HOMEIPAについて新着情報プレス発表 コンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況【2011年5月分】

本文を印刷する

IPAについて

プレス発表 コンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況【2011年5月分】

2011年6月3日
独立行政法人情報処理推進機構

 IPA(独立行政法人情報処理推進機構、理事長:藤江 一正)セキュリティセンターは、2011年5月のコンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況をまとめました。
URL: http://www.ipa.go.jp/security/txt/2011/06outline.html

■「 パスワード ぼくだけ知ってる たからもの 」(今月の呼びかけ)について

 今年4月から5月にかけて、1億件を超えるIDやパスワードを含むアカウント情報漏えい事件などが発生しました。該当するサービスの利用者は、漏えいしたアカウント情報を不正に使用される“なりすまし”(不正アクセス)を防ぐため、パスワードの変更といった対処が求められています。

 今までも“なりすまし”の被害は発生していましたが、今回は漏えいした情報の量が多いため、IDやパスワードを他のサービスでも使い回ししていた利用者の情報が含まれている可能性も高く、その場合、それらのサービスにおいても“なりすまし”をされ、被害が拡大する可能性があります。

 大手のウェブメールサービスのアカウント情報を盗もうとするフィッシングの手口も横行しており、IDやパスワードを使い回ししていると、同様に被害拡大の原因となり得ます。

 オンラインサービスでは、“なりすまし”をされた場合、金銭的な被害等を受ける危険があり、これを防ぐためには、パスワードの作成や管理に十分な注意が必要です。オンラインサービスで利用するIDやパスワードは、それを悪用しようとしている者に常に狙われていることを意識し、適切に管理してください。

 内容は(1)IDやパスワードを使い回すことの危険性、(2)なりすまし対策の基本、で構成しています。詳細は添付資料をご参照ください。

 *フィッシング(Phishing): 正規のウェブサービスや金融機関など実在する会社を装ったメールを利用して偽のウェブページに誘導し、それを見た利用者 の ID やパスワードなどを詐取しようとする行為のこと。

■ コンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況[2011年5月分]
1.コンピュータウイルス届出状況

(1)ウイルス届出状況

 5月のウイルスの検出数(※1) は、約2.3万個と、4月の約2.6万個から11.4%の減少となりました。また、5月の届出件数(※2) は、1,049件となり、4月の1,138件から7.8%の減少となりました。

※1 検出数 : 届出にあたり届出者から寄せられたウイルスの発見数(個数)
※2 届出件数 : 同じ届出者から寄せられた届出の内、同一発見日で同一種類のウイルスの検出が複数ある場合は、1日何個検出されても届出1件としてカウントしたもの。
・5月は、寄せられたウイルス検出数約2.3万個を集約した結果、1,049件の届出件数となっています。

 検出数の1位は、W32/Netsky約1.5万個、2位はW32/Mydoom約5.6千個、3位はW32/Autorun約0.7千個でした。

(2)不正プログラムの検知状況

 5月は、パソコン内に裏口を仕掛けるBACKDOORや、別のウイルスを感染させようとするDOWNLOADERといった不正プログラムが増加傾向となりました。

2.コンピュータ不正アクセス届出状況(相談を含む)

(1)不正アクセス届出状況

 5月の届出件数は7件であり、そのうち何らかの被害のあったものは6件でした。

(2)不正アクセス等の相談受付状況

 不正アクセスに関連した相談件数は55件であり、そのうち何らかの被害のあった件数は14件でした。

不正アクセスの届出および相談の受付状況
(3)被害状況

 被害届出の内訳は、侵入4件、なりすまし2件でした。

 「侵入」の被害は、サーバの脆弱性を突かれてサーバ内に不審なファイルを置かれて、データベース内の情報を盗まれたものが1件、ウェブページが改ざんされていたものが3件(内、フィッシングに悪用するためのコンテンツ設置1件)でした。侵入の原因は、バージョンが古かったものが1件、脆弱なパスワード設定が1件、アクセス制限の設定ミスが1件でした(他は原因不明)。
 「なりすまし」の被害は、フリーのウェブメールサービスに何者かにログインされてメールを勝手に送信されていたものが1件、オンラインサービスに何者かにログインされてアカウントごと削除されていたものが1件でした。

3.相談受付状況

 5月のウイルス・不正アクセス関連相談総件数は1,640件でした。そのうち『ワンクリック請求』に関する相談が519件(4月:455件)、『偽セキュリティソフト』に関する相談が3件(4月:6件)、Winnyに関連する相談が5件(4月:13件)、「情報詐取を目的として特定の組織に送られる不審なメール」に関する相談が8件(4月:1件)、などでした。

IPAで受け付けた全てのウイルス・不正アクセス関連相談件数の推移

 *合計件数には、「不正アクセスの届出および相談の受付状況」における『相談(d)計』件数を内数として含みます。

プレスリリースのダウンロード

本件に関するお問い合わせ先

IPA セキュリティセンター 加賀谷/宮本

Tel: 03-5978-7591 Fax: 03-5978-7518 E-mail:電話番号:03-5978-7591までお問い合わせください。

報道関係からのお問い合わせ先

IPA 戦略企画部広報グループ 横山/大海

Tel: 03-5978-7503 Fax:03-5978-7510 E-mail:電話番号:03-5978-7503までお問い合わせください。