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社会基盤センター

[SECメルマガ]2018.3.30第141号

┏ SECメルマガ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ ☆ 第141号 2018.3.30 ☆                         ┃
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 六義園のしだれ桜が見頃を迎えております。厳しかった冬の寒さを一気に吹き飛ば
し、多くの元気・勇気・希望を届けているように感じます。この春、IPA/SECでは多
くの事業成果を一気にお届けします。是非、ご活用ください。
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INDEX
【1】コラム
【2】ソフトウェア高信頼化関連イベント情報
【3】SECからのお知らせ
【4】IPAからのお知らせ
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本メールでは、独立行政法人情報処理推進機構 技術本部 ソフトウェア高信頼化
センターを、IPA/SECと表記します。

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【1】コラム
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Acquisitionの薦め

                           IPA/SEC 所長 松本 隆明

 米国政府では、事業取得に関する仕組みが厳密に定められています。取得とは
Acquisitionの訳であり、日本語で取得というと分かりにくいのですが、事業を実施

る意義があるのか、また達成される見込みがあるのかを評価するとともに、その事業
の執行状況をチェックして達成に導く活動全体のことを指すようです。Acquisition

関するマネージメントフレームワークが明確に決められており、計画段階から運用段
階に至るライフサイクル全般に渡ってタイミング毎に評価を行うゲート制御が置かれ
て厳しい監査が実施されます。

 米国の各政府機関は、法律によってCAO(Chief Acquisition Officer)を設置する
ことが義務づけられており、CAOはその機関の取得・調達に関するプログラムを監視
し、
そのパフォーマンスを評価し、責任者に勧告することが求められます。また、取得の
決定について、その事業の実施の意義や達成可能性について対外説明責任を明確にす
ることも行わなければなりません。さらに、取得や調達を行う責任者が有すべき能力
モデル(Acquisition Competencies)まで法律で定められており、コスト評価やPM能
力以外に、情報収集やコミュニケーション能力、さらにはマネージメントや調整能力
まで詳細に決められていて、そのための資格制度があるようです。

 米国ではこのAcquisitionに関する取り組みが政府以外でも活発に行われていま
す。
IPA/SECが定期的に意見交換を行っているカーネギーメロン大学(CMU)においても
Acquisitionに関する研究が盛んに行われており、事業のコストや価値に対して将来
の変動要因を盛り込んで評価する方法などについての紹介もありました。筆者も
以前はAcquisitionに関する認識があまり無く、RFPをどう書くかといった調達作業の
一部の作業のことを指しているのかなと安易に考えていましたが、いろいろ聞いてみ
ると非常に広範囲で重要な役割をなす活動なのだと認識を新たにしました。

 事業の実施可否を評価することは計画策定にあたって当然やるべきことですが、特
に新しい技術の開発などを伴うような場合には極めて難しい作業になります。また成
果も、アウトプットではなくアウトカムで価値を評価する必要があり、このアウトカ
ムをどう見積もるかは難しい問題です。CMUは国防総省からの業務を受託することが
多いのですが、例えば、新しい戦闘機の開発可否を判断する際、その戦闘機の価値は
飛行スピードや戦闘能力で考えるのではなく、その戦闘機によって国の国防能力がど
れだけ向上するかで考えなければいけないそうです。

 翻って我が国においては、こうしたAcquisitionに関する取り組みはそれほど活発

はないと言わざるを得ません。米国では民間企業においても、株主の権限が非常に強
いので、企業も事業評価に関して敏感です。現在は、IoT、AI、ビッグデータなどの

技術が急速に普及して、企業の事業を取り巻く環境も劇的に変化しつつあります。こ
うした環境変化に対応して、新たな事業への展開を常に意識していかないと企業は生
き残っていけない時代になってきました。今後は我が国企業もAcquisitionに関する

力をきちんと身に付けるべきではないでしょうか。


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【2】ソフトウェア高信頼化関連イベント情報
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1.派生開発カンファレンス2018・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5/18
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 派生開発カンファレンスは、派生開発に関わる全ての方々が一堂に会し、現場で
役立つ実践的な技術や経験、ノウハウ、研究成果を発表し情報交換を行う場です。
 カンファレンスでは、開発現場における事例を持ち寄り、その取り組みの精度を高
め、これから取り組もうとしている人たちの指針となる機会となることを目指してき
ました。詳細は下記公式サイトをご覧ください。

・会期:2018年5月18日(金)
・会場:横浜市開港記念会館 講堂・第1号室〔横浜市中区〕
・主催:派生開発推進協議会(AFFORDD)
・公式サイト:http://affordd.jp/about_conference.shtml

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【3】SECからのお知らせ
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1.「SEC journal 52号」のご紹介(3月1日発行)
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 本号では「複雑システムの安全性分析法STAMP」を特集しています。
複雑化するシステムに対応するためには、従来型の安全性分析手法では限界があり、
新たな分析手法としてSTAMP(System Theoretic Accident Model and Processes)に
注目が集まっています。STAMPの概要、ツール紹介、国内外での適用事例など、最新

動向をお伝えします。

 所長対談では、慶應義塾大学大学院 システムデザイン・マネジメント研究科 教授
白坂成功様にお越しいただきました。
 "つながる世界(システムオブシステムズ)"の出現により、製品やサービスの
設計・運用もコンポーネントベースからシステム全体で考えるシステム思考へとシフ
トしていかなければなりません。システムズエンジニアリングの我が国の第一人者で
ある白坂教授に、システム思考の重要性、人材育成、日本の産業界に根付かせていく
ために必要なことについて伺いました。

 下記URLよりダウンロードできます。是非、ご一読ください。
 https://www.ipa.go.jp/sec/secjournal/index.html

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2. 利用者登録パスワード変更のご案内
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 IPA/SECのセミナーのお申込み等には会員登録とログインが必要です。また、パス
ワードを設定する際には下記の条件を満たしている必要があります。すでに設定され
ている方で条件を満たしていない場合にはパスワードの変更が求められますのでご注
意ください。

パスワードの条件:大小英字及び数字を含む8文字以上20文字以内(記号も使用可)

 パスワードを変更される場合は、以下よりログインのうえ、「パスワード変更」
から変更手続きを行ってください。

 https://sec.ipa.go.jp/login.html

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3. 報告書公開のお知らせ
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 IPA/SECの事業成果は、下記ウェブページよりご覧いただけます。

 《報告書・成果物》
  https://www.ipa.go.jp/sec/reports/index.html

 《事業に関連するお知らせ》
  https://www.ipa.go.jp/sec/info/index.html

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4.「SEC journal」論文募集中!
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 IPA/SECでは、下記の内容で論文を募集しています。

【論文テーマ】
 ・ソフトウェア開発現場のソフトウェア・エンジニアリングをテーマとした実証的
または先導的な論文
 ・ソフトウェアが経済社会にもたらす革新的効果に関する実証論文
 詳細は、下記ウェブページをご覧ください
 https://www.ipa.go.jp/sec/secjournal/papers.html

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5. SEC BOOKS 販売のお知らせ
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 下記の「SEC BOOKS」が、ソフトウェア高信頼化ウェブサイト(SECサイト)から
ご注文いただけます。書籍は、IPA/SECが印刷製本し、直販しています。

 詳細は、下記ウェブページをご覧ください。
 https://www.ipa.go.jp/sec/publish/index.html

 SEC BOOKS 電子書籍
 https://www.ipa.go.jp/sec/publish/ebooks.html

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6. Twitterによる「新着情報配信」のお知らせ
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 IPA/SECは、Twitterの[ @IPA_SEC ]アカウントを通じて、セミナーやイベント
の開催・成果物の公開・出版などの最新情報を発信しています。

 https://twitter.com/IPA_SEC

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7. 動画コンテンツ~セミナーオンデマンド~のお知らせ
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 IPA/SECでは、事業成果の普及拡大を図るため、これまでに開催したSECセミナー
などの動画をYouTube(IPA Channel)に公開しています。
 遠方でSECセミナーを受講できない方や、受講したセミナーを社内で共有したい方
など、いつでも好きな時に、セミナーをご視聴いただけます。
プロジェクトメンバーや業務に携わる方々と共有して、是非ご活用ください。

 https://sec.ipa.go.jp/seminar/ondemand/index.html

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【4】IPAからのお知らせ
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1.IPA 情報処理技術者試験センターからのお知らせ
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■ 組織全体の情報セキュリティ・IT力向上に「情報処理技術者試験」
★ 情報セキュリティマネジメント試験 ★ 年2回(4月・10月)実施
 情報セキュリティ管理の知識を身に付け、組織のセキュリティレベルを高める!
 詳細はこちら > https://www.jitec.ipa.go.jp/sg/

★iパス(ITパスポート試験)★ 累計応募者85万人超! 随時実施中
 ITの基礎知識を問う「iパス」。ITの技術だけでなく、ストラテジ(経営全般)、
 マネジメント(IT管理)など、幅広い分野の知識を証明できます。CBT方式で、
 いつでも受験可能。
 詳細はこちら > https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/index.html

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2. 「情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)」申請受付中!
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★6,994人の登録セキスペ誕生
平成29年度より始まった、サイバーセキュリティ分野における初の国家資格制度
「情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)」において、平成29年10月1日に
第2回目となる登録が行われ、合計6,994名の登録セキスペが誕生しました。

★「平成30年10月1日登録」の申請受付中
平成30年2月1日(木)から、「平成30年10月1日登録」の登録申請受付を
開始しています(申請締切は平成30年7月31日(火)です)。

 ◆◇◆ 経過措置対象の方の登録締切間近(2018年8月19日)◆◇◆
  情報セキュリティスペシャリスト試験、テクニカルエンジニア
  (情報セキュリティ)試験合格の方の登録申請は、平成30年8月19日までです。
  申請書類の準備に時間を要する場合もございますので、登録をご検討されてい
  る方は、お早めに申請手続きを開始ください。
 申請手続きについて >>>
 https://www.ipa.go.jp/siensi/#section4
 https://www.ipa.go.jp/siensi/toberiss/index.html ※4/3(火)以降はこちら


★制度活用企業インタビューなど
制度内容や、制度をご活用されている企業へのインタビューなどを
掲載したリーフレットをホームページに掲載しています。ぜひご覧ください。

 リーフレットはこちら >> https://www.ipa.go.jp/files/000063331.pdf

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3. IPA広報誌「IPA NEWS」を皆さまの職場・ご自宅にお届けします!
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 IPAでは、広報誌「IPA NEWS」を隔月発行し、郵送してお届けしています。
情報セキュリティやソフトウェアの高信頼化、情報処理技術者試験、IT人材の育成と
いったIPAの事業の最新の取り組み状況や、注力している事業の裏側や人などをわか
りやすく解説しています。一歩近いIPAをご覧ください。
「IPA NEWS」の定期発送は無料です。

 ◆詳細、お申し込み方法については、下記Webページをご覧ください。
  https://www.ipa.go.jp/about/ipa_news/index.html

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 ------------- SECウェブサイト https://www.ipa.go.jp/sec/ ------------
 発行/編集:
  独立行政法人情報処理推進機構(IPA)
         技術本部 ソフトウェア高信頼化センター(SEC)小長谷 義浩
  東京都文京区本駒込二丁目28番8号文京グリーンコートセンターオフィス16階
  TEL : 03-5978-7543 FAX : 03-5978-7517
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