IPAは、量子コンピュータの関連技術に関心のある方を対象に量子コンピューティング技術に関する最新動向・研究活用事例を紹介する「量子コンピューティング技術シンポジウム2022」を開催します。
今年4月、内閣府から「量子未来社会ビジョン(注釈1)」が発表されました。
これは量子技術による社会変革に向けた戦略として策定されたものです。
近年、量子コンピューティング技術の研究開発やビジネスでの利活用がますます活発に行われています。コロナ禍によるDXの急速な進展、カーボンニュートラルなど急激に変化する社会経済の環境に対して量子コンピューティング技術の役割が増大しているためです。
今後、この動きをさらに加速していくため、従来型(古典)技術システムとのハイブリッド、産業分野とのハイブリッド、など様々な領域との融合(ハイブリッド)が重要だと、同ビジョンの基本的な考え方の1つとして記載されています。
今年のシンポジウムではこの「ハイブリッド」をキーワードに、量子コンピューティング技術により目指すべき社会やその実現に向けた未来を展望します。またそれらの未来を築くためには量子技術が分かる人材の育成が必要であることから、量子コンピュータに関する学習機会の紹介を昨年に引き続き行います。
多くの皆様のご参加をお待ちしております。
注釈1:量子未来社会ビジョンPDF