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未踏IT人材発掘・育成事業:2018年度採択プロジェクト概要(𠮷田PJ)

最終更新日:2018年7月3日

1.担当PM

田中 邦裕(さくらインターネット株式会社 代表取締役社長)

2.採択者氏名

𠮷田 朋広(神戸情報大学院大学 横山研究室)

3.採択金額

2,304,000円

4.テーマ名

ユーザ近傍におけるコンピューティング環境の開発

5.関連Webサイト

なし

6.申請テーマ概要

 近年、さまざまなネットサービスが登場し、広くユーザに利用されるようになった。これらのネットサービスは、ネットワークに接続されたサーバにおけるコンピューティング(データ記録、分析、判断などの情報処理)によって提供されている。そのため、クライアントと呼ばれるユーザ端末(スマートフォンなど)とサーバとの通信の維持が必要となるが、そのためにはクライアントが外部インターネットへの接続ができる環境や、安定して接続を維持できる環境の整備が必要となる。ネットサービス利用が一般的になるにつれて、さまざまな状況においてもそれらネットサービス利用機会が求められている。例えば、閉じた会場内での電子ファイル配布やチャットなどのコミュニケーションなどである。これらの閉じた環境でのサービスの提供においては、ネットワークの構築コスト、外部インターネット接続の混雑などが問題になることがある。
 そこで、本プロジェクトでは、ユーザ近傍におけるポータブルなコンピューティング基盤環境を開発する。サービスを提供する基盤をユーザ近傍に設置することにより、上記のネットサービス提供における問題を解決する。具体的には、サービス(チャットなど)を提供するサービスノード、基盤を制御する制御ノードとして振る舞う小型コンピュータとそれらの自動制御方法を開発する。サービスノードによる現地ネットワークの形成とサービスの提供を行うことで、そのような環境でのネットワーク構築コストや外部インターネット接続の混雑問題を回避することができる。また屋外や山間地、災害時などのインターネットに接続が困難な状況におけるサービス提供基盤など、さまざまな用途に応用が可能になる。

7.採択理由

 クラウドコンピューティングの発展により、データを中央に集約してビックデータ解析するという形態が普及し、大量のデータの収集方法と大容量データの解析システムが発展してきた。しかしながら、レイテンシの問題、データの肥大化の問題など、さまざまな課題が発生しており、クラウドと強調して動くエッヂコンピューティングの重要性が増してきた。そのような背景から、クラウドへの接続がなかったり、不安定な環境でも、エッヂでのコンピューティングによって、いままでと変わらない環境が利用できることは大変意義深い。今後、データセンター側とエッヂ側を行き来できるような技術開発は、このような環境づくりに不可欠であると考え、採択した。

更新履歴

2018年7月3日 2018年度採択プロジェクト概要(𠮷田PJ)を掲載しました。

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