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社会基盤センター

[SECメルマガ]2018.5.31第143号

┏ SECメルマガ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ ☆ 第143号 2018.5.31 ☆                         ┃
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 鎌倉のあじさい三大名所のひとつである長谷寺の紫陽花が咲き始めています。
長谷寺には、鎌倉の海と街並みを一望できる「見晴台」があり、その周辺には、40
種類以上の紫陽花が群生しています。梅雨空の下での散策が今から楽しみです。
 さて、IPAは、6月8日(金)に「IPAシンポジウム2018」を開催します。空模様が
気になりますが、皆様のご来場を心より、お待ちしております。

■■INDEX――――――――――――――――――――――――――――――
【1】コラム
【2】トピックス
【3】イベント開催のお知らせ
【4】ソフトウェア高信頼化関連イベント情報
【5】SECからのお知らせ
【6】IPAからのお知らせ
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本メールでは、独立行政法人情報処理推進機構 技術本部 ソフトウェア高信頼化
センターを、IPA/SECと表記します。
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【1】コラム
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小さく始めて大きく育てるには

                           IPA/SEC 所長 片岡 晃

 
 2015年10月に「IoT推進コンソーシアム」が設立され、その配下に先進的なモデル
事業の創出や規制改革等の環境整備を行う目的で「IoT推進ラボ」が置かれました。
この「IoT推進ラボ」では、IoTを活用した優れたプロジェクトを選定・表彰する取
り組み(IoT Lab Selection)があります。
 筆者は、第1回~第5回まで審査委員を務める機会を得ましたので、数百という多
くのテーマに接することができました。特に、最終審査である「公開プレゼンテー
ション」には、毎回、斬新なアイディアに富むテーマや社会的に価値の高いテーマが多
くあり、回を経るごとに、IoTの深化や幅の拡がりを感じてきました。

 さて、IoTの普及について、現状をどのように捉えたら良いのでしょうか?

 各種のアンケート調査結果なども含めて俯瞰的に見ると、IoTやデジタル化の重要
性を認識している企業は増えており、IoTに関する取り組みは急速とは言えないまで
も、着実に前進していると言えます。
 一方、IoTはこれまでにない新しいビジネスの仕組みを創り出す仕掛けであるため、
「PoCは実施したが、そこから先に進まず、本格的な導入やサービスに至っていない」
といった悩みの声も聞かれます。この辺りが、欧米と比較して大きく遅れているとい
う危機感にもつながっているように思います。

 PoCとは、Proof Of Concept(概念実証)の略で、本番導入に先んじてモデルシス
テムを試験的に構築し、その有効性を調査・検証するために行うものです。特に、デ
ータ分析やAI関連の世界は、仮説を立てそれに基づいてモデルを作り、データを使っ
て仮説を検証するという流れとなるため、このPoCが必要となります。従来のプロジ
ェクトが事業・サービス構想を踏まえて投資判断を行い、システム開発に着手する流
れとしたなら、PoCを取り入れることによって、「小さく始めて」効果や効用、技術
的実現性検証などを実施することで、プロジェクトの不確実さのリスクをできるだけ
減らすことができるとされています。

 では、「小さく始めた」テーマを「大きく育てる」ためには何が必要なのでしょ
うか?

 IPAでは、新たなIoTビジネスモデル創出のため、「先進的IoTプロジェクト支援事
業」を昨年度末まで実施してきました。この事業では、資金支援のほかに、プロジェ
クトテーマの専門家(ベンチャー企業の経営者やスタートアップ支援の経験者など)
がメンターとなってプロジェクトの指導やアドバイスを実施します。メンターの持つ
知見で、プロジェクトの進め方や取り組み方を変えてみることにより、霧が晴れるよ
うに状況が一変した例を目にしてきました。

 この経験から、先ほどの「PoCから先に進まない」状況を解決するためには、メン
ターのような外部の知見をいかに取り込むかが大事だということです。「先に進めな
い」という課題を別の視点で捉えると、アプローチを変えて次のステップにつなげる
ことができるのですが、企業内の限られた同質のメンバーでは方向転換ができないの
です。
 つまり、異質からの学びが、成長の壁を突破でき、そして「大きく育てる」ことに
つながるのです。
 ある米国企業のIoTリーダに対する調査結果で、多様性に富んだチームであればあ
るほど、前向きな結果が得られる可能性が高いという報告を聞いて、改めて納得して
います。
 
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【2】トピックス
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1. IPA松本顧問が「2018年度 標準化功績賞」を受賞しました!
 
 このたび、IPA顧問 松本隆明が、一般社団法人情報処理学会情報規格調査会より、
これまでの標準化活動への功績を認められ、標準化功績賞を受賞し、5月22日(火)
に開催された第33回規格総会にて表彰されました。

 詳細 > https://www.ipa.go.jp/sec/info/20180530.html

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2. STAMP支援ツール「STAMP Workbench」のご紹介

 大規模・複雑化するシステムに適した新しい安全解析手法STAMPの導入を容易にする
モデリングツール「STAMP Workbench」を無償で提供しています。本ツールは、STAMP
活用で弊害となる資料作成負荷を大幅に削減するとともに、開発の初期段階から徹底
したリスクの洗い出しを可能にします。
 なお、今後、日本で開催されるSTAMPワークショップや、STAMP Workbenchのコミュ
ニティに関する情報など、最新情報を発信していく予定です。
 IPAからのお知らせを希望される方は、下記メールアドレスまで、件名に「STAMP情
報連絡希望」と記載の上、ご連絡ください。

E-mail:

「STAMP Workbench」の詳細とダウンロードはこちら
https://www.ipa.go.jp/sec/tools/stamp_workbench.html

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【3】イベント開催のお知らせ
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1.「IPAシンポジウム2018」開催!
 
 日本はIoTやビッグデータ、AIの実用化に伴い第四次産業革命と呼ばれる大きな社会
変化を迎えています。この過渡期においてIPAはサイバーセキュリティ対策やIT人材育
成に加えて、「ITに関する新たな潮流の把握・発信を行う」役割を加えて新たな5ヶ年
計画をスタートします。そのスタートにあたり、有識者をお招きしてITの未来と可能
性、予想される課題とその対策について語る「IPAシンポジウム2018」を開催します。

・会期:2018年6月8日(金)10:00 ~ 17:15
・会場:JPタワー ホール&カンファレンス〔東京都千代田区〕
・主催:独立行政法人情報処理推進機構(IPA)

 ▼詳細とお申し込みはこちら
  https://www.ipa.go.jp/about/event/ipasympo2018/index.html

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2.「Embedded Technology West 2018/IoT Technology West 2018」に出展!
 
 7月5~6日に大阪で開催される「Embedded Technology West 2018/IoT Technology
West 2018」に出展します。展示コーナーでは、3月に公開したSTAMP支援ツール
「STAMP Workbench」のデモンストレーションなどを実施します。また、外部有識者に
よるAIやシステムズエンジニアリングをテーマとした「特別講演」、IPAの取組みを
紹介する「IPAセミナー」を開催します。事前申し込みの受付開始は、6月上旬を予定
しています。ぜひご参加ください。

・会期:2018年7月5日(木)、7月6日(金)
・会場:グランフロント大阪 〔大阪市北区〕
・主催:一般社団法人組込みシステム技術協会(JASA)

 ▼詳細はこちら
  https://www.ipa.go.jp/sec/events/20180705.html

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【4】ソフトウェア高信頼化関連イベント情報
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1.第5回 DEOS協会 オープンシンポジウム
 成立間近:IEC 62853 Open Systems Dependability (開放系総合信頼性)・・・6/5
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 今年で5回目を迎える、DEOS協会のオープンシンポジウムを開催します。
DEOSライフサイクルプロセスをベースとしたIEC 62853 Open Systems Dependability
(開放系総合信頼性) の国際規格成立が間近となりました。
 本シンポジウムでは、すでに応用が始まりつつある自動車分野への適用例や、今後
の期待される適用分野について議論します。

・会期:2018年6月5日(火)13:00~17:50
・会場:慶応義塾大学 三田キャンパス 北館ホール〔東京都港区〕
・主催:一般社団法人 ディペンダビリティ技術推進協会(DEOS協会)

 ▼詳細とお申し込みはこちら
  http://deos.or.jp/event/symposium-20180605.html

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2. ソフトウェア・シンポジウム2018 in 札幌(SS2018)・・・・・・・・・・・6/6
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 本シンポジウムは、ソフトウェア技術に関わるさまざまな人々、技術者、研究者、
教育者、学生などが一堂に集い、発表や議論を通じて互いの経験や成果を共有するこ
とを目的に、毎年全国各地で開催しています。
 38回目を迎えるSS2018では、この数年で試みてきた新しい取り組み(チュートリ
アルやFuture Presentationなど)をさらに発展させます。この他、論文発表や事例
報告、ワーキンググループでの議論を行います。

・会期:2018年6月6日(水)~ 6月8日(金)
・会場:かでる2・7 北海道立道民活動センター〔札幌市中央区〕
・主催:ソフトウェア技術者協会

 ▼詳細とお申し込みはこちら
  http://sea.jp/ss2018/

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【5】SECからのお知らせ
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1.「SEC journal 52号」のご紹介

 本号では「複雑システムの安全性分析法STAMP」を特集しています。複雑化するシス
テムに対応するためには、従来型の安全性分析手法では限界があり、新たな分析手法
としてSTAMP(System Theoretic Accident Model and Processes)に注目が集まって
います。STAMPの概要、ツール紹介、国内外での適用事例など、最新の動向をお伝えし
ます。ぜひ、ご一読ください。

 ▼PDF版のダウンロードと購読申し込みはこちら
 https://www.ipa.go.jp/sec/secjournal/index.html

───────◇「SEC journal論文」受付休止のお知らせ◇───────────

 IPA/SECで発行しております季刊誌(SEC journal)における「SEC journal論文」の
受付は現在休止させていただいております。
投稿をご検討くださっている方々には、大変申し訳ございませんが、ご理解ください
ますようお願い申し上げます。  
          
 ご不明な点がございましたら下記までお問い合わせください。

 <お問い合わせ先:SEC journal事務局>
 

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◇その他公開情報のご案内

 1.報告書・成果物一覧
  https://www.ipa.go.jp/sec/reports/index.html

 2.事業に関連するお知らせ
  https://www.ipa.go.jp/sec/info/index.html

 3.SEC BOOKS
  PDF版のダウンロード及び、ご注文方法は、各書籍ページをご確認ください。
  https://www.ipa.go.jp/sec/publish/index.html

 4.Twitter@IPA_SEC
  https://twitter.com/IPA_SEC

 5.動画コンテンツ
  https://sec.ipa.go.jp/seminar/ondemand/index.html

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【6】IPAからのお知らせ
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1. 組織全体の情報セキュリティ・IT力向上に「情報処理技術者試験」

 ★ 情報セキュリティマネジメント試験 ★ 年2回(4月・10月)実施
   情報セキュリティ管理の知識を身に付け、組織のセキュリティレベルを高める!
   詳細はこちら > https://www.jitec.ipa.go.jp/sg/

 ★ iパス(ITパスポート試験)★ 累計応募者85万人超! 随時実施中
   ITの基礎知識を問う「iパス」。ITの技術だけでなく、ストラテジ(経営全般)、
   マネジメント(IT管理)など、幅広い分野の知識を証明できます。CBT方式で、
   いつでも受験可能。
   詳細はこちら > https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/index.html

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2. IT技術者の活躍の場を広げる国家資格「情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)」

 ★特設ページ:制度のしくみや求められる役割をご確認ください。
  サイバーセキュリティ対策実現のカギとなる人材の国家資格である「情報処理
  安全確保支援士(登録セキスペ)」制度。取得することで専門家としての信頼を
  客観的に示すことができます。そのしくみや求められる役割、制度活用の
  メリットをまとめたページが公開されました。ぜひご覧ください。
   >> https://www.ipa.go.jp/siensi/toberiss/for_thinking.html
 
 ★締め切りまであと3ヵ月!:旧試験合格者の登録期日(2018年8月19日)
  旧試験「情報セキュリティスペシャリスト試験」「テクニカルエンジニア
  (情報セキュリティ)試験」の合格者は、登録セキスペの登録が可能ですが、
  申請は2018年8月19日(日)までです(以降は試験合格が必要となります)。
  お手続きは期間内に余裕をもって行ってください。
   >> https://www.ipa.go.jp/siensi/toberiss/for_thinking.html#section11

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3. IPA広報誌「IPA NEWS」を皆さまの職場・ご自宅にお届けします!

 IPAでは、広報誌「IPA NEWS」を隔月発行し、郵送してお届けしています。
情報セキュリティやソフトウェアの高信頼化、情報処理技術者試験、IT人材の育成と
いったIPAの事業の最新の取り組み状況や、注力している事業の裏側や人などをわか
りやすく解説しています。一歩近いIPAをご覧ください。
(定期発送無料・メールでのお届けも受け付けています)

 ◆詳細、お申し込み方法について
  https://www.ipa.go.jp/about/ipa_news/index.html

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──◆◇ SECウェブサイト https://www.ipa.go.jp/sec/ ◆◇───────── 

 発行/編集:独立行政法人情報処理推進機構(IPA)
       技術本部 ソフトウェア高信頼化センター(SEC) 槌田

  東京都文京区本駒込二丁目28番8号文京グリーンコートセンターオフィス16階
  TEL : 03-5978-7543 FAX : 03-5978-7517

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