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2004年度第1回未踏ソフトウェア創造事業  採択案件評価書


 



1.担当PM


 酒井 裕司 (株式会社イグナイトジャパン ジェネラルパートナー)



2.採択者氏名


 代表者

奥 一穂(株式会社モビラス 代表取締役)

共同開発者

北條 裕明(株式会社モビラス)



3.プロジェクト管理組織


 株式会社モビラス



4.委託金支払額


 13,330,963円



5.テーマ名


 ウェブアプリケーション (Apache/Perl) 統合開発環境の開発



6.関連Webサイト


 http://www.mobirus.com



7.テーマ概要


 商用提供されるWebシステムにおいて、システムを停止させずに、システムの修正/メンテナンスを行いたい管理者は多い。しかも、商用ベースで提供されるアプリケーションサーバーではなく、オープンソースベースのスクリプト言語を用いて安価で簡易な開発を継続したい。
 当プロジェクトの目的はそのようなユーザーのニーズを満たす環境を提供することにある。



8.採択理由


 商売としては厳しい分野だとは思いますが、大手ベンダーのアプリケーションサーバーが放置している対応環境である一方、一定規模のアプリケーション開発ニーズがあり、かつ、統合的で便利な環境が存在しないという観点からユニークさを発揮できると考え採択しました。




9.開発目標


  1. デバッグ機能 (デバッガマネージャ・統合開発環境のデバッグ機能)
  2. バージョン管理機能 (バージョン管理モジュール・統合開発環境のバージョン管理機能)
 その他統合開発環境の実装 (編集機能・管理機能)




10.進捗概要


 実装は予定通りすすみ、安定化作業の完了したコードの公開は三月中を予定。
  成果物のコード量は、下表のとおりです。

 

 1 Java 以外は概算




11.成果


 提案段階から制作を始めたシステムとして考えたとき、機能的に実装が間に合わなかった部分も存在するものの、Webシステムにおける課題である運用段階を含めたライフサイクルをカバーするシステム構築のためのプラットフォームを、データベースへの連結問題を含めてよく構築し得たものであると感心する。
 提案者の命名による成果物であるRemote APache IDE は、プロトタイプレベルとして必要十分な機能を提供し得ている。

 

 

 

 コードは
 http://www.mobirus.com
 にてプロジェクト完了後も公開。



12.プロジェクト評価


 当プロジェクトは、提案段階から作成を開始したプロジェクトであったため、未踏として与えられた開発期間で、実装上の困難を克服しアルファレベルのコードを作成し得た点はすばらしい。
 ただし、システムの性格上、ベータレベルの運用試験を経た後でなければ細かな実装上の課題や安定運用上の問題も明らになりにくいという課題がある。
 ソフトウェア作成体制の構築に関していえば、奥氏は、自身の会社を運営しながら平行して未踏プロジェクトに対するリソースを裂き、チームをまとめ上げるという課題をよくこなしている。

 



13.今後の課題


 機能的には利用者からのニーズが高いアプリケーションであるため、ベータレベルの運用試験において一定の評価をうけ、また、指摘された問題に関しては迅速に対処していくことが出来るかどうかが課題となるだろう。その際、もっとも必要なのはビジネス的な継続体制を構築できるかどうかになると考えられる。


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