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社会基盤センター

[SECメルマガ]2018.4.27第142号

┏ SECメルマガ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ ☆ 第142号 2018.4.27 ☆                         ┃
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 初夏を感じる「つつじ」が、街に彩りを添えています。新入生、新社会人の皆さ
まは、新しい環境で、新鮮な毎日を過ごしていることと思います。今号のSECメルマ
ガより、4月に着任した片岡所長のコラムをお届けします。これからも役立つ情報を
発信してまいりますのでお付き合いいただければ幸いです。
■■INDEX――――――――――――――――――――――――――――――
【1】コラム
【2】トピックス
【3】ソフトウェア高信頼化関連イベント情報
【4】SECからのお知らせ
【5】IPAからのお知らせ
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本メールでは、独立行政法人情報処理推進機構 技術本部 ソフトウェア高信頼化
センターを、IPA/SECと表記します。
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【1】コラム
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イノベーションとマーケティング

                           IPA/SEC 所長 片岡 晃


 4月から松本隆明所長の後任として、IPA/SEC所長に着任しました片岡晃です。

 社会人としての私の仕事は、自動車エンジン制御システムの開発から始まりまし
た。排気ガス、燃費、性能をバランスよく制御するため、気温やエンジン回転数を
センサーで検出、マイコンを搭載したエンジン制御ユニットに信号を送り、ユニット
内で記憶しているデータの最適値をアクチュエータに出力して、空気や燃料の量を
制御するシステムでした。
 その後、車の開発からは離れましたが、自動車はトランスミッション、サスペン
ション、車両自体の制御からエアコンやカーナビに至るまで、車載部品の電子化と
ECU(Electric Control Unit)による電子制御が拡大し、さらに、関連するECU同士
を車内LANで接続するネットワーク化が進みました。この結果、ソフトウェアが付加
価値を持つようになったのはご承知の通りです。

 IoTの登場によって、世界のあらゆる「モノ」がネットワーク化される「つながる
世界」が実現されようとしています。そして、ビッグデータの利活用やAIの導入によ
る、産業の垣根を越えたイノベーションが期待されています。
 着任に当たり改めてIPA/SECの設立やこれまでの取り組みを振り返ると、私の職歴
とつながることが多く、とても親近感を抱いています。これまでの経験を活かして、
IPA/SECのミッションに全力で取り組んでまいりますので、前所長と同様、今後とも
どうぞよろしくお願いいたします。

 さて、おかげさまでIPAも5年間の第3期中期計画期間を終え、2018年度から第4期を
迎えました。過去5年間は大規模なサイバー攻撃や多くのセキュリティインシデント
を受けてサイバーセキュリティ対策やIT人材育成の新規事業が発足し、IPAは大きく
変わりました。第4期は新たに「ITに関する新たな時代の潮流の把握・発信を行う」
役割を加えてスタートを切りました。

 かの有名な経営学者ピーター・ドラッカーは、企業の目的は「顧客の創造」であり、
そのための機能として「マーケティング」と「イノベーション」があると著書の中で
記しています。そして、「マーケティング」は、顧客のニーズを探り、顧客が満足す
る価値(製品やサービス)を提供する機能、「イノベーション」は顧客のニーズを顕
在化させ、新しい満足を創り出す機能としています。
「マーケティング」においては、ニーズを知ることが第一歩になります。その手法
の一つに市場調査があります。マーケティングの専門書によれば、市場調査とは「数
字や数値で現在の市場を把握し、マーケティング施策(どうすれば顧客が満足する価
値を提供できるかの作戦)を立てること」とされています。

 IPAでは、3月29日に組込みソフトウェア産業における開発の品質・開発技術・人材
育成状況等の動向、及び同産業における課題や解決策を把握するために「2017年度組
込みソフトウェア産業の動向把握等に関する調査結果」を公開しました。
さらに、4月27日には、「Society5.0の主役たれ!」とサブタイトルを付けた「IT人
材白書2018」を発刊しました。

 このような市場調査の結果を活用していただくことで、皆さまと皆さまの顧客とな
る方々の市場を把握するとともに、次の戦略に役立てていただきたいと願っています。
また、より充実した市場調査を行うため、フィードバックをいただければ幸いです。
私たちは現場の望むものを提供し、顧客を創造できるセンターでありたいと考えてい
ます。

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【2】トピックス
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1. 組込みソフトウェア産業の動向把握等に関する調査結果を公開(3/29公開)
 
 本調査は、組込みソフトウェア産業における開発の品質・開発技術・人材育成状況
等の動向、及び同産業における課題や解決策を把握するために、毎年実施しています。
今回の調査結果では、開発の現場では安全安心やIoT(つながる世界)に関する課題
意識が高い傾向や「複雑化傾向への対応方針」については、約9割の回答者が「技術
者の教育・訓練・スキル向上」を重要視していることなどが明らかになりました。

 詳細 > https://www.ipa.go.jp/sec/reports/20180329.html

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2. 8年ぶりの改訂、「非機能要求グレード2018」を公開(4/25公開)

「非機能要求グレード」の改訂版である「非機能要求グレード2018」を公開しまし
た。8年ぶりの今回の改訂では、標的型攻撃などの出現により、防御しきれずに侵入さ
れることを前提とした新しいセキュリティについての考え方などの「セキュリティに
関する要求」や、クラウドの中核技術である仮想化技術 の成熟によって実現可能にな
った「仮想化に関する要求」など、社会や技術の変化に伴う非機能要求の変化に対応
するべく、こうした要求を定義できるように改訂しました。

 詳細 > https://www.ipa.go.jp/sec/reports/20180425.html

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【3】ソフトウェア高信頼化関連イベント情報
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1. SMA主催「第9回 オープンセミナー」開催のご案内・・・・・・・・・・・・5/16
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 今年は「イノベーションを目指す先端技術戦略と人材戦略」をメインテーマに、基
調講演では経済産業省商務情報政策局企画官の和泉憲明氏より「IoT、AIなどを活用
するクラウド化への国の戦略的取り組み」について、さらに招待講演では日本マイク
ロソフト株式会社テクニカルエバンジェリストの太田寛氏より「マイクロソフトの技
術戦略と人材戦略」についてそれぞれご講演いただきます。
 
・会期:2018年5月16日(水)14:00 ~ 17:20(情報交換会17:30~)
・会場:ちよだプラットフォームスクウェア本館 504-505〔東京都千代田区〕
・主催:一般社団法人スキルマネージメント協会(SMA)
・公式サイト:http://www.skill.or.jp/

 ▼詳細とお申し込みはこちら
  http://www.skill.or.jp/activities/seminar/OS/9th/9th-os-info.pdf

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2. 派生開発カンファレンス2018
 「XDDP 守りつくして 破るとも 離るるとても 本を忘るな」・・・・・・5/18
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 派生開発カンファレンスの季節がやってまいりました!毎年、一般から応募いただ
き、採択されたさまざまな技術発表と、質疑応答を通じた参加者・発表者間の討論の
場を提供していますが、今年は新たな取り組みとして対談セッションを企画し大いに
議論します。また、ワークショップでは、派生開発について学び・理解する機会を設
けています。前に進みつつも基本を忘れない、本質を見失わないよう、XDDP、USDM、
PFDを使ったさまざまな守破離事例について、そこで得た効果や工夫を参加者の皆さま
と共有してみませんか?
 ソフトウェア開発における派生開発を改めて考える機会としてご活用ください。

・会期:2018年5月18日(金)10:00 ~ 17:30(情報交換会18:00~)
・会場:横浜市開港記念会館 講堂・第1号室〔横浜市中区〕
・主催:派生開発推進協議会(AFFORDD)

 ▼詳細とお申し込みはこちら
  http://affordd.jp/about_conference.shtml

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3. SPI Japan 2018
-ソフトウェアプロセス改善カンファレンス 発表募集-・・・・・応募締切 5/31
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 SPI Japanでは、ソフトウェアプロセス改善に関連する発表を募集しています!
今までの活動成果や失敗から得た知見、現在進めている活動で紹介・議論したい内容
などがあれば、奮ってご応募ください。

・発表応募の締切:2018年5月31日(木)
・会期:2018年10月10日(水) ~ 10月12日(金)
・会場:ウインクあいち 愛知県産業労働センター〔名古屋市中村区〕
・主催:日本SPIコンソーシアム(JASPIC)

 ▼詳細と応募手続きについてはこちら
  http://www.jaspic.org/events/sj/spi_japan_2018/

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4. ソフトウェア・シンポジウム2018 in 札幌(SS2018)・・・・・・・・・・・6/6
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 本シンポジウムは、ソフトウェア技術に関わるさまざまな人々、技術者、研究者、
教育者、学生などが一堂に集い、発表や議論を通じて互いの経験や成果を共有するこ
とを目的に、毎年全国各地で開催しています。
 38回目を迎えるSS2018では、この数年で試みてきた新しい取り組み(チュートリ
アルやFuture Presentationなど)をさらに発展させます。この他、論文発表や事例
報告、ワーキンググループでの議論を行います。

・会期:2018年6月6日(水)~ 6月8日(金)
・会場:かでる2・7 北海道立道民活動センター〔札幌市中央区〕
・主催:ソフトウェア技術者協会

 ▼詳細とお申し込みはこちら
  http://sea.jp/ss2018/

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5.DEOS協会 オープンシンポジウム
 成立間近:IEC 62853 Open Systems Dependability (開放系総合信頼性)・・・6/5
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 今年で5回目を迎える、DEOS協会のオープンシンポジウムを開催します。
DEOSライフサイクルプロセスをベースとしたIEC 62853 Open Systems Dependability
(開放系総合信頼性) の国際規格成立が間近となりました。
 本シンポジウムでは、すでに応用が始まりつつある自動車分野への適用例や、今後
の期待される適用分野について議論します。

・会期:2018年6月5日(火)13:00~17:50
・会場:慶応義塾大学 三田キャンパス 北館ホール〔東京都港区〕
・主催:一般社団法人 ディペンダビリティ技術推進協会(DEOS協会)

 ▼詳細とお申し込みはこちら
  http://deos.or.jp/event/symposium-20180605.html  

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【4】SECからのお知らせ
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1.「SEC journal 52号」のご紹介

 本号では「複雑システムの安全性分析法STAMP」を特集しています。複雑化するシス
テムに対応するためには、従来型の安全性分析手法では限界があり、新たな分析手法
としてSTAMP(System Theoretic Accident Model and Processes)に注目が集まって
います。STAMPの概要、ツール紹介、国内外での適用事例など、最新の動向をお伝えし
ます。ぜひ、ご一読ください。

 ▼PDF版のダウンロードと購読申し込みはこちら
 https://www.ipa.go.jp/sec/secjournal/index.html

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◇その他公開情報のご案内

 1.報告書・成果物一覧
  https://www.ipa.go.jp/sec/reports/index.html

 2.事業に関連するお知らせ
  https://www.ipa.go.jp/sec/info/index.html

 3.SEC BOOKS
  PDF版のダウンロード及び、ご注文方法は、各書籍ページをご確認ください。
  https://www.ipa.go.jp/sec/publish/index.html

 4.Twitter@IPA_SEC
  https://twitter.com/IPA_SEC

 5.動画コンテンツ
  https://sec.ipa.go.jp/seminar/ondemand/index.html

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【5】IPAからのお知らせ
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1. 組織全体の情報セキュリティ・IT力向上に「情報処理技術者試験」

 ★ 情報セキュリティマネジメント試験 ★ 年2回(4月・10月)実施
   情報セキュリティ管理の知識を身に付け、組織のセキュリティレベルを高める!
   詳細はこちら > https://www.jitec.ipa.go.jp/sg/

 ★ iパス(ITパスポート試験)★ 累計応募者85万人超! 随時実施中
   ITの基礎知識を問う「iパス」。ITの技術だけでなく、ストラテジ(経営全般)、
   マネジメント(IT管理)など、幅広い分野の知識を証明できます。CBT方式で、
   いつでも受験可能。
   詳細はこちら > https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/index.html

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2. 情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)申請受付中!

 ★新たに2,206名の登録セキスペが誕生!
  サイバーセキュリティ分野における初の国家資格制度「情報処理安全確保支援士
  (登録セキスペ)」において、平成30年4月1日付で新たに2,206名が登録され、
  登録セキスペは合計9,181名となりました(4月1日時点)。
   >> https://www.ipa.go.jp/about/press/20180402_2.html
 
 ★登録セキスペホームページをリニューアル
  4月2日にホームページをリニューアルしました。制度内容やお手続き、
  ご活用企業へのインタビューなどを掲載しています。ぜひご覧ください。
   >> https://www.ipa.go.jp/siensi/index.html
 
 ★経過措置対象者の登録締め切り間近!
  旧試験「情報セキュリティスペシャリスト試験」「テクニカルエンジニア
  (情報セキュリティ)試験」の合格者は、登録セキスペの登録申請が可能ですが、
  経過措置であるため、申請は2018年8月19日(日)までです。
  お手続きは期間内に余裕をもって行ってください。
  ※期日を過ぎた場合は、改めて登録セキスペ試験の合格が必要となります。
  登録手続きはこちら
   >> https://www.ipa.go.jp/siensi/toberiss/index.html

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3. IPA広報誌「IPA NEWS」を皆さまの職場・ご自宅にお届けします!

 IPAでは、広報誌「IPA NEWS」を隔月発行し、郵送してお届けしています。
情報セキュリティやソフトウェアの高信頼化、情報処理技術者試験、IT人材の育成と
いったIPAの事業の最新の取り組み状況や、注力している事業の裏側や人などをわか
りやすく解説しています。一歩近いIPAをご覧ください。(定期発送無料)

 ◆詳細、お申し込み方法について
  https://www.ipa.go.jp/about/ipa_news/index.html

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──◆◇ SECウェブサイト https://www.ipa.go.jp/sec/ ◆◇───────── 

 発行/編集:独立行政法人情報処理推進機構(IPA)
       技術本部 ソフトウェア高信頼化センター(SEC) 小長谷 義浩

  東京都文京区本駒込二丁目28番8号文京グリーンコートセンターオフィス16階
  TEL : 03-5978-7543 FAX : 03-5978-7517

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