「プロセス改善の勧め」の前にプロセスを説明します。
このセミナーは2日間にわたって開催される四部構成のセミナー第二部です。
セミナーの全体スケジュールは以下の通りです。
第一部 「プロジェクト『見える化』」(4日午前)
第二部 「共通フレーム2007の読み方、使い方」「プロセス改善のススメと進め方」(4日午後)
第三部 「ETSSの狙いと導入活用事例」(5日午前)
第四部 「ソフトウェア開発定量データの活用」(5日午後)
開催概要
主催: | (独)情報処理推進機構 ソフトウェア・エンジニアリング・センター |
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開催日時: | 2009-03-04 13:30~17:00 |
開催場所: | 北海道経済センタービル 8F Bホール
札幌市中央区北1条西2丁目 (アクセス) |
定員: | 60名(受講無料) |
配布資料: | プロセス改善ナビゲーションガイド ・なぜなに編 ・虎の巻編 共通フレーム2007 経営者が参画する要求品質の確保 ~超上流から攻めるIT化の勘どころ~ (第2版) (いずれも当日配布) |
* 参加できない場合は、必ずキャンセル処理を行ってください。
* お席に限りがございますので、一部署より多くの方がご参加の場合には調整をおねがいさせていただく場合があります。
プログラム
講演資料一括ダウンロード(zip書庫)
※「共通フレーム2007」は収録されていません。
※「共通フレーム2007」は収録されていません。
時刻 | タイトル |
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13:30 ~15:00 |
共通フレーム2007の読み方、使い方 ~「超上流から攻めるIT化の勘どころ」と共に~ 長谷部 武(IPA/SEC) 共通フレーム2007(略称SLCP-JCF2007)は、ISO/IEC 12207即ちJIS X 0160(ソフトウェアライフサイクルプロセス)規格をベースとしつつも日本の産業界向けにプロセスを拡張し、解説を加えたものです。本セミナーでは、その共通フレーム2007の概要を説明すると共に、プロセス拡張に込められている考え方(ねらい)を、超上流と呼んでいる開発工程の重要性にも触れてご紹介します。 |
15:15 ~15:45 |
プロセスおよびその改善とは?~プロセス改善のススメ 新谷 勝利(IPA/SEC) ソフトウェアを作るとは何をすることなのでしょう?その国際標準ISO/IEC12207(JIS X0160)とそれに日本独自の追加をした「共通フレーム2007」の実践において、どのような問題があるのでしょう?これらに思いが至る時に改善について考えることになります。また、改善は身近な問題となります。ここでは各種業界標準情報を活用したプロセス改善の価値を確認します。 |
15:45 ~17:00 |
プロセス改善の進め方 安達 賢二((株)HBA) プロセス改善ナビゲーションガイドの最新版は、プロセス診断と改善に関する国際標準であるISO/IEC15504(JIS X0145)が定義しているプロセス改善の8つのステップを説明しています。プロセス改善を進めるにあたり、全体的に考慮するとよいと思われる「10の勘どころ」と改善の8つのステップについて説明します。 |