HWクラスの課題では自由記述が多く、難易度をやや高めに設定しています。答えられない問題があっても、書けるところまで書けば努力として評価します。分量は評価対象外で、目安はA4(JIS A4) 2枚程度です。知識や思考を深めるためのLLM利用は大歓迎しますが、解答本文にLLM生成物を含めることは禁止します。周囲からの助言も、理解した上で自分の言葉に直してください。 また、本課題は思考実験です。実機への攻撃・改変、第三者所有の機器の解析は行わないでください。問3に関しては2026年10月23日時点で入手可能な情報に基づいて回答してください ■問1 : 以下の二つについてどういった技術であるかを、それぞれ2~3行程で用途または防御対象を一言含めて書いてください。 - Physically Unclonable Function(PUF) - eFUSE ■問2 概要: 基板を用いる実在製品を一つ任意に定め、ブロック図+主要チップ(こういったMCUがあるだろうで良いです)の接続構成を推定してもらった上で、攻撃者のプロファイルとアタックサーフェースの想定を考えて貰います。攻撃は物理アクセスを前提とするものとし、基板外通信は範囲外とします。回答では自由にmermaid, PlantUMLの記法を使って良いです。 ■問2-1 取り上げた製品が扱う、メーカーが保護すべき資産と言える情報の例を挙げてください 問2-2 対象製品では悪意あるユーザ(正規権限を持つユーザ)を仮定すべきでしょうか? もしそうであれば、悪意あるユーザがターゲットとする情報の例を挙げてください。 ■問2-3 製品のブロック図及び主要チップの接続構成の推定を書いてください。可能であれば推定の根拠となった資料も示してください。必要であればブロック図等の画像ファイルをフォームから添付しても構いません。 ■問2-4 どのような攻撃者が考えられるか、その目的・かけられるコスト(機材・時間)・スキルを書いてください。 ■問2-5 2-4で考えた攻撃者が情報を奪取する為にどのようなアタックサーフェースを使おうとするか、想定されるアタックサーフェースを2パターン考えてください(例:チップ上の暗号鍵を奪取する為に暗号プロセッサに対して電力差分攻撃を仕掛ける) ■問2-6 あなたがこの機器を解析するとして、最初に確認したい基板上の信号線を目的・プロトコル想定・使用する計測器含めて三か所回答してください(一例:""主要MCUはJTAG/SWDデバッグポートを保有していると考えるので、デバッグポートに接続できるかJTAGデバッガを接続する"") なおこの際には物理的な問題は一切考慮せず、チップのIOピンへ直接プロービング出来るという仮定を使ってよいです。 ■問3 概要: 本問題では現在も進行中のLedger Nano Xのスパイインプラント侵害事例(10/9の物をメインにしてください)を調査して貰います。その際、一次情報や各種報道、未確定の情報が混在している事に注意し、情報源を区別してどの情報源に基づいて記述しているかを明確にしてください。 調査の基点としてこのURLから始めると良いでしょう: https://www.tibane.net/research/ledger-nano-x-implant なお、本件は正規販売店経由で流通した侵害品が報告されています。したがって「正規品を買う」「流通経路を短くする」といった調達・物流側の対策は、事実としては正しいかもしれませんが本クラスの範囲外であり評価しません。調達・物流や攻撃者の組織的背景に企業の対応方針は省き、技術的な検出・防御機構に限定して論じてください。 ■問3-1 侵害事例を調査し、アタックサーフェースは何だったか、侵害に使われた手法とその機序、正規品との差分を記載してください。 ■問3-2 この侵害を成立させない為に、デバイスまたは検証者が満たすべき性質は何でしょうか。誰が・いつ・何を・何に対して検証すれば良いでしょうか。 ■問3-3 問3-2で検証すべき項目について、どういった追加の実装(基板改版や部品アセンブリ変更も含む)をどれくらいの期間・コストをかけてやるべきか、想像を含めて構いませんので自由に書いてみてください。 ※HWセキュリティでは製造コストや設計変更コストは大変高い傾向にあり、そういったままならない状況では筋が悪くとも一時的対策としては許容されるような手段が存在します。