インターネット人口の増加やブロードバンド化に伴い、構築されたWebシステムの、トラヒック集中による可用性低下が問題となっている。一方、送信情報の暗号化やユーザ認証など、更なるシステム負荷を必要とするセキュアな環境についても配慮しなければならず、システム管理者の負担は増大している。
このため、システムの分離という観点に着目することにより、既存システムに対する変更の極小化を図りながら、問題の解決を可能とする「逆PROXY型」によるWebサーバ拡張システムを開発する。
具体的な開発内容は以下の通りである。
●アカウント認証代行機能
・アカウント認証をフォーム型により代行
・認証状態をCookie等により管理
・タイムアウトによる切断に対応
・認証済IDは、HTTPヘッダに追加してWebサーバに通知
●トラヒック分散機能
・複数のWebサーバに対して、負荷を分散しながらリクエストを行う
●SSL接続デコード機能
・SSLによるリクエストをデコードしてWebサーバに転送
●不正リクエスト排除機能
・ワーム等の不正リクエストをWebサーバの未然で排除
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