デジタル人材の育成
竹田 正幸(九州大学大学院 システム情報科学研究院 教授)
チーフクリエータ
西川 玲(室蘭工業大学 生産情報システム工学専攻)
コクリエータ
なし
「これだけタッチパネルやタブレットPCが普及してきているのに、作図はボタンやメニュー操作を強いられる!」
「しかも作図アプリケーションごとに操作が全部違う!」
こういった状況を打破すべく、本提案では様々なOSで、様々な作図アプリケーションで共通して利用可能なスケッチ入力インタフェース「SKIT」を実現します。
SKITを使えばユーザは対応する作図アプリケーションに対し、共通の手書き操作で直感的に図形入力を行えます。
一方、作図アプリケーション開発者は非常に小さな開発コストで手書き図形入力という新しいインタフェースをユーザに提供できるようになります。
タッチパネルやタブレットPCなど直観的な入力を可能とするデバイスが普及しているが、それにも拘わらず、作図アプリケーションにおいては、今だにボタン操作やメニュー操作を強いられるのが実情である。本提案は、様々な作図アプリケーションで利用できる手書き図形入力インタフェースの実現を目指している。既に試作版も公開されており、研究室の研究成果である手書き図形認識技術をコア技術に据えた、透明度の高いシステム構成となっており、PMの掲げた採択基準によく合致している。開発計画も具体的かつ明瞭であることから、この開発は着実に進行するものと判断し、採択とした。