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~新たなセキュリティ脅威の台頭やクラウドの普及などを踏まえ、ツール群の改訂に着手~

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ソフトウェア高信頼化

「非機能要求グレード改訂ワーキング・グループ」を発足
~新たなセキュリティ脅威の台頭やクラウドの普及などを踏まえ、ツール群の改訂に着手~

2017年9月26日公開
独立行政法人情報処理推進機構
技術本部 ソフトウェア高信頼化センター

 IPA/SECは2017年9月26日、「非機能要求グレード」の改訂を目的とした、「非機能要求グレード改訂ワーキング・グループ」を発足しました。12名の委員を軸に毎月1回の会合を開催し、2018年中に改訂版の公開/提供を目指します。

 非機能要求とは、ハードウェア、OS、ミドルウェア、データベースといった情報システム基盤の強度や品質に関する要求を指します。「非機能要求グレード」とは、同システム基盤の可用性や拡張性などの要求を明確化し、システムを発注する側(ユーザ企業)とシステムを開発する側(開発企業)で合意形成するための手法です。同手法を活用することで、双方の認識違いや意図のズレを防止し、重要な項目から段階的に詳細化しながら、非機能要求を確認できます。

 IPA/SECでは2010年4月に、非機能要求グレードの確認を行うツール群(初版)を公開しました。(*1)同ツール群のダウンロード数は、2014年度が1万8254件、2015年度が1万7049件、2016年度が2万666件と、公開後7年を経ても一定の水準を維持しています。しかし、その間には、新たなセキュリティ脅威の台頭や、クラウド・コンピューティングに代表されるシステム基盤の多様化が進みました。これらの背景を受けて、非機能要求が変化したにもかかわらず、初版のツール群は、現在の情報システム基盤に必要な内容を非機能要求として定義することが難しいという課題が発生しています。

 非機能要求グレード改訂ワーキング・グループではこうした変化と課題に対応し、非機能要求の定義漏れを防止すべく、非機能要求グレードを実現するツール群の改訂を行います。主な活動は以下のとおりです。

(1)非機能要求グレードのツール群の改訂

  • 新たなセキュリティ脅威に対応すべく、セキュリティ対策の採否や実現レベルを非機能要求として定義できるよう、ツール群を改訂します。
  • 仮想環境に対応した柔軟な振り分けや拡張などの実現レベルを非機能要求として定義できるよう、ツール群を改訂します。

(2)非機能要求グレードの資料拡充

  • 非機能要求そのものに変化はなくても、クラウドのようにシステム基盤の実現方法が変化してきている場合があります。そうした環境で役立つ、非機能要求グレードの使い方を記載した利用ガイドや、補足資料などを拡充します。

 なお、本ワーキング・グループは、上流工程に必要な施策を検討する「システム構築上流工程強化部会」の配下の位置づけです。

関連情報

公開日 報告書・成果物 詳細情報
2010年4月
2014年2月12日(更新) 
非機能要求の見える化と確認の手段を実現する「非機能要求グレード」の公開
~システム基盤における非機能要求の見える化ツール~
詳細ページ

脚注

(*1)利用ガイド(解説編)、利用ガイド(利用編)、グレード表、項目一覧、樹系図、活用シートの日本語版を基本に、研修教材など、普及展開を目的とした資料を含む。