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未踏/セキュリティ・キャンプ

未踏事業ご紹介冊子:コンテンツピックアップ(1)

未踏事業をご紹介する冊子「MITOU: Ingenious Creators - ITで切り拓く未来」の表紙の画像 未踏事業をご紹介する冊子「MITOU: Ingenious Creators - ITで切り拓く未来」から、「[特集2]拡がる未踏エコシステムをピックアップしました。
さまざまな分野で活躍する修了生の姿を、インタビューと共に紹介します。
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拡がる未踏エコシステム 様々な分野をリードする未踏修了生
 コアテクノロジー | 社会インフラ | アカデミア | 教育 | アート&エンタメ |
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拡がる未踏エコシステム~様々な分野をリードする未踏修了生~(1)コアテクノロジー

コアテクノロジー  ITが産業の発展を牽引する力となっている現代社会では、IT分野の基礎となるコアテクノロジーがますます重要になっています。未踏事業の修了生の多くがその領域で真価を発揮しています。
 登⼤遊は未踏事業でのVPN技術の研究成果を活用した「シン・テレワークシステム」を開発し、新型コロナウイルス流行下でテレワーク環境を必要とする多くの企業で活用されています。
 日本人によるシリコンバレー発のITベンチャーとして知られるトレジャーデータの創業者の1人、古橋貞之も未踏修了生です(2006年度)。古橋氏は未踏事業での経験を生かし、同社のチーフアーキテクトとして先進的なデータ統合基盤の開発を牽引しています。
 未踏事業でワークフロー技術に取り組んだ川口耕介(2005年度)は、その後、アジャイル開発の世界標準ツールの1つとなる「Jenkins」を作り上げました。
 人型ロボット制御用のソフトウェア「V-SidoOS」の開発者であり、現在はソフトバンク傘下のアスラテックでチーフロボットクリエイターを務める吉崎航(2009年度)は、未踏事業での研究成果を応用してロボット技術の開発をリードしています。
 そのほか、音声AIの総合プラットフォーム「mimi」を提供するフェアリーデバイセズの藤野真人(2009年度)、OS内カーネルソフトのデバッグを可能にする「KlareDbg」を開発した⽊村廉(2016年度)など、未踏事業は数多くの人材を送り出しています。

Interview 登 大遊氏

登 大遊氏の写真
登 大遊 Daiyuu Nobori

ソフトイーサ株式会社 代表取締役
筑波大学 産学連携准教授
筑波大学大学院 生命システム医学専攻 医学課程 学生
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)
産業サイバーセキュリティセンター サイバー技術研究室 室長
東日本電信電話株式会社(NTT東日本) 特殊局員


1984年生まれ。2003年度未踏ソフトウェア創造事業採択。筑波大学在学中に「学内ファイアウォールをやっつける」目的でどんなファイアウォールも通過するVPNという発想から「SoftEtherVPN」を開発。卒業後は同ソフトを商用化したソフトイーサを設立して国内外に広く提供するほか、IPAやNTT東日本など様々なフィールドで活動している。

技術者が自分の頭で考え、自由に探求できる環境が日本をIT先進国に押し上げる


登氏がシン・テレワークシステムに続いて取り組んだ「自治体テレワークシステム for LGWAN」構築の様子
登氏がシン・テレワークシステムに続いて
取り組んだ「自治体テレワークシステム
for LGWAN」構築の様子
 NTT東日本とIPAが2020年4月に無償提供を開始したシン・テレワークシステムは、未踏事業の支援を受けて開発した「SoftEtherVPN」の技術を応用したものです。1日も早くテレワークの仕組みを導入したいという方々のお役に立ちたいと、開発に着手してから約2週間で公開にこぎ着けました。未踏事業での取り組みがシン・テレワークにつながったのです。
 2021年1月の段階で10万人以上の方々にご利用いただいていますが、安価なRaspberryPiをサーバーとして利用しているため、1ユーザー当たりの提供コストは1ヶ月当たり1円以下と低額に抑えています。この技術をより多くの方や企業にご利用いただけるよう、商用利用も可能なオープンソースライセンスでの公開も始めました。
 歴史を振り返ると、日本は外国で発明された技術を学び、それを磨き上げて他国が成しえなかった高みにまで極めることを得意としてきました。ITの分野でも同じことが起きてきます。IT先進国である米国や中国に追いつくのはもちろん、これらの国々が達成できなかった高い品質や性能を、日本人ならではの品質感覚で実現する日が来るでしょう。
 この未来は、多くの日本企業が抱える“極度に複雑化したシステム”という課題を自ら解決することで訪れます。しっかりと自分の頭で考えられる技術者が自社のシステム課題に自由に取り組むことで、日本はIT先進国になることができます。私自身、その先頭に立って課題解決に挑戦していきます。

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