2019 Xトラック トラックXの応募課題 トラックXにはたくさんのゼミがありますが、そのうちの X-I 言語自作ゼミ X-II 暗号化通信ゼミ X-III データベースゼミ X-IV リバースエンジニアリングゼミ に応募する場合は、以下のゼミ別の設問をよく読んで、自由記載解答欄に回答を書いてください。 ================================================================================ X-I 言語自作ゼミ [問1] あなたのプログラミングスキルを確認したいので、今までに開発したことがあるものを教えてください。 どんな言語を使ってどのくらいの行数を書いたのかも教えてください。学校の課題で作ったものは除外して ほしいですが、卒業制作などの大作であれば書いてもらっても構いません。もし、「え、そんなこと言ったら 今までに作ったと言えるものがないよ」と焦ったら、今からでもいいので3日くらいかけて何か作りましょう。 そしてそれを紹介してください。・・・この設問は、あなたのプログラミングスキルがおおよそわかればいいので、 今まで作ったものをすべて説明する必要は全くありません。代表的な3〜5作程度で十分です。 [問2] http://essen.osask.jp/?seccamp2019 をよく読んで、その上で、このゼミで何を開発したいと思っているのかを教えてください。 この問への回答は重視するので、できるだけ詳しく書いてください。どういうものが作りたいのか、なぜ作りたいと思うのか、 それは(ゼミでの指導さえあれば)あなたに作れそうなものなのか、そういうことがわかるように書いてあると助かります。 [問3] その他、アピールしたいことがあれば自由に書いてください。この欄は空欄でも構いません。 ================================================================================ X-II 暗号化通信ゼミ [問1] 暗号化通信は戦争において非常に大きな役割を果たします. 実際, 第二次世界大戦中にはEnigmaのような様々な暗号が開発されては解読されていました. そこで, このEnigma暗号が解読された経緯を可能な限り詳細に書き出してみてください. また, なぜこの暗号は解読されるに至ったのかを考察してください. [問2] 暗号化通信プロトコルのさきがけとして有名なものの一つにDiffie-Hellman鍵交換アルゴリズムがあります. このプロトコルは上述のEnigma暗号やその他の従来の暗号化通信に用いられた技術とは決定的に異なる性質を持っています. それは現在公開鍵暗号と呼ばれる技術であり, 今日の暗号化通信技術には欠かせない技術になっています. (1) このDiffie-Hellman鍵交換アルゴリズムとはどのようなアルゴリズムかを解説してください. 余裕があれば, その攻撃についても考察してください. (2) 問1で触れたEnigma暗号の解読は, Diffie-Hellman鍵交換アルゴリズムを用いることで阻止できますか. 考察し, 理由を書いてみてください. [問3] あなたが今回このゼミで開発したいと思う暗号化通信プロトコルについて, 詳細を述べてください. [問3 注意点] * 本当に, どうしても, 応募期限ギリギリまで考えてもわからないところがあれば, そこはわからないと書いてよいです. わからないことは恥でもなにもありません. ゼミ中に解決していきましょう. * 論文やRFC等, 参考にしたものがあればそれは参考文献として書いてください. ================================================================================ X-III データベースゼミ 以下の設問 (1)(2)(3)(4) に回答してください. (1) あなたの好きなプログラミング言語について,どんなところが好きなのか教えてください. (2) トランザクション処理やそれに関する技術のどんなところに興味を持ったのか教えてください. (3) 次の (3a)〜(3f) の中から 2 つ選んで説明してください. たくさん時間をかける必要はありません(目安はひとつにつき 5?20 分くらい). 調べる過程で分かったことだけでなく,分からなかったことや疑問に思ったことも書いてください. 参考にした書籍や Web ページの情報があれば全て書いてください. (3a) ACID (atomicity, consistency, isolation, durability) について. (3b) データ構造としての Hash table と Tree の違いについて. (3c) Write-ahead Logging (WAL) について. (3d) Serializability について. (3e) キャッシュメモリについて. (3f) 永続(不揮発)ストレージについて. (4) 何かアピールしたいことがあれば自由に書いてください.この欄は空欄でも構いません. ================================================================================ X-IV リバースエンジニアリングゼミ [問1] 今までにリバースエンジニアリング(分解や解析など)した経験を好きなだけ語って下さい。対象はソフトウェアやハードウェアに限定しません。 [問2] あなたが今一番リバースエンジニアリング(分解して仕組みが知りたい)したいものを紹介して下さい。 [問3] 以下の技術用語について解説してください。またどのようなところで使われているかも述べてください。 「UART」「JTAG」「SPI(Serial Peripheral Interface)」「I2C(I-squared-C)」 [問4] 安全なファームウェアアップデートとは何ですか? もし、それができると攻撃者はどのような攻撃ができますか?事例などもご存知であれば合わせて紹介してください。 [問5] 何か他にアピールしたいことがあれば、自由に書いてください。誤ったことを書いていても減点はしません。書いておきたいことはなんでも書いてください。