HOME未踏/セキュリティ・キャンプ未踏事業未踏IT人材発掘・育成事業:2016年度採択プロジェクト概要(𣘺本PJ)

本文を印刷する

未踏/セキュリティ・キャンプ

未踏IT人材発掘・育成事業:2016年度採択プロジェクト概要(𣘺本PJ)

最終更新日:2016年6月15日

1.担当PM

 竹迫 良範(たけさこ よしのり)
 ・株式会社リクルートマーケティングパートナーズ 専門役員 技術フェロー

2.採択者氏名

 𣘺本 論(株式会社PTP)

3.採択金額

 2,304,000円

4.テーマ名

 Web技術を利用したモダンなパケットアナライザの開発

5.関連Webサイト

6.申請テーマ概要

 本プロジェクトでは、Web技術を応用したJavaScriptベースの新しいグラフィカルパケットアナライザを開発する。パケットアナライザを利用すると、コンピューター上で通信されているデータをキャプチャ・解析して、それを人間の理解しやすい形式で表示することができる。近年のソフトウェア環境では、WebRTCやHTTP/2などの新しいプロトコルの実装やデバッグだけでなく、セキュリティの観点からのアプリケーションの通信の解析など、パケットのモニタリングが有用になる場面は多い。しかし、様々なユースケースに柔軟に対応するためには、従来のパケットアナライザのアーキテクチャでは限界がある。
 そこで本プロジェクトでは、Wiresharkなどの既存のパケットアナライザの基本的な機能を踏襲しつつ、Web技術の利点を活かして、より拡張性のあるモダンなコンセプトで設計されたパケットアナライザを開発する。例えば、ソフトウェアを構成する機能をそれぞれパッケージ単位に分離することにより、ユーザは自身が必要な機能だけをインストールしたり、作成した拡張機能を簡単に配布したりすることができる。また、HTMLやCSSを駆使した自由度の高いGUIの開発によって、複雑なパケットの構造を視覚的によりわかりやすく表示させることも可能になる。

7.採択理由

 自作のパケットアナライザdripcapの開発提案。HTML5/CSS/JavaScriptのWeb技術で実装することで、独自プロトコルに対応するプラグインもJavaScriptで簡単に書くことができる。CanvasやWebGLの技術と組み合わせることによって、時間軸でのパケットのやり取りをアニメーションで可視化できる拡張性も持つ。キャプチャ部分はGolangで実装されていてOS依存の部分がいくつかあるが、共通基盤の開発を継続することでパケットアナライザの新しいプラットフォームとなることを期待している。JavaScript自体の実行速度の遅さなどの問題はあるが、パフォーマンス改善の技術を取り入れ、実用性の高いアプリケーションに仕上げていくことを期待している。

更新履歴

2016年6月15日 2016年度採択プロジェクト概要(𣘺本PJ)を掲載しました。

未踏/セキュリティ・キャンプ