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~近年の開発実態に即した統計データを公開~

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社会基盤センター

「ソフトウェア開発データ白書2018-2019」の発行
~近年の開発実態に即した統計データを公開~

2018年10月11日
独立行政法人情報処理推進機構
社会基盤センター

概要

 近年、ソフトウェアの社会システムへの適用領域の拡大に伴い、ソフトウェア開発における信頼性、生産性向上に対するニーズは、ますます高まっています。これらのニーズに対応するためには、技術者の経験と勘に頼った方法ではなく、実際のプロジェクトデータに基づき、見積もりや開発計画策定、さらには開発プロセスの改善を行う定量的なプロジェクト管理が必要です。こうした状況の下、IPA 社会基盤センターでは、エンタプライズ分野のソフトウェア開発データを収集・分析し、その結果を開発プロジェクトの参考として、組織や企業が横断的に活用できるように取りまとめた「ソフトウェア開発データ白書(以下データ白書)」を、2005年から発行しています。

 今回、その最新版である「ソフトウェア開発データ白書 2018-2019」を発行しました。過去14年間に収集したデータの経年推移を分析すると、「信頼性は向上するも、生産性は低下」(*1)という傾向が見られました。この傾向は、ソフトウェアの大規模化・高度化など、ソフトウェア開発を取り巻く環境の変化が起因していると考えられます。
 そこで、今回のデータ白書では、近年の開発状況に即した統計値の参照を可能にするため、従来の累積データ全体を用いた分析を見直し、直近6年間分の開発データに絞り、分析した結果を掲載しています。

 さらに、プロジェクト数の多い、3つの業種(金融・保険業/情報通信業/製造業)を対象に、本編の分析項目と同一の分析を行った業種編を発行するとともに、各書籍のPDF版、及びデータ白書掲載の図表の元データを公開しています。

ソフトウェア開発データ白書の主な特徴と活用方法

  1. データ白書を外部ベンチマーク(*2)として活用することにより、プロジェクト計画立案時の参考や、プロジェクト計画の妥当性を確認することができます。

  2. データ白書での分析方法や結果を参考にすることで、自社の強み、弱みを知り、組織の成熟度に応じた定量的管理を適切に進めることが可能となります。
ソフトウェア開発データ白書 2018-2019
  • 2004年から蓄積した業種全体の開発データ(4,564件)の主な要素の経年推移のグラフを掲載。
  • 収集データのプロファイルや、ベンチマークとして使用できる基本的項目(工数、工期、規模、生産性、信頼性等)について、直近6年間のデータ1,475件から算出した分析結果を掲載。

  • <活用方法>
    業種全体での分析結果に基づくベンチマークキング(*3)
ソフトウェア開発データ白書 2018-2019業種編3種(金融・保険業/情報通信業/製造業)
  • 本編と同等の基本的項目(工数、工期、規模、生産性、信頼性等)について、直近6年間のデータ1,475件から、業種ごとに算出した分析結果を掲載。

  • <活用方法>
    自社のプロジェクトの条件と近い業種の分析結果に基づくベンチマーキングや、他の業種との比較。
グラフデータ(Excel形式)
  • データ白書に掲載されている図表の元データをExcel形式で公開。

  • <活用方法>
    図表を任意の形に編集するなど、利用目的に合わせた様々な分析や、図表上に自社のプロジェクトデータをプロットし、比較することで、自社の立ち位置の確認など。
※各書籍の構成や詳細は、書籍購入ページをご参照ください。

PDF版ダウンロード

ダウンロードの際に簡単なアンケートのご協力をお願いしています。
(アンケート入力後にダウンロードのリンクが表示されます)
※ダウンロードにはIPAの利用者登録(ログイン)が必要です。
※ダウンロードいただいた方には、後日、利用状況に関するアンケートを送付させていただきます。
  「ソフトウェア開発データ白書 2018-2019」、業種編3種(PDF版)及びグラフデータのダウンロード

書籍版の購入

「ソフトウェア開発データ白書 2018-2019」、業種編3種の購入は各書籍ページよりご確認ください。

脚注

(*1)
    経年推移とその分析結果は、下記資料をご参照ください。
    「ソフトウェア開発データが語るメッセージ2017」を公開 ~ソフトウェアの信頼性は向上するも生産性は低下傾向~
(*2)
    ベンチマーク:特定のITプロジェクトのパフォーマンスが、組織内外のITプロジェクトと比較して どのレベルに位置するかを評価するため、比較対象として利用する組織内外の参照情報。
(*3)
    ベンチマーキング:良い成績を収めているプロジェクト群と比較し、それらのやり方(開発プロセス、マネジメント・プロセス、組織の特性等)を参考にして、自組織の業務改善及び組織の改善を進めること。

本件に関するお問い合わせ先

IPA 社会基盤センター
産業プラットフォーム部 コネクテッドインダストリーズグループ
E-mail: コネクテッドインダストリーズグループ