
KNOPPIXのホスティング環境をつくるための手段としていくつかの提案が含まれていたが、本期間内にいくつかの手段は他のオープンソース開発者によって似たようなものも実装されてしまった。ある意味、着眼点がよかったので同じようなことを試みようとした人が世界にはいたということになるのだろう。
UserModeLinuxを使うKNOPPIXを開発し、WAN対応ファイルシステムを利用してネットワークブートの実現可能性、実用性が確認できたのは評価できる。外部への発表、情報発信は積極的におこなっており、KNOPPIXの普及にかなり貢献している。
今のところクライアント側にまずインストールしておくべき環境を構築すること自体にまだ手間がかかっているために、目標としていた手間をかけずにFree
Softwareのアプリケーションを試すことができる環境にはまだ至っていないと思う。
ScrapBook UMLやcoLinuxなどとの協調、連携を今後うまくすすめていけばそういった目標に近付いていけるだろう。それが実現できれば実用度も高いものになると思われる。

|