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情報セキュリティ

脆弱性関連情報取扱い:脆弱性関連情報の調査結果

最終更新日 2007年8月20日

独立行政法人 情報処理推進機構
セキュリティセンター

本資料は、JVNで公表した「JVN#72225922:『Apache Struts』において Validator による入力値検査が回避される脆弱性」について解説するものです。

概要

「Apache Struts」は、The Apache Software Foundation が提供している、ウェブアプリケーション開発支援のためのフレームワークです。

「Apache Struts」には、外部からの入力値を検査する Validator と呼ばれる機能があります。この機能を実装したウェブアプリケーションは、あらかじめ想定された値だけを受け取ることができます。

「Apache Struts」1.2.8 以前のバージョンの Validator には、細工されたリクエストにより、入力値検査を回避されてしまう問題があります。このため、 Validator を実装しているウェブアプリケーションが、想定外の入力値を受け取ってしまう可能性があります。

「Apache Struts」の利用者は、最新バージョンにアップデートしてください。

最新情報は、JVN#72225922 を参照してください。

「Apache Struts」において Validator による入力値検査が回避される脆弱性

影響

Validator を実装しているウェブアプリケーションが、予期せぬ動作を起こす可能性があります。ウェブアプリケーションの実装にもよりますが、想定外の値がデータベースに登録されたり、潜在する別の脆弱性(SQL インジェクション、クロスサイト・スクリプティングなど)があった場合、これを悪用されてしまう可能性があります。

本脆弱性の深刻度

(1)評価結果

本脆弱性の深刻度 □ I(注意) ■ II(警告) □ III(危険)
本脆弱性のCVSS基本値   5.0  

(2)CVSS基本値の評価内容

AV:攻撃元区分 □ ローカル □ 隣接 ■ ネットワーク
AC:攻撃条件の複雑さ □ 高 □ 中 ■ 低
Au:攻撃前の認証要否 □ 複数 □ 単一 ■ 不要
C:機密性への影響 
(情報漏えいの可能性)
■ なし □ 部分的 □ 全面的
I:完全性への影響
(情報改ざんの可能性)
□ なし ■ 部分的 □ 全面的
A:可用性への影響
(業務停止の可能性)
■ なし □ 部分的 □ 全面的

注)■:選択した評価結果
AV:AccessVector, AC:AccessComplexity, Au:Authentication,
C:ConfidentialityImpact, I:IntegrityImpact, A:AvailabilityImpact

(3)注意事項

  深刻度が低くても、対策をしなくてよいということではありません。本ソフトウェアの利用者は必ず脆弱性対策を実施して下さい。

更新履歴

2007年8月20日 脆弱性の深刻度評価をCVSS v2へ移行
2007年3月8日 本脆弱性の深刻度を追記
2006年4月26日 掲載