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情報セキュリティ

「ウイルスセキュリティ」および「ウイルスセキュリティZERO」におけるセキュリティ上の弱点(脆弱性)に関する注意喚起

最終更新日 2008年8月12日
掲載日 2008年8月12日
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 独立行政法人情報処理推進機構(略称:IPA、理事長:西垣 浩司)は、「ウイルスセキュリティ」および「ウイルスセキュリティZERO」におけるセキュリティ上の弱点(脆弱性)に関する注意喚起を、2008年8月12日に公表しました。
 この脆弱性は、細工された圧縮ファイルをスキャンした場合に、当該製品の機能が停止してしまうというものです。 悪用されると、ウイルスが検知できなくなってしまうため、ウイルスに感染しやすくなる可能性があります。
  対策方法は「製品開発者が提供する最新バージョンにアップデートする」ことです。

1.概要

 ソースネクスト株式会社が提供する「ウイルスセキュリティ」および「ウイルスセキュリティZERO」はウイルス対策ソフトです。

 「ウイルスセキュリティ」および「ウイルスセキュリティZERO」はファイルのスキャン処理において圧縮ファイルの取扱いに問題があり、サービス運用妨害(DoS(*1))状態となるセキュリティ上の弱点(脆弱性)が存在します。この弱点が悪用されると、「ウイルスセキュリティ」および「ウイルスセキュリティZERO」のスキャン処理が停止し、以降ウイルスが検知できなくなってしまうため、ウイルスに感染しやすくなる可能性があります。

 最新情報は、次のURLを参照下さい。
http://jvndb.jvn.jp/contents/ja/2008/JVNDB-2008-000050.html

 本脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき、2008年3月11日に次の報告者からIPAが届出を受け、有限責任中間法人 JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)が製品開発者と調整を行ない、2008年8月12日に公表したものです。
  報告者: (株)フォティーンフォティ技術研究所 鵜飼 裕司 氏

2.脆弱性による影響

 細工されたファイルを何らかの方法(メール添付、ウェブ上からのダウンロード、ファイル交換ソフトなど)で取得したユーザのコンピュータ上で、当該ファイルが「ウイルスセキュリティ」および「ウイルスセキュリティZERO」にスキャンされた場合、スキャン処理が停止します。以降ウイルスが検知できなくなってしまうため、ウイルスに感染しやすくなる可能性があります。

「ウイルスセキュリティ」および「ウイルスセキュリティZERO」におけるセキュリティ上の弱点(脆弱性)に関する注意喚起

3.対策方法

 対策方法は「製品開発者が提供する最新バージョンにアップデートする」ことです。

4.本脆弱性の深刻度

(1)評価結果

本脆弱性の深刻度 □ I(注意) ■ II(警告) □ III(危険)
本脆弱性のCVSS基本値   4.3  

(2)CVSS基本値の評価内容

AV:攻撃元区分 □ ローカル □ 隣接 ■ ネットワーク
AC:攻撃条件の複雑さ □ 高   ■ 中   □ 低  
Au:攻撃前の認証要否 □ 複数 □ 単一 ■ 不要
C:機密性への影響
 (情報漏えいの可能性)
■ なし □ 部分的 □ 全面的
I:完全性への影響
 (情報改ざんの可能性)
■ なし □ 部分的 □ 全面的
A:可用性への影響
 (業務停止の可能性)
□ なし ■ 部分的 □ 全面的

注)■:選択した評価結果
AV:AccessVector, AC:AccessComplexity, Au:Authentication,
C:ConfidentialityImpact, I:IntegrityImpact, A:AvailabilityImpact

5.参考情報

(1)「情報セキュリティ早期警戒パートナーシップ」について

 ソフトウェア製品及びウェブサイトの脆弱性対策を促進し、コンピュータウイルスやコンピュータ不正アクセス等によって、不特定多数のコンピュータ(パソコン)に対して引き起こされる被害を予防するため、経済産業省の告示に基づき、官民の連携体制「情報セキュリティ早期警戒パートナーシップ」を整備し運用しています(図5-1参照)。

 最新の届出状況は 「脆弱性関連情報に関する届出状況(プレスリリース)」 を参照下さい。

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図5-1.「情報セキュリティ早期警戒パートナーシップ」の基本枠組み

『脚注』

(*1)Denial of Service。サービス不能。詳細は、次の「セキュア・プログラミング講座 C/C++言語編 第4章 不測の事態対策 サービス不能状態対策」を参照下さい。
http://www.ipa.go.jp/security/awareness/vendor/programmingv2/contents/c302.html

本件に関するお問い合わせ先

独立行政法人 情報処理推進機構 セキュリティ センター(IPA/ISEC) 山岸/渡辺
Tel:03-5978-7527 Fax:03-5978-7518
E-mail: 電話番号:03-5978-7527までお問い合わせください。

報道関係からのお問い合わせ先

独立行政法人 情報処理推進機構 戦略企画部 広報グループ 横山/大海
Tel:03-5978-7503 Fax:03-5978-7510
E-mail: 電話番号:03-5978-7503までお問い合わせください。

更新履歴

2008年8月12日 掲載