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2005年度上期未踏ソフトウェア創造事業  天才プログラマー/スー パークリエータ


 




[ 「天才プログラマー/スーパークリエータ」の認定者 ]
[ 「天才プログラマー/スーパークリエータ」の認定基準 ]






 
 

 
「天才プログラマー/スーパークリエータ」の 認定者
 

 


 2005年度上期未踏ソフトウェア創造事業では、下記12名の開発者(敬称略)が優れた開発成果を残し、担当プロジェクト・ マネージャー
(PM)から高い評価を得て、IPAが「天才プログラマー/スーパークリエータ」と認定いたしました。
 これら12名の「天才プログラマー/スーパークリエータ」には、2006年5月17日に開催する「IPAX2006」の会場にて認定証の授与式を行います。

 (注)開発者の所属は認定時点の所属です。

 
(1) 山本 大介 (名古屋大学 情報科学研究科 博士後期課程)
 

 
テーマ名
 

 
 マルチメディアコンテンツの配信とそのコミュニ ティ支援システムの開発
 

 
酒井 裕司PM
の評価
コメント

 

 
 ベースのシステムを基に、使う側の技量を考慮 しつつ様々なブラウザー環境への対応を満たしたユーザーインターフェイスの改良、および、サーバーサイドのシステム負荷を考慮したクライアントサイドとの 通信分散など、ニーズと技術の適正を考慮する能力に優れ、しかも、そうしたシステムを利用者の意見を考慮しながら継続開発する対ユーザーコミュニケーショ ン能力など、“使われる”アプリケーションの作成者としての高い能力を持つ。
 

 
開発成果評価書
 

 
 PMによる開発成果の評価


(2) 中嶋 謙互 (コミュニティーエンジン株式会社 CEO)


テーマ名


 XM支援サービス galapagos の開発


長尾 確PM
の評価
コメント



 開発者らが提唱するエクストリームミーティン グと呼ばれるコンセプトは、効率的な会議のあり方をいくつかのプラクティスとしてシステム化したものである。その中で特に重要なプラクティスに「議事録を あるフォーマットに従って完成させることを会議の終了であると見なして会議を進行させる」ことがある。開発者らがこのコンセプトに基づいて実現した議事録 の作成・管理システムは、プロジェクト管理における意思決定会議を効率的に運営するために、プロジェクトのスケジュールやToDo管理と議事録を連動させ た完成度の高いシステムである。特に、議事録のエディタ機能を充実させ、使い勝手を格段に向上させている。
 開発者らは、実際に、このツールを使って、多くのプロジェクトを長期間に渡って管理し、かなり入念に評価を行っている。その結果、意思決定を効率化し、 会議そのものにかかる時間を大幅に短縮することができた。システムを開発し、コンセプトを具体化しただけでなく、実際に組織内で運用してブラッシュアップ を繰り返し、完成度を高めたことは大いに評価できる。また、開発したシステムの事業化の体制も整っているようである。このように画期的なアイディアを提案 し、その実現を着実に行った点は高く評価でき、スーパークリエータとしての能力を十分に有すると考えられる。


開発成果評価書


 PMによる開発成果の評価

 
(3) うるまでるび (アニメーション作家/ソフトウェア・アーティスト)


テーマ名


 使いやすさを極めた先進的なアニメーションソフトウエアの開発


中島 秀之PM
の評価
コメント



 開発者は2004年度前期にもドローソフトの開発を行ってい る.それ自 体完成度の高いものであったが,アニメーション機能が付加されず,あと一歩というところでスーパークリエータ評価に届かなかった.今回の評価は前回の到達 地点からの差分を見るという意味で,開発者には大変厳しい条件であったと思うが,それを完璧にクリアした.
 1.未踏性について
 今回はドローソフトに盛り込まれた様々なアイデアと整合性を保った形でのアニメーション機能の導入を期待した.概要にも述べたが,プロが使用するソフト が前提となっているので,動きの指示などもスクリプト言語によるものではなく,プロの感性が活かせるものである必要がある.そのようなソフトは現存せず, 完成すれば画期的なものであると考えて採択した.開発開始時には漠然としたアイデアが存在したものの,結局はそれが不発に終わり,別のアイデアが採用され た.しかしながらこれがかえって幸いしたのではないかと思う.アニメーションを動かす軌跡に対して前回開発した「いいこいいこペン」を適用するというアイ デアが採用され,むしろシステム全体の概念的統一性が飛躍的に向上したと考える.この部分が今回の開発の真骨頂であると考えている.
 2.完成度について
 本システムは若干のバグなどが残っているもののほぼ実用に耐えるものとなった.また,以下のインパクト(波及効果)を持っている.
・ 一部のプロフェッショナルのものであったアニメーション制作の敷居を下げた.
・ 一方ではプロフェッショナルのハードな使い込みにも応える設計となっており、新しいアニメーション芸術が生まれる土壌となるはずである.
・ ユーザーを強く意識したアプリケーションとしての完成度が高く,市販ソフトウェアと較べても引けを取らない.


開発成果評価書


 PMによる開発成果の評価

 
(4) 大坪 五郎 (株式会社デンソーアイティーラボラトリ プロジェクトマネージャー)


テーマ名


 動的キーワード抽出による映像コンテンツブラウ ズシステムの開発


原田 康徳PM
の評価
コメント



 大坪さんのシステムは,蓄積型メディア配信の 時代において,まったく新しい番組の提示法を与えてくれた.この手の情報提示のスタイルは色々と研究されているが,蓄積された番組の閲覧というのは,非常 にうまい着眼点であるといえよう.また,リモコンでの操作を意識した簡単なインタフェース,まったく新しいCMの挿入法など,面白いアイデアも開発中に生 まれた.完成したシステムの見栄えも大坪さんならではのセンスでまとめられ,完成度の高いものであった.それらをふまえて,スーパークリエータに値すると 評価する.


開発成果評価書


 PMによる開発成果の評価

 
(5) 西野 順二 (電気通信大学システム工学科 助手)


テーマ名


 バーチャルサッカーロボット作成キットOZEDの開発


原田 康徳PM
の評価
コメント



 本プロジェクトをしっかりとまとめ上げ,ま た,西野さんオリジナルのこのへんファジィ推論エンジンを完成させた点を評価する.
 ロボカップのシミュレーション部門への参加の敷居を下げるために,複雑なシステムを配布可能なCDとして,誰でも簡単に使えるように完成させた点は非常 に重要である.すでに,幾つかの大学,高校で使用したいという話が来ているそうであるが,それらのフィードバックをもとにより発展させて,標準的なパッ ケージに発展させてもらいたい.
 メンバーがみなバラバラのロケーションであるというハンディを克服できたのは,彼らのチームワークのよさの証明であるが,そのリーダシップとった西野さ んを代表してスーパークリエータに値すると評価する.


開発成果評価書


 PMによる開発成果の評価

 
(6) 濱田 剛 (独立行政法人 理化学研究所 基礎特別研究員)


テーマ名


 リコンフィギャラブルスーパーコンピューティング環境


高田 浩和PM
の評価
コメント



 本開発プロジェクトは、前年度に引き続き二度目の未踏プロ ジェクトでの採択案件である。理論にとどまらず実際にモノとして動作しており、その内容は昨年度の成果報告会で最初に目にしたときから、非常に強い印象と なって脳裏に焼きつくものであった。その成果は、天体物理学における重力多体シミュレーションのみならず、さらに分子動力学や他の物理シミュレーションに も応用可能なものであり、従来、一握りのスーパーコンピュータ利用者でなければ活用することのできなかった技術を一般の研究者・プログラマーが利用するこ とを可能にした点で、極めて大きなインパクトを持っている。
 本プロジェクトの成果は、スタンドアローンな組み込みシステムにおいても十分利用可能な技術でもあり、数値計算の分野だけでなく、さらに広がりをもって 応用される可能性がある。
 今回、未踏プロジェクトとして採択し開発を推進することにより、低コスト版FPGAハードウェアの開発と量産・販売チャネルの確立にまで道筋をつけるこ とができ、さらなる普及にむけて大きな一歩を踏み出すことができた。
 海外・国内の学会等での20件あまりの発表、海外の大学・研究機関との共同研究の推進、デスクトップシステムの単体FPGAボード上で 200GFLOPS超の性能を実現したシステムの画期的なパフォーマンスなど、得られたプロジェクトの成果は一見派手とも見える華々しいものである。しか し、ここに至るまでには、アイデアを現実にする優れたプログラミング技術だけでなく、こつこつと数値演算用ハードウェアIPを整備するという地道な作業が あったことを忘れることはできない。また、実際にモノとしての低コストFPGAボードを開発するにあたってはFPGAの入手から資金繰りに至るまで研究開 発以外のことも全てこなすだけのバイタリティが必要不可欠であり、強い信念と困難に負けずにプロジェクトを推進するだけの情熱を持ち続けることなくして は、今回のプロジェクトは決して成し得なかったといえる。
 以上のことを鑑み、今回、濱田氏を天才プログラマー/スーパークリエータとして認定すべきと判断した。


開発成果評価書


 PMによる開発成果の評価

 
(7) 中里 直人 (独立行政法人 理化学研究所計算宇宙物理研究室 基礎科学特別研究員)


テーマ名


 リコンフィギャラブルスーパーコンピューティング 環境


高田 浩和PM
の評価
コメント



 本開発がアプリケーション指向の開発プロジェ クトであったことは、本プロジェクトが成功を遂げることのできた主な要因の一つであったと思われる。天体物理シミュレーションという明確なニーズがあった ことで、極めて開発目標がクリアとなり、理論や概念レベルにとどまることなくアイデアを現実のものとして、実用的でコストパフォーマンスの極めて高いシス テムを開発することができた。このような専門的なアプリケーションを開発する上で、専門家としての開発者の果たした役割は特筆に値する。また、海外発表や 海外の大学・研究機関との共同研究を通じて、他の研究者ともコラボレーションしながらの開発成果は、世界的にみても最先端のものであるといえる。これらの 理由から、今回、中里氏を天才プログラマー/スーパークリエータとして認定すべきと判断した。


開発成果評価書


 PMによる開発成果の評価

 
(8) 水野 拓宏 (有限会社ユーアスク 取締役社長)


テーマ名


 ネットワーク複製時代に適応した放送番組流通システム


竹林 洋一PM
の評価
コメント



 「コピープリーズ」のコンセプトを山田氏と考 案し、コンテンツ流通とコミュニティ形成を統合する実用性の高いシステムを開発した。
 ユーザの潜在動向を考慮してサービスやコンテンツを企画し、それをシステム設計し、コーディングし実用化まで進める能力は極めて高い。特に、サーバ構築 とプログラミング能力は卓越しており、開発速度と質はトップレベルである。さらに、プロジェクト管理能力と実行力も秀でており、多面的な能力をプロジェク ト期間中に発揮した。今回もポッドキャスティングの急速な普及が懸念材料であった時期に、自らポッドキャスティングの番組を制作・配信し、その知見を基に プロジェクトを軌道修正し、新たな価値を創出することに成功した。今後のコンテンツ・ビジネス開発で飛躍が期待できる人材であり、スーパークリエータに値 すると考える。


開発成果評価書


 PMによる開発成果の評価

 
(9) 井尻 敬 (東京大学 情報理工学系研究科 コンピュータ科学専攻 博士課程)


テーマ名


 植物のモデリングシステムの開発


竹林 洋一PM
の評価
コメント



 井尻氏は2004年度の未踏ユースでスーパー クリエータに認定されている。それを飛躍的に発展させ、今回は一般ユーザがインタラクティブにリアルで美しい植物モデルをデザインできるシステムを開発し た。特に、ラフスケッチで植物全体を描き、徐々に3次元モデル化するという着想は面白い。コーディングも腕を上げており、ビルボードの自動置き換え、3次 元カーブ変形機能など、3次元形状のモデリング支援インタフェースの出来映えは見事である。生け花のように意図的に複数の花をアレンジするモデル構築の方 法論は卓越しており、システムとしての完成度も高い。他の自然物の分野への横展開可能も楽しみである。このような素晴らしい成果を出しながらも謙虚で向学 心があり、独自の美的センスと価値観を有する井尻氏はスーパークリエータに相応しい。


開発成果評価書


 PMによる開発成果の評価

 
(10) 西岡 悠平 (株式会社 四次元データ Web技術研究所)


テーマ名


 ユーザ主導型 Web アプリケーション作成ツールの開発


千葉 滋PM
の評価
コメント



 開発した Tuigwaa は、Web アプリケーションを、Web ブラウザからの操作だけでプログラムを書かずに作成できるようにするソフトウェアである。類似のコンセプトのソフトウェアは数多く、採択当初は本当にユ ニークなものを開発できるか、プロジェクトマネージャの立場から確信がもてたわけではなかった。本プロジェクトを採択したのは、プロトタイプで示された Tuigwaa の基盤部分の実装方法のアイデアに開発者らの能力の高さをみて、プロジェクトの可能性を信じたからである。しかしながら、最終的に開発された Tuigwaa は実装技術だけでなく、機能のユニークさの点からも期待を裏切らないもので、この分野に新しいジャンルを切り開く可能性をもったソフトウェアである。その 可能性は、成果発表会に集まった多数の一般参加者からの賞賛の声からも明らかである。そのような優れたソフトウェアを開発した西岡氏はスーパークリエータ にふさわしい。


開発成果評価書


 PMによる開発成果の評価

 
(11) 小西 克巳 (工学院大学 情報学部 コンピュータ科学科 講師)


テーマ名


 遊休PCによるオフィスグリッドミドルウェアの開発


並木美太郎PM
の評価
コメント



 一部の優秀なプログラマーがとことん考え、性 能チューニングを行ってきたクラスタやグリッドでの並列プログラミングを、そこそこの性能でいいからビジネスプログラマでも遊休PCを用いて並列分散処理 を手軽にプログラミングできるミドルウェアという提案は、面白い。特に、複数の物理ディスプレイを一つの仮想ディスプレイとし、分散表示させるアプリケー ションについては、広告やディスプレイ構築に応用できる。Excelを用いて各種シミュレーションを行うケースが増えているが、Excelから並列分散を 行える効果は意義がある。
 両開発者ともミドルウェアのAPIの仕様策定、デモアプリケーションの実装に携わっており、企画立案、設計・実装能力は十分高いと判断した。一般利用者 でも遊休PCを用いて並列分散できるためのミドルウェアは実用性が高いと考え、スーパークリエータ/プログラマーとして評価した。


開発成果評価書


 PMによる開発成果の評価

 
(12) 中沢 亨 (大日本印刷株式会社 AD-POWERs推進室 エキスパート)


テーマ名


 遊休PCによるオフィスグリッドミドルウェアの開発


並木美太郎PM
の評価
コメント



 開発内容については、小西氏と同じである。学 術的成果よりも、企業展示会、特許、製品化などを通じて成果を活かすことを目指しており、ビジネスプログラマでも簡単に並列分散処理を行うことを今後も実 用面から期待できる。学問を主たる業務にしてきた小西氏にはない企業的な発想とやり方により、プロジェクトを支えていた。二人の得意な点をうまく生かした プロジェクトであった。同氏についても、一般利用者でも遊休PCを用いて並列分散できるためのミドルウェアは実用性が高いと考え、スーパークリエータ/プ ログラマーとして評価した。


開発成果評価書


 PMによる開発成果の評価


 


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「天才プログラマー/スーパークリエータ」の 基本認定基準
 

 


 「天才プログラマー/スーパークリエータ」については、IPAで「新規性(未踏性)」、「開発能力」、「将来の可能性」から基本認定基準を下記のように 定義し、これを基本に各プロジェクトマネジャーに具体的な認定基準を独自の観点から設定して評価いただいています。


    未踏ソフトウェア創造事業に係る「天才プログラマー/スーパークリエータ」の定義について
基準項目 基本認定基準(注) スーパークリエータが生 み出す世界
新規性(未踏性) アイディア、発想力、独創力 学会で発表され学問的な認知が ある。 国際学会発表回数
論文・学会誌掲載回数
開 発 能 力 創造力、企画・設計能力が高 く、
プログラムコーディングが早い。

ソフトウェアのデザイン能力が高い。
設計したデザインを短期間にプログラム

する能力を持つ。

開発ソフトの処理・レスポンス 速度が高い
将来の可能性 末恐ろしさを秘めている。 開発ソフトの有用性が高い。
市場ニーズが高い(使える)ソフトである。
事業化、商品化件数、
オープンソフト(ダウンロード数)

  (注)スーパークリエータの認定は、少なくとも基本認 定基準のいずれか1つ該当している場合とする。


 
 

 
各PMの「天才プログラマー/スーパークリ エータ」認定の評価基準
 

 


 各プロジェクト・マネージャー(PM)における「天才プログラマー/スーパークリエータ」認定の「評価基準」を以下に公開します。

 


1.Alan Kay PMの評価基準


  Projects were evaluated via a number of criteria and from the start of the application process.
1. Overall merit of the initial proposals;

2. Progress reports were submitted periodically to PM for review and comment. Partial evaluation of overall project comes from reading and discussion/email based on progress reports;
3. Face to face meetings and presentations; at two times the grant recipients gathered in Kyoto for presentation of their project. PM made evaluation of projects based on the presentation, presentation materials from both the interim and final face to face presentations;
4. Written materials presented as final report. Each grant recipient submitted papers and online materials for review and dissemination.

 


2.酒井 裕司PMの評価基準


 まず、ニーズを発掘する独創力、また は、ニーズを聞き出すコミュニケーション能力をもつこと。
 その上で、そのニーズを満たすために適切な技術を選定し、限定された期間内に妥当な解決案を提供する能力。あるいは、人並み外れた継続能力を持ち、余人 が至らぬ高みに到達する継続力を持つものを「天才プログラマー/スーパークリエータ」と認定する。


 


3.長尾 確PMの評価基準


 以下の基準に基づいて判断した。
1.実現したシステムの完成度(提案時の目標をどの程度達成しているか)
2.実現したシステムの有用性
3.実現したシステムの将来性と社会的インパクト
4.開発者のシステム全体における貢献度
5.開発者が代表者の場合、成果報告会におけるプレゼンテーションの説得力
6.開発者が代表者の場合、成果報告書のわかりやすさ
 数字の若い項目の順に優先度が高い。つまり、1が高く2がほどほどのものと2が高く1がほどほどのものでは、前者を優先する。ただし、スーパークリエー タとなるべきものは、1から6までのすべての項目について、平均以上でなければならず、他の人と比べて特に低い項目がある場合は、スーパークリエータとは 見なさない。

 


4.中島 秀之PMの評価基準


 提案された概念が,これまでに他人が 思いつかなかったようなユニークなものであり,またそのインパクトが大きいことを未踏性の最大要因とする.さらにそれを完成させ,実用レベルに近いところ まで仕上げる能力が必要条件である.以上2点を基準とする.

 


5.原田 康徳PMの評価基準


 独創的なアイデアと,それを完成まで やりとげる能力を評価基準とした.能力を客観的に判断するために,開発したシステムの完成度を重視した.

 


6.北野 宏明PMの評価基準


 評価基準は、独自の発想で、新しい分 野を切り開くような発想とそれを実現する能力を持ち合わせた人間。

 


7.黒川 利明PMの評価基準


 「天才プログラマー/スーパークリエータ」の評価においては、一般の製品/ サービスの評価におけると同様に、「驚き」をもたらせることを第一の評価としたい。それは、期待以上の成果であったり、予期しなかった方法による実現で あったり、あるいは、他のそれこそ思いがけない側面かもしれない。第二には、PMや関係者以外の第三者の高い評価を得ることとする。理想的には、顧客評価 あるいはピアレビューであるが、未踏プロジェクトは、期間が余りに限られているので、他の代替手段をとるしかあるまい。第三に、期待効果が大きいこと。時 間的な制約から、実際の効果測定にまではいたらず、予測部分が多くなることはやむをえないだろう。

 


8.高田 浩和PMの評価基準


 以下の基準に基づいて評価を行った。
● 実行力:プロジェクトを成し遂げようとする強い意志と情熱を持ち、周囲を巻き込みながらプロジェクトを継続し、遂行していくことができたかどうか
● スキル:アイデアを実装し具体的な形にすることのできる、並外れたプログラミング能力と極めて高いスキルを有するかどうか
● 情報発信能力:開発の過程や成果をわかりやすく他者に示し、アピールすることができたかどうか。賛同者を得るべく、普及にむけての努力を行っているかどう か
● 成果:期間内に当初の目標を達成し、期待した成果がえられたかどうか

これらの一部またはすべてをを高いレベルで満足すると思われるプロジェクトの開発者を「天才プログラマー/スーパークリエータ」として認定した。


 

 
9.竹林 洋一PMの評価基準
 

 
情報技術を活用して多様な価値を創造する能力を評価基準とした。ソフトウェアやコンテンツ制作能力に加えて、企画構想 力、事業化/実用化への実行力(俊敏さ、粘り強さ)に関して卓越した能力があり、今回の事業で未踏性のある成果をあげた開発者をスーパークリエータとして 認定した。

  

 
10.千葉 滋PMの評価基準
 


 実用性のあるソフトウェアを開発した ことや、開発したソフトウェアの品質が優れていることは当然として、さらに以下の基準のいずれかを満たした開発者を天才プログラマー/スーパークリエータ と認定する。
- 開発したソフトウェアが、新しいソフトウェアのジャンルを切り開く可能性を秘めている。
- 開発したソフトウェアを普及させるために、優れた企画を適切に立案し、周囲をまきこんで実行にうつせる。
- 開発したソフトウェアの機能あるいは品質、性能が従来のものより圧倒的に優れており、少なくない人々のコンピュータの利用の仕方を変える可能性がある。

  

 
11.並木 美太郎PMの評価基準
 

 
 次の項目のいずれかまたは複数満たす 開発者を天才プログラマー/スーパークリエータとして認定する。
(1) 未踏性の高いソフトウェアを開発した
(2) 実用性の高いソフトウェアを開発した
(3) 圧倒的なプログラミング能力を有している
(4) 極めて高い研究能力を有している
(5) プロジェクトの成果により受賞した
(6) 開発にかける情熱が極めて高かった


 


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