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2002年度

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2002年度 次世代ソフトウェア開発事業 公募結果


情報処理振興事業協会




採択プロジェクト一覧



2002年度の公募では88件の応募から18件の採択プロジェクトが決定しました。
分野 PM 提案件数 採択件数 詳細
モバイル系基盤ソフトウェア
ヒューマンインタフェース分野
須田 達也 PM
カリフォルニア大学 情報コンピュータ科学部 教授
26 詳細
デジタル情報流通
コンテンツ分野
安田 浩 PM
東京大学 国際・産学共同研究センター 研究部 教授
42 詳細
高信頼・高安全ソフトウェア
セキュリティ分野
佐々木 良一 PM
東京電機大学 工学部 情報メディア学科 教授
詳細
高信頼・高安全ソフトウェア
ソフトウェアの信頼性・生産性向上分野
米澤 明憲 PM
東京大学大学院 情報理工学系研究科 教授
14 詳細



採択プロジェクト概要



○ヒューマンインターフェース分野(須田 達也 PM)
テーマ名 IDタグとP2Pネットワークを用いた分散型情報共有技術の開発
(提案時テーマ名「時空間タグにより実世界とリンクされた超流動分散コミュニティ技術の開発」)
開発者代表 株式会社 日立製作所
開発戦略ペーパー 開発戦略ペーパー
PM評価 This is a very good project. New concepts such as “time-space tags” are being proposed. The proposed subject area and goals are important, and if successfully completed, this project will produce significant results. A key to the success of the project (and thus, the success of the jisedai program) is the development of well thought out business models for the proposer company and also for the mobile phone and common career companies. Experimentations should also be emphasized, and the proposer should consider and implement full scale experiments, not just a toy and small scale experiments. In addition, small devices (such as mu-chips that the proposer company has developed) and various otherarchitectural options (including centralized and distributed, and server based and non-server based) should be full considered and accommodated in the project.
These are, in fact, the condition for the funding of this project.
テーマ名 ウェアラブルセンサを用いた健康情報システム
(提案時テーマ名「バイタルケアネットワークシステム」)
開発者代表 特定非営利活動法人 ウエアラブル環境情報ネット推進機構
開発戦略ペーパー 開発戦略ペーパー
PM評価 This is a very good project. The proposed subject area and goals are important, and if successfully completed, this project will produce significant results. In this program director’s mind, the key to the success of the project (and thus, the success of the jisedai program) is the experiments to be carried out in this project.
This program strongly suggests that the proposers consider and implement a full scale experiments, not a toy and small scale experiments. This, in fact, is the condition for the funding of this project. This program director also strongly encourages that the project emphasizes and adds the following aspects.
Futuristic small devices
Communication and networking aspects for small devices
Development of business models
These are also conditions for the funding of this project.
The proposer should also provide a list of clear description of what software will be developed in this project.
テーマ名 遺伝子情報利用、次世代創薬情報システムの開発
(提案時テーマ名「バイオインフォマティクスを利用した、次世代創薬ナレッジ統合プラットフォームの開発」)
開発者代表 新日鉄ソリューションズ株式会社
開発戦略ペーパー 開発戦略ペーパー
PM評価 This is a very good project. The proposed subject area and goals are significantly important, and if successfully completed, this project will produce huge impact. A key to the success of the project (and thus, the success of the jisedai program) is the careful consideration of the application domain (i.e., medical/medicine) and its unique and specific requirements on the system design. In addition, the team that will work on the proposed project requires much stronger background in the applicationdomain (i.e., medical/medicine), and acquiring such background is also a key to the success of the project. The project cannot be a development of database integration; the project truly should integrate application domain (medical/medicine) and also should expand to include creation of knowledge for new medicine.
These are, in fact, the condition for the funding of this project.
This program director also would like to strongly suggest that the project emphasizes networking and distributed aspects.
テーマ名 JAVA技術によるプラットフォームに依存しないネットワークゲームインフラの開発
(提案時テーマ名「モバイル情報端末におけるワイヤレスネットゲームインフラの研究開発」)
開発者代表 サイバーステップ株式会社
開発戦略ペーパー 開発戦略ペーパー
PM評価 This is a good project. Basic development has already been done on a PC platform, and the porposer needs to port the software to PDAs. It is feasible, and the subject area (games) is an important area. A down side of this project is that the target platform is PDAs, which may or may not gain popularity in the future. If the project has focused on the functionality of the future “would-be” mobile phone platform and other possible future platforms, this project would have received much higher rating. Nonetheless, this is an interesting and useful project. This program director, thus, recommends that the project adds a new subproject to address the down side mentioned above.


○コンテンツ分野(安田 浩 PM)
テーマ名 コンテンツ流通管理統合プロジェクト
開発者代表 財団法人 京都高度技術研究所
開発戦略ペーパー 統合した各提案の詳細は下表に示す。
PM評価
テーマ名 技術・技能伝承のためのマルチモーダルナレッジオーサリングソフトウェアの開発
開発者代表 株式会社 東芝
開発戦略ペーパー 開発戦略ペーパー
PM評価 採択
オーサリングの自動化を狙ったもので新規性が高いため。開発にあたって現実のオーサリング活動を記録し、意味解析を自動的に行う技術の開発が鍵となる。本年度はこの部分に限ってプロジェクトを進める。
テーマ名 利用者に最適なサービスを提供するプロバイダ自動選択システムの開発−レイヤ7サービス・スイッチの開発−
(提案時テーマ名「レイヤ7サービス・スイッチの開発」)
開発者代表 日立INSソフトウェア株式会社
開発戦略ペーパー 開発戦略ペーパー
PM評価 採択
誰もが安心してネットワークサービスを享受できるようにする方式として次世代性があると認められる。ただし、利用者の要求内容、利用者特性情報およびサービス特性情報を利用者の要求時にマッチングし、最適なプロバイダを選択する機能と、ワークフローの制御方式を取り入れ、複数のコンテンツ・サービスを連携するインテグレータ機能の実現が鍵となる。本年度はこの部分に絞って開発を行う。
テーマ名 Content Finger Printingに基づくディジタルコンテンツ2次不正流通時の著作権保護技術に関する研究開発
(提案時テーマ名「CoFIP(ContentFingerPrinting)に基づくディジタルコンテンツ2次不正流通時の著作権保護技術に関する研究」)
開発者代表 マイルストーン株式会社
開発戦略ペーパー 開発戦略ペーパー
PM評価 採択
ディジタルコンテンツ2次・3次流通時の不正コピー抑止を効果的に行い著作権保護に資する技術であり、独創性が認められ次世代技術の可能性があるため。最も重要な音響に関わる技術が未検討であり、この部分の成否が全体の鍵であるので本年度は音響技術に関する部分のみのプロジェクトで採択する。
テーマ名 増殖型デジタル3Dコンテンツを生成するためのネットワーク共同構築支援システムの開発
(提案時テーマ名「自己増殖型デジタル3Dコンテンツを生成するためのネットワーク共同構築支援システムの開発」)
開発者代表 有限会社 アントラッド
開発戦略ペーパー 開発戦略ペーパー
PM評価 採択
本案件は未踏ソフトウェア事業で実施した案件の継続に相当する。提案者には、高速・軽量な物理計算エンジンなど、提案する仮想空間を実現するために必要な基本技術を開発するだけの技能を十分に有しているということが認められた。未踏ソフトウェア事業を基礎に、高度なスクリプティング機能、リアルタイム力学計算等の技術を用いることでリアリティの高い、従来と質的に異なり新規性の高い仮想空間が開発されるだろうと期待される。サンプルワールド作成を意図通りに行う時間はないと思われるのでこの部分は縮小する。
テーマ名 高度なビジュアル表現技術に対応したクリエータ育成支援ソフトウエアの開発
開発者代表 西日本電信電話株式会社
開発戦略ペーパー 開発戦略ペーパー
PM評価 採択
クリエータ養成の新しい教育システムの可能性大であるため。すでに静止画については形になっているため、動画添削に関わる部分とネット家元制度(名前変更中)の可能性にのみ限定して、プロジェクト開発を行う。

●「コンテンツ流通管理統合プロジェクト」における各提案の内容
テーマ名 次世代型デジタルコンテンツ流通プラットフォーム“イマージュ京都”の開発
開発者代表 財団法人 京都高度技術研究所
開発戦略ペーパー 開発戦略ペーパー
PM評価 採択
CID-RAを大枠とするコンテンツ流通管理機構の構築においてデジタルアーカイブを活用する流通管理に新機軸が期待できるため。ただし、他にも類似の構想(CID-RAを大枠とするコンテンツ流通管理機構の構築)があるのでコンテンツ流通管理統合プロジェクト化する。
テーマ名 ユビキタス時代のダイナミックなコンテンツ検索手法の開発
開発者代表 新日鉄ソリューションズ株式会社
開発戦略ペーパー 開発戦略ペーパー
PM評価 採択
CID-RAを大枠とするコンテンツ流通管理機構の構築においてメタデータを活用する流通管理に新機軸が期待できるため。ただし他にも類似の構想(CID-RAを大枠とするコンテンツ流通管理機構の構築)があるのでコンテンツ流通管理統合プロジェクト化する。
テーマ名 デザインデータ流通支援システムの開発
開発者代表 株式会社 インターネット総合研究所
開発戦略ペーパー 開発戦略ペーパー
PM評価 採択
CID-RAを大枠とするコンテンツ流通管理機構の構築において課金方式に関し従来概念を一新する新機軸が期待できるため。ただし、他にも類似の構想(CID-RAを大枠とするコンテンツ流通管理機構の構築)があるのでコンテンツ流通管理統合プロジェクト化する。
テーマ名 MPEG-n/IPMPとMPEG-21/DIIの融合による新著作権保護システム
開発者代表 有限会社 エスパリエ
開発戦略ペーパー 開発戦略ペーパー
PM評価 採択
CID-RAを大枠とするコンテンツ流通管理機構の構築においてMPEG標準を活用する加入者管理に新機軸が期待できるため。ただし、他にも類似の構想(CID-RAを大枠とするコンテンツ流通管理機構の構築)があるのでコンテンツ流通管理統合プロジェクト化する。
テーマ名 超高精細アーカイブシステムにおける著作権管理および閲覧システムソフトウェアの開発
開発者代表 株式会社 エヌ・ティ・ティ マーケティングアクト九州
開発戦略ペーパー 開発戦略ペーパー
PM評価 採択
CID-RAを大枠とするコンテンツ流通管理機構の構築において高精細画像コンテンツの流通管理に新機軸が期待できるため。ただし、他にも類似の構想(CID-RAを大枠とするコンテンツ流通管理機構の構築)があるのでコンテンツ流通管理統合プロジェクト化する。
テーマ名 ユビキタス時代に対応したデジタルコンテンツ配信におけるユーザの使用権管理ツールの研究開発
開発者代表 株式会社 メロディーズ&メモリーズグローバル
開発戦略ペーパー 開発戦略ペーパー
PM評価 採択
CID-RAを大枠とするコンテンツ流通管理機構の構築において流通管理に関わる契約形式に新機軸が期待できるため。ただし、他にも類似の構想(CID-RAを大枠とするコンテンツ流通管理機構の構築)があるのでコンテンツ流通管理統合プロジェクト化する。


○セキュリティ分野(佐々木 良一 PM)
テーマ名 印刷文書の改ざん検証ソフトウエアの開発
開発者代表 沖電気工業株式会社
開発戦略ペーパー 開発戦略ペーパー
PM評価 セキュリティとして重要な分野を扱っている。電子の特徴と、紙の持つ特徴をうまく利用した優れたアプローチでありコンピュータ出力の改ざんを検知するのに限らず広い分野での利用が期待できる。また、本開発により実用化の促進が期待できる。
テーマ名 複数認証子による音声認証システムの開発
(提案時テーマ名「声紋を利用した複数認証子によるバーチャルカード認証システム」)
開発者代表 オムロンソフトウェア株式会社
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PM評価 セキュリティの重要な分野であるヒューマンクリプトに対するオーソドックスなアプローチであり、技術課題も適切に絞り込まれている。実用化への意欲が見え、本開発により実用化が促進されると期待できる。
テーマ名 個人情報保護を目的とした属性証明による認証システムの開発
(提案時テーマ名「個人情報保護を目的とした属性証明による権限管理基盤の研究開発」)
開発者代表 株式会社 東芝
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PM評価 セキュリティならびに次世代ソフトとして解決しなければならない課題を扱っており、個人情報保護のために、属性証明書とグループ署名を使うというアプローチは合理的なものと考えられる。また、利用範囲も広がる可能性があり、本開発により実用化の促進が期待できる。
テーマ名 個人情報を保護する匿名P2Pネットワーク基盤の開発
(提案時テーマ名「個人情報の保護と活用を両立する情報通信プラットフォームの開発」)
開発者代表 有限会社 ニーモニック セキュリティ
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PM評価 現状認識とニーズの把握は適切であり、部分的に魅力的なアプローチもあるが、従来技術とあまり効果が変わらないと考えられる部分もある。したがって、匿名P2Pネットワーク技術などを中心にして実施すべきだと考える。その際、匿名であることにより逆の不正が生じないように配慮して開発を進めることを採択の条件とする。


○ソフトウェアの信頼性・生産性向上分野(米澤 明憲 PM)
テーマ名 再利用性の高いJava-XMLリポジトリを用いた次世代ソフトウェア変更環境の開発
(提案時テーマ名「Java-XMLリポジトリを用いた次世代ソフトウェア変更の共通基盤的支援環境の開発」)
開発者代表 株式会社 ピクト
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PM評価 (総合評価)
技術的にはしっかりした提案であり、プロジェクトアドバイザの協力があれば、開発は問題なく実現できるであろう。オープンソースで開発成果を公開した後の展望については、ソフトウェア工学やプログラミング言語の研究者向けのツールとして、ある程度の利用が予想されるが、一般のソフトウェア開発者の利用は当面見込めないであろう。
一般のソフトウェア開発者が利用するレベルを目指すなら、統合開発環境へと発展させることが必須であり、その際には、オープンソースに限ってもEclipse NetBeans などの強力なライバルが存在するので、大きな努力を要するであろう。
(評価コメント)
先進性と実現可能性がある程度バランスしており評価できる提案であるが、機能、性能、使いやすさ等についてできるだけchallengingなものを実現してほしい。
テーマ名 レンダーファームによる3次元アニメーション制作ソフトウエアの開発
開発者代表 エヌテクノロジー株式会社
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PM評価 (総合評価)
技術的な意味での先進性には若干疑問が残るが、グリッドのビジネスモデルを考案することは、今後の産業の発展にとって非常に重要である。
そういう意味では、この種のチャレンジには意義があるように思われる。
ただし、レンダリングサービスは成功を約束されたビジネスとは言い切れない。
今後、グリッド向けの技術開発とビジネスモデル・プランの両面で、かなりの努力を要するであろう。SSS−PCの具体的な応用例として、提案の実現を注意深く見守りたい。
(評価コメント)
今後SSSーPCの開発者である松本氏のとの連携を深め、特徴あるシステムの開発を期待したい。
テーマ名 モデル駆動型ソフトウェア開発方法論によるソフトウェア開発支援システムの開発
(提案時テーマ名「モデル駆動型ソフトウェア開発方法論によるソフトウェア開発支援システムの開発と実用化」)
開発者代表 株式会社 エヌ・ティー・ティー・データ
開発戦略ペーパー 開発戦略ペーパー
PM評価 (総合評価)
世界的に注目を集めている分野であることは間違いないので、是非、優れた開発環境を構築して欲しい。ただし、非常に競争の厳しい分野でもあるので、他のツールとの差別化にもっと力を入れる必要がある。たとえば、OMG の Web ページにはMDA関連ツールが既に28件も掲載されており、今後も数が増えることは必至であろう。このような状況でどうやって特徴を出すか、真剣に考えないと埋没する可能性がある。
(評価コメント)
競争が激しい分野であるので、特徴ある機能と使いやすさを重視してレベルの高いシステムを是非実現してもらいたい。
テーマ名 組織内およびインターネット上の遊休PCを用いた大規模並列計算のためのミドルウェア
開発者代表 独立行政法人 産業技術総合研究所
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PM評価 (総合評価)
提案者の過去の実績から考えて、提案された成果物が得られることはほぼ確実である。また成果物がフリーなソフトウェアとして公開された場合、利用者が現れることも期待できる。確実ではないが、かなりインパクトのある利用形態が生まれる可能性もある。
適用可能なアプリケーションの範囲があまり広くない点、Entropia が提供しているレベルのコンサルテーションや管理ツールが期待できない点などに若干の不安は残るが、応用があることは間違いない。また、ビジネスへの展開を考えた場合には、Entropia 等との差別化が難しいだろう。
提案書や発表では触れられていなかったが、省電力化などの今後の傾向との整合性も検討しながら進めて欲しい。
(評価コメント)
開発努力の傾注の仕方によっては、同種の先行システムである米国Entropia社のそれを抜くことも可能であるので、是非頑張って欲しい。






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