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~STAMPの本質を理解してさらなる有効活用を~

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社会基盤センター

「STAMPガイドブック ~システム思考による安全分析~」の公開
~STAMPの本質を理解してさらなる有効活用を~

2019年3月29日公開
独立行政法人情報処理推進機構
社会基盤センター

概要

 様々なモノがつながるIoT(Internet of Things)システムでは、互いのつながりが複雑化するため、想定外の事故を招く危険が増すと考えられます。それに対応する有効な考え方として、複雑で大規模なシステムの安全性向上に寄与する「STAMP」に対する関心が高まっています。IPAでは、これまで公開してきたSTAMPに関するガイドブックの第4弾として「STAMPガイドブック ~システム思考による安全分析~」を公開しました。

背景・目的

 これまでIPAでは、STAMPに基づく分析手順を理解するためのガイドブックとして、以下の3冊を公開しています。

 今回公開したガイドブックは、分析手順のみにとどまらず、STAMPの背景にあるシステム理論の中心的考え方「システム思考」への理解を深め、STAMPをより効果的に活用するための参考にしていただくことを目的としています。

本書の特徴

 本書は、システム思考の解説に加えて、システム思考が活かされた具体的なSTAMP分析事例を紹介しています。そのため、STAMPとシステム思考の関係、そしてシステム思考の効用を理解する上で役立ちます。

想定読者

 複数の製品やシステムがつながって構成されるIoTシステムなどの開発に携わる方や、その中でも特に安全分析を担う方を対象としています。

本書の内容

以下の内容で構成されています。

  • 「システム思考に基づく安全分析の本質」・・・システム思考の一般的な説明と安全分析との関係の解説
  • 「STAMPの効果的な活用事例と解説」・・・システム思考が活かされたSTAMP分析事例の紹介
  • 「STAMP/STPA演習教材」・・・STAMP/STPAを習得するための教材の紹介
  • 「システム思考によるこれからの安全」・・・レジリエントなセキュリティの解説

脚注

  • STAMP (Systems-Theoretic Accident Model and Processes) は、マサチューセッツ工科大学のNancy Leveson教授が提唱したシステム理論に基づく安全分析の考え方。STAMPに基づく分析手法は、システムの構成要素単体ではなく、それらの相互作用に着目してハザード要因を考える点に特徴がある。主な手法には、システムの開発段階の安全設計に使うSTPA(Systems-Theoretic Process Analysis)と、事故発生後に原因を分析するCAST(Causal Analysis using Systems Theory)がある。

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