IPAトップ>ソフトウェア
開発関連>オープンソースソフトウェア活用基盤整備事業
>「学校教育現
場におけるオープンソースソフトウェア活用に向けての実証実験」成果
>実験成果 株式会社三菱総合研究所
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プロジェクトの目的
システムのコスト削減やソフトウェアの先進性、透明性、高いセキュリティなど の観点から、オープンソースソフトウェア、なかでもLinuxオペレーティングシ ステムを利用した電子政府の実現が近年、注目されている。その意図は官公庁の みならず、教育現場でのコンピュータ利用形態にも同様に当てはまる。
しかしながら、Linuxのデスクトップ端末としての利用は現在注目を浴びつつあ る段階であり、デスクトップ向けLinuxの普及はまさに今これからといったとこ ろである。そのため本プロジェクトでは、Linuxオペレーティングシステムでも 既存PCと同様に利用可能であることを検証することが目的である。具体的には、 現在既につくば市で導入・利用されている共同学習システム「スタディノート」 や種々のオンラインコンテンツの利用、インターネットを使った調査などの授業 を実施する。また、つくば市立並木小学校では教員が教材作成などの事務処理に もLinux PCを利用する。
教育現場でLinuxを利用するメリットは主に次のようなものである。
(コストメリット)システムのライセンス料やソフトウェアの定期的なバージョンアップなど、既存 システムの持つ潜在的な保守コストをオープンソースソフトウェアの採用により 削減することが可能である。システムの保守に対して大きな予算を確保すること が困難であることが多い教育現場では、オープンソースによる教育システム構築 はコストメリットの点で高い効果がある。
(特定ベンダに依存しない教育用ソフトウェア環境)また、とくに教育環境においては、特定ベンダの製品に縛られたコンピュータ利 用は問題が多い。既存のコンピュータ基本ソフトウェアベンダは将来のユーザ層 獲得を見込んで教育現場の囲い込みをこれまで重視してきたが、教育の公平性を 考慮すれば、特定ベンダによる囲い込みの排除は大きな課題といえる。
(オープン・スタンダード理解の第一歩)先に挙げた利点以上に、標準化や、いわゆる「オープン・スタンダード」につい ての理解を深める意味でも、教育現場において早い時期からオープンソースソフ トウェアに触れる機会を与える意義がある。本提案において実施する実証実験で はひとつのモデルケースを提示する。その結果としてオープンソースソフトウェ アによる公正なコンピュータ利用を全国の教育現場に波及させることを、本提案 の趣旨とする。

